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理系女子大生なのに定量的に考えられない昔の話

これは夜中に書いたものなので、理系っぽくない情緒的な部分が大きくなっているかもしれないです。そんな文でもOKだよって人だけ読んでください。

わたしは元々自分のことを話すのが得意ではないため、心のうちを誰にも話せず、ただ悶々と考えてしまうタイプ。だからこのnoteで消えない思いを消化できたらいいなと思って書きました。全部ノンフィクションです。
ははは。

超絶暇な人だけ読んでください。






じゃあ、お互い頑張ろうね

そう言って手を振って、お互いに背を向けたまま別れた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

かっこいい男の子が塾にいた。
あー今日もかっこいいな、そう思いながら勉強をするけど正直かっこいいことしか頭に入ってこない。

実を言うと成績も伸び悩んでいるし、部活動も引退試合が近いのになんか調子悪い!うあー。恋愛…?そんなことを考えている場合ではなかったのかもしれない。

いつしかその子とチューターが同じことに気づいた。
え?!わたしチューター越しにあのかっこいい男の子と喋ってるってことじゃん激アツすぎ!!
そんなJKらしい気持ちを胸に歩いていたある日。

ねえねえ!

そう肩を叩かれて話しかけられた。え?がち?
その子と同じ電車だったのだ。
紆余曲折あってLINEを聞かれた気がするけど、スマホがすぐ出てこなくて、ごめん携帯持ってなかった涙とか意味わかんないことを抜かしてしまった。

じゃあ来週ね!

うわー爽やか、うざいくらい爽やか。モテる男は断られるなんて選択肢ないんやな、と思いながらも次週になるのを待ちきれなかった。

そして次週。ラインを交換した。
正直わたしはラインが嫌いなタイプだったので、素っ気なかったのか、すぐにご飯行こう!って流れになった。

向こうは共学で、私は女子校だったので共学生活についてべらべら聞いた。本当に楽しかった。
共学の友達居なかったし、他の世界を知った気がして。

なんやかんやあったんだろうけど、何も覚えていない。とんとん拍子に話が進み、デートすることになった。

ごはんは個人的にデートカウントじゃなかったのだが、映画に誘われた瞬間、アレ?と違和感を感じたのを強く覚えている。わたし、受験生じゃなかったっけ…

受験生(高2の秋)だから学校の帰りだけね!
そんなこんなで制服デートをすることになった。
内心、心配(恋愛については何も考えていなくて、受験生なのにこんなことしてていいのか)しかなかったが、そんな心配は映画によって吹き飛ばされた。

今でもよく覚えている。 
約束のネバーランドを見て、感動しすぎて号泣した。泣いた顔が見られないように、トイレに行って、よく目を確認して、適当な顔で戻ってきたところまで。

正しくなれないが主題歌で。
その時の自分にぴったりだった。

そのあとは映画の感想とか言い合った。
確かスタバで私が飲み物溢したんだけど、すごい紳士に拭いてくれたところまで覚えている。

あのパン屋変じゃない?

そんな話で盛り上がったような気がする。
わたしは元々電車賃をケチるタイプなのもあり、歩いて帰ろうとしたら送ってくれた。
ありがとね、言い忘れちゃったよ。

その時に写真を撮りたいって言われて、撮って、告白されて…

一度断った。なんか帰り道謎の号泣してた。
どうしたんやお前。
今でも、言葉にしようとするとあまり上手くまとめられない。付き合うということを重く捉えすぎていたからかな。

その次の週にもう一度考え直したらな…みたいな感じで流れで付き合った。

付き合うことにした帰り、エスカレーターを降りる途中で、

俺、受験終わったら絶対約ネバ全部見るわ、楽しみ

と言ってくれていた。
その時わたしの頭の中には、あ、そっか。
受験終わっても一緒にいるかもしれないのか。
みたいな、本当に好きなのかわからない感情に苛まれていた気がする。

あれ?

なんか恋愛も勉強も部活もしているのに全部身が入らない。あれれ。

リスニングしているはずなのに、気づいたら文が終わっている。

部活で後輩指導しているはずなのに、気づいたら後輩が変わってる。

かといって彼氏と居ても特段何を思うこともない。

これは恋の病なのか…?何もできない。

そういえばさっき、部活の話をしてたじゃん。そこに戻るんだけど。

そんな心理状態にも関わらず、引退試合から2個前の試合くらいで、わたしは結果を残すことができた。
私がシードでいい位置に居たこと
団体戦の立ち位置が私の場合、固体化されていて団体戦での重要度に変化のない立ち位置だったことによって、他の子よりも心理的不安が少ない状態だった。
そのおかげでプレッシャーに強く、練習時より結果を出すタイプだった。
他の子の悩み(エースや、ギリギリで団体戦出場できた/できなかった勢)とかも聞いて、顧問の話も聞いて、後輩の指導もして、部活の中では特に役立つ立場にいた。いわば中間管理職。

その試合の約2週間後、部員全員が集められた。

引退試合の団体戦メンバー発表か〜

わたしはわくわくとかなかった。
永遠の2番手として確実な勝利を掴むタイプだったから。

しかし、エースポジションで私の名前が呼ばれた。

え???????????

