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【リサーチ】Z世代の夏のレジャー事情。誰とどこへ行く?夏の一番の楽しみは?

花火大会、海水浴、バーベキューと、夏はアウトドアイベントが目白押し。Z世代は夏のレジャーを誰とどこで楽しむのでしょうか。今回は、Z世代を中心とした若い世代がどのように夏のレジャーを満喫しているか調査しました。

<調査対象>
15~34歳の男女513人(男性172人、女性341人)
<調査実施期間>
2024年06月24日~07月01日
<調査方法>
インターネット調査


お祭り、花火、旅行……今年の夏、最も楽しみな予定は?

Q1 今年の夏の予定はありますか?


Q2 今年の夏はどんなことをする予定ですか?


今年の夏の予定があるか聞いてみると、「はい」と答えた人が66.3%に達しました。特に、男性15歳~24歳、女性15歳~19歳の75%以上の人は、予定があると答えています。多くのZ世代にとって夏のイベントは欠かせないものとなっていそうです。

また、どんなことをする予定か聞くと、「お祭りへ行く」「花火大会へ行く」と答える人が多く、夏ならではのイベントは若い世代にも人気であることが伺えます。

Q3 Q2の予定で最も楽しみな予定はどれですか?


「国内旅行をする」が21.5%と、一番楽しみにしている予定であることが分かりました。コロナ規制緩和後に国内旅行の動きが活発化していますが、夏に国内旅行をするという動きが定番化する可能性がありそうです。反対に、円安の影響も後押ししてか「海外旅行をする」と答えた人は8.5%に留まっています。

女性15歳~19歳、男性20歳~24歳は「花火大会へ行く」が最も楽しみと答えた人が多く、今年の夏も、各所の花火大会が盛り上がりを見せそうです。

夏のレジャー、情報収集の方法や予算感は?

Q4 夏のレジャーを行いますか?


Q5 夏のレジャーはいつ頃から計画を立てることが多いですか?


夏のレジャーを行うかどうかについての結果は半数に割れました。花火大会やお祭りといったイベントは参加するけれどレジャー計画は立てていない、という人もいるようです。

夏のレジャーを行う予定の人に、いつ頃から計画を立てるか聞いてみると、「2~3か月前から」の人が32.3%と最も多い回答になりました。「1年前から」「半年前から」と答える人も一定層いるため、夏のレジャーに関するプロモーションは2~3か月前からから始めても決して遅くないといえます。

Q6 夏のレジャーの情報はどこで収集することが多いですか?


「個人のSNS」(36.2%)、「旅行サイト」(32.3%)、「テレビ」(29.9%)、「企業のSNS」(27.2%)に票が集まりました。

「【リサーチ】Z世代の日焼け対策」とは対照的に、「個人のSNS」「友だち/家族の意見」といった消費者起点の情報と、「企業SNS」「旅行サイト」「テレビ」という企業起点の情報をどちらも収集していることが分かります。レジャーの情報収集においては、マスメディアや企業側が発信する情報も十分に参考にされる可能性が高そうです。

Q7 レジャーに1回行くときのおおよその金額感を教えてください


全体では「10,000円~30,000円未満」と答えた人が最も多く、その次は「5,000円~10,000円未満」に票が集まりました。Z世代でもほぼ同じ傾向で、レジャーにもある程度の予算をかけるようです。キャンペーンのプレゼント金額を設定する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

何が必要?夏のレジャーのお悩みや必須アイテム

Q8 夏のレジャーで困ったことはありますか?


夏のレジャーに関する困りごとを聞いてみると、「人ごみが多い」「熱中症や暑さで疲労する」「日焼けをする」を選ぶ人が多く集まりました。

例年35度以上の猛暑日が続いているため、暑さによる疲労は、夏のレジャーで切っても切れない困りごとといえるでしょう。「熱中症対策」という訴求文言を使われる方も多いかもしれませんが、「暑さによる疲労対策」も訴求文言の一案になるかもしれません。

また、Z世代に注目すると、男性15歳~24歳の中にも、「汗などでメイク崩れする」「湿気などでヘアスタイルが崩れる」を困りごとに挙げている人が見られます。メンズ美容業界で汗や湿気によるヘアメイク崩れの訴求はまだ少ないですが、一定の需要はありそうです。

Q9 夏のレジャーに持って行くものは何ですか?


「日焼け止め」「タオル」「日焼け防止グッズ(帽子、日傘、アームカバーなど)」に票が多く集まる結果となりました。Q8でも日焼けの悩みを答える人が多かったことから、日焼け対策グッズは必需品となっていそうです。女性15歳~19歳、女性30歳~34歳は50%以上の回答が集まっていることから、年代に関係なく日焼けを気にする人は多いといえます。

また、暑さによる疲労や熱中症対策のためか、「冷却グッズ(ネッククーラーなど)」や「ハンディファン」を持ち物に挙げる人も多く、特にハンディファンは、女性15歳~19歳は51.2%が持っている結果に。家電量販店やバラエティショップでも豊富な色やサイズが販売されており、身近な存在になっているようです。

旅行のキャンペーン、魅力的なプレゼントは?

Q10 旅行に関するキャンペーンに参加したことはありますか?


「いいえ」と答えた人が63.2%と、「はい」を上回る結果となりました。SNSや企業サイトで旅行に関するキャンペーンは多数開催されていますが、まだまだアプローチの可能性があります。特に、Q3の結果からも分かるように、「国内旅行」のニーズは高まっているので、広告やプロモーションなどアプローチ次第で多くの参加者獲得に繋がりそうです。

Q11 魅力的だと思う旅行キャンペーンの賞品は何ですか?


一番多かった回答が「ホテルや旅館の宿泊券」、続いて「クオカード・商品券」「旅行サイトの割引券」という結果になりました。国内旅行を楽しみにしている人が多いことから、宿泊券や割引券など、旅行がお得になる賞品は需要が高そうです。

一方、「特産品や地域のおみやげ」が、商品券や旅行サイトの割引券とほぼ同数獲得していることも注目ポイントです。地域プロモーションの一環として、特産品やおみやげのプレゼントキャンペーン実施は有効といえます。

リサーチ結果のポイント

夏のレジャー事情について、以下にポイントをまとめました。

1. 夏のイベント需要は高く、特に国内旅行を楽しみにしている
2. 夏のレジャーの計画は2~3か月前に立てている
3. 「暑さ疲労」「日焼け」対策アイテムは外せない
4. キャンペーン賞品は「旅行で使える割引券」と「特産品」が人気

長期休暇のある夏はイベントやレジャーを満喫するZ世代が多く、2~3カ月以上前から予定を立てている人が過半数を超えています。暑さによる疲労や熱中症、日焼けなどのお悩みはありつつも、対策グッズを準備してイベントを楽しんでいるようです。また、コロナ規制緩和と円安傾向が続く中、国内旅行の需要は確実に高まっているため、キャンペーン賞品などで大いに参考になりそうです。

電通プロモーションプラスでは、Z世代をターゲットとしたプロモーションの企画・実施やZ世代との共創のサポートをおこなっております。お気軽にお問い合わせください。

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