あしたが変わるトリセツショー声&喉のアンチエイジング術を見て
何気なくつけっぱなしのテレビを見ていると、声と喉についての番組が流れていました。
脳梗塞を起こしたとき、私は嚥下障害を起こしてしまい、1年かけてのリハビリの計画が作られました。
嚥下のリハビリはすぐに始まりましたが、最初は紙コップに水を入れてストローを使ってブルブルと息を吐くだけでした。
ぼんやりとした頭で、それに効果があるのか疑問に思ったものです。
その時の私は水一滴も飲めませんでした。
そうした緊急の状況にも関わらず、どこか能天気な私に、看護師さんからきつい一言がありました。
「あなたは自分が思っている以上に深刻な状況です」
と言われ、夜も寝れなくなりました。
唾一滴
私は紙コップとストローでは時間がかかると思い、昔声楽を習った時の発声法を声を出さず、横になった状態で続けました。
すると、唾が一滴、喉にストン!と落ちたのです。
今日のテレビで声楽家と一般の方のレントゲン図が出ていました。
私は声楽の道に進むことはなかったものの、声楽の先生に教わったことが本当に良かったと今更ながら思います。
レントゲン図を見て、真夜中の秘密の特訓が役立ったと感じました。
ゼリーから離乳食みたいなものへ
唾が一滴喉を通った翌日、そのことをお医者様に伝えました。
救急車で運ばれ、入院してから食事なし点滴6本でしたが、食事時間にゼリーを出してもらうことになりました。
そのゼリーも最初は半分も飲めませんでしたが、そのうち一本飲めるようになり、少しずつ離乳食のような流動食に食事が変わりました。
一ヶ月でおかゆまで進めました!
嚥下のリハビリの先生は非常に驚き、何があったのかと尋ねてきましたが、真夜中の秘密特訓だったので言えませんでした。
ただ、
「私は食い意地があるのでね!」
と意味不明なことを言ってしまいました。
ストロー発声法
私はストロー発声法をそんなものと思っていましたが、元気になった今、
もう一度試してみようと思います。
先日、偶然にも合唱サークルに復帰しました。
声が出る喜びを再び感じました。
録画したものを改めて見直そうと思います。
今は元気になり、時間もあるので焦ることはありません。
ストローでぶくぶく息を吐いてみようと思います。
年齢的に喉も老いていきます。偶然良いものを見れたと思いました。