困惑したのは私だけでない。
元々エースの子が1番困惑していた。
顧問は私の6年間の熱意や周りへの態度、そして結果を評価してくれて、引退試合では私がエースポジションに立つことを決めたのだ。
元々エースだった子には泣かれた。
〜ちゃんは実力もあるし、それ以上のものがあるんだよ、、。
そう言って去られた。

残されたわたしは唖然とした。
え?待って。皆は部活の練習に励んでいるけど…私の頭の中は恋愛と虚空だよ。

私は試合のことを考えるべきなのに…
私は練習に集中するべきなのに…
付き合わないで勉強、部活に集中するべきなのに…
皆んなの想いを抱えてまっすぐ立つべきなのに…

そうやって私は自分をべき論で潰してしまったのかもしれないし、単に恋の病だったのかもしれない。

付き合ってしばらくして、彼氏とは上手くいかなくなった。想いをうまく伝えられないのだ。頭の中がぐるぐるしてしまう。話すことがなくなった。話さなくなっていった。ずっと優しかった。ほんとうにありがとう。
私と会えて良かったって言ってくれたのに、私は言い返したか覚えてない。私も本当にそう思ってるよ。

じゃあ、お互い頑張ろうね

そう言って手を振って、お互いに背を向けたまま別れた。

別れてもしばらくは悲しくなかった。
時々、ああ漫画みたいな別れ方したなって思う。1回振り向いたんだけど向こうはスタスタしてたから、そのままの足で自分の家に帰ったけど。振り返ってたらまた違ったのかなとか。

その後は、恋愛を抜いて、今まで通り部活、勉強に集中できないことに悶々としていた。

ある日、団体戦に出れなかった人の話を聞いてしまった、しかも他の団体戦メンバー(ギリギリで団体戦出場が決まった子)に相談される形で。

結局あの子がいるなら無理じゃんうちら。
結局顧問のお気にだからね〜

別に普段からそうだった。普段からそう思われていたのは知っていたはずだった。

引退試合ってこともあって、私に相談してくれた子は重く捉えちゃったんだろう。

気にしなくていいよ。私から見ても貴方の実力はあるし、練習も誰よりも熱心にやってる。練習だけじゃなく勉強もやってる。
やることをやれていることに自信を持って。

そう、その子に言って元気付けた気がする。

あれ。私も私にその言葉、言えるのかな。
急に身体が重くなった気がした。

塾でナンパされた。断った。
チッ、自意識過剰ワロタって言われた。
そんなこと、よくあることだしもはや追い込まれていて私の対応が酷すぎた説もある。

あれ。私の考え方が悪いから色々うまくいかないのかな。
また急に身体が重くなった気がした。

友達にナンパとか囲われの悩みを話した。
顔がいいならいいじゃないって言われた。
そうなのかな。まあそうなのかな。

あれ。私って外面しかよくないのかな。
また更に身体が重くなった気がした。



そんな日が続き、勉強も部活も更に頑張れなくなった。自分を責めるようになってしまった。

なんでリスニングこんなに聞き取れないの!?
なんで英語こんなに読み飛ばしてるの!?
なんでこんなに部活中上の空なの!?
なんで今までできた技ができないの?!

そう思ううちに、恋愛についても責めるようになってしまった。
なんでもっと大切にしなかったの!?
なんで受験前なのに付き合っちゃったの!?
なんでもっと話さなかったの!?

今ならわかる。できないことだったんだ。
やるべきこととできないこと、は被り得る、それだけのことだった。

なんで、が、もっとこうすれば良かったに変わって。永遠に反省を続ける日々になった。反省するのにパワーを使いすぎて、その次のdoに移れなかったんだ。

顧問にも相談した。新たにポジションを変えることはリスキーだと。
でも結局、顧問は私にbetしてくれた。した。
ありがとうございますと、虚空みたいな感情で忙しくて、自分の気持ちの整理が追いつかず、説明もできず、影では泣くことしかできない日々だった。

プレッシャーに強いから平気さ。

顧問と元々エースだった子は私にそう言ってくれたけど。そんなこと無いんだ。みんなのおかげでプレッシャーの少ない立場に居ることができて、結果を出せていただけで。


引退試合の日になった。
私はプレッシャーのせいか、首を寝違えた。笑

人生長いけど、その日だけ、確かに首を寝違えた。その日以外は寝違えたことがない。

朝起きて、天井を見て、起きられなくて、絶望して、涙を流したのを今でもずっと覚えている。

とりあえず行動と思って、涙を拭き、応援してくれる親と朝ご飯を食べて何もなかったかのようにいってきまーすと言って試合会場へ向かった。

電車では試合前皆の前で泣けない分泣いた。手帳がしわしわになった。一生あの手帳は開きたくないね。捨てられないでいるんだけどね。

顧問に相談した結果、私がそのまま試合に出ることになった。寝違えのことは言わずに。

出た。

大事なとこでぎりぎり負けちゃった。

そのあと泣いた。かつてないくらい泣いた笑
後輩にごめんすぎる〜ってくらい泣いた。
そのあとも皆に気を使わせた気がする、ありがとよー?

私って意外と泣くんやな、プレッシャーに弱いんやな、冷静にほうれん草(感情面抜きの事実伝達)はできるんやな、とか色々学んだ。

そのあとそのことを引きずりすぎて、
他人に何か相談されても自分の不幸自慢をしちゃって、更にそんな自分を責めるという負のループに入った。あれは抜け出しにくいねぇ?
そんな時があったのにまだ友達でいてくれる人たちには感謝しかないかも。

そのあとは受験へのダッシュで気を紛らした。
随分楽になったけど、大学生になってから、その苦しみが反動で来たりして、情緒不安定だった。



だからUTSU猫になったのかもしれない。



ちなみに今でも後悔しているのは
元彼に頑張ってね、なんて言うんじゃなかった。
頑張らなくても、何してても大好きだよ、そう伝えれば良かったな。



こんな振り返りはもう終わらせて、

そろそろUTSU猫はね、始動します☆彡



寝るのもよし、働くのもよし、noteを書くのもよし。自由だ~~

皆さん頑張りすぎには注意してくださいね。
疲れていたらゆっくり休んでくださいね。


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