
自分軸 vs 他人軸:あなたはどちらで生きていますか?
近年、多くの人々が口にするようになった「自分軸」。SNSや自己啓発本などを通じて、自分軸の重要性が声高に語られるようになりました。では、そもそも自分軸とは何なのでしょうか? そして、他人軸との違いは何でしょうか?
自分軸とは? 他人軸とは?
自分軸とは、他人の評価や意見に振り回されることなく、自分の価値観や目標に基づいて行動することです。自分が本当にやりたいこと、大切だと思うことを優先し、主体的に人生を歩むことを指します。
強みは、 興味関心に基づいた仕事を選ぶため、高いモチベーションを維持し、成果に繋がりやすい傾向にあります。弱みとしては、周囲との協調性を重視する仕事では、自分の意見を押し通しすぎてしまう可能性があります。
一方、他人軸とは、周りの人々の期待や評価を基準に行動することです。周囲に合わせたり、比較したりすることで、自分の意見や気持ちを抑え込んでしまう傾向があります。
強みは、 周囲との関係を円滑にし、チームワークを促進しやすい傾向にあります。弱みは、自分の意見を言わないので、何を考えているのか他者に伝わりにくいです。

自分軸で生きる人とは、自分軸を他人軸より優先する人です。
AとBの2つに分けると、
A:他人軸を意識しながら自分軸を優先する人
B:他人軸を無視して自分軸を押し通す人
に分けられます。
Aは仕事ができるビジネスパーソン
Bはわがままビジネスパーソンです(これが私)
他人軸で生きる人とは、他人軸を自分軸より優先する人です。
同じく2つ分けると、
C:自分軸はあるけど他人軸を優先する人
D:自分軸がないから他人軸で生きる人
C:気遣い上手、世渡り上手のビジネスパーソン
D:意見を持たないイエスマンです。
私は自分軸で生きるタイプ
会社員の時、マイペースまこさんと呼ばれていました。組織や上司の指示になかなか従わず、自分オリジナルの発想で行動してしまう、ちょっと厄介者の会社員である一方、特殊な成果も出して認められるタイプでした。
会社員ですので、一般的には場の雰囲気や空気を読むことや、同調圧力に屈した方が、会社員としては上司や同僚からの受けは良いものです。イエスマンこそが出世するのはいつの時代も常です。
自分の個性を押し殺して仕事をすることにかなり苦痛を感じてはいましたが、会社員としての順応性を身に付け、猫をかぶって仕事をしていたのを思い出します。
他人軸で生きる人
その時、仕事の辛さを、同僚に漏らすと、他人軸で働いている人は、もともと自分を持っているものが少ないのか、苦痛を感じていないようでした。上記のDタイプです。
私はそんな同僚たちが、てっきり演技をしているのかと思っていたのです。上記のCタイプと思っていたのです。つまり、自分の意見を控えて相手に合わせていると思っていました。 しかし、Dタイプの自分軸の少なめ、あるいは、自分軸がない人というのは、他人軸で動くことの方が楽なように感じているようです。
Dタイプの人に、自らの意見を求められたり、「あなたならどうしますか?」と聞かれる質問を極力嫌がっていました。控えめで自分の意見を言わないのではなく、そもそも自分の意見がないからですね。
Cタイプの人だと、意見を求めると、ちゃんと自分の意見を持っているので答えてくれます。
自分軸か? 他人軸か?
私は不思議でしょうがなかったのですが、自分軸中心に動くタイプの人と、他人軸中心に動くタイプの人間がいるんだということがわかってきました。
どちらが良い、どちらが悪い、という話ではなくて、それぞれの個性なんだと思います。仕事をする上でも、友人たちと会話を楽しむ上でも、2つのタイプがいることを念頭に置くことで、円滑に物事が進むことを体験しました。
問題解決の違い
私はビジネスにおいて問題解決をするのが好きでした。
現状を正確に把握するために問題点を洗いざらい出して、1番重要な課題を特定して、対策を打つ方法で困っている人に接触します。
その時、人の感情を小さく見て、結果を追い求めることで問題を解決します。問題は解決できるのですが、スピードを重視すると、感情を軽視された同僚からは嫌な感情を抱かせてしまいます。
看護師をしている友人と人が困ったときの対処について話し合ったことがありました。友人は「まず寄り添うこと」、「困っている人を中心に近くにいて、話を聴くことと」言っていました。
私は寄り添うだけでは問題解決にはならないのではと質問したら、彼女にとっては自分軸で問題を解決するよりも、相手軸で気持ちを和らげてあげることが心地が良く、自分の個性を生かした問題解決だと言っていました。
なるほど!
この場合、どちらが適切かは相手によるんだと思いますが、ロジックで攻めるビジネスにおいては、自分軸で攻める問題解決型が適していますが、マインドやメンタルから来る問題解決においては、相手軸に寄り添い型のアプローチの方が有効な場合が多いようです。
彼女は、他人軸に合わせているように見えましたが、それ自体が自分軸なんですね。彼女の思いは寄り添うことだからです。相手に合わせることが他人軸ではないことに気づきました。
まとめ
今日の記事は、「自分軸」と「他人軸」の違いについて自分の意見を書いてみました。
自分軸の人は、高いモチベーションで仕事に取り組む一方で、周囲との協調性を欠く場合もあります。他人軸の人は、周囲との関係を円滑にする一方で、自分の意見を言えない場合があります。
どちらが良い悪いではなく、それぞれの個性であり、状況によってどちらの価値観が有効か変わってきます。
重要なのは、自分の価値観を理解し、状況に合わせて柔軟に使い分けることです。
関連記事↓
いいなと思ったら応援しよう!
