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自分なりの半身浴

半身浴の目的

半身浴には、色々な目的があります。

ダイエット目的

半身浴にはカロリー消費量をアップさせる効果が期待できます。花王と北海道大学の研究によると、1回の半身浴で平均約50kcalのエネルギーを消費(軽い歩行運動に相当)することが分かりました。また半身浴の継続により、基礎代謝量が1日当たり200kcal(軽いジョギング20分程度)増加するという結果も得られています。つまり半身浴を継続すれば、運動をしなくてもジョギング20分に相当するカロリーを自然に消費できるようになるということです。

デトックス目的

半身浴をすると、体の芯まで温まって、汗が出やすくなります。
じっくり温まってたっぷり汗をかくと、体の老廃物が排出されやすくなり、デトックス効果が期待できるでしょう。

自律神経を副交感神経優位に持っていくという目的(リラックス法)

半身浴は、自律神経が整いやすくなる効果も期待できます。理由は、半身浴をしながらゆったり過ごすと、副交感神経が優位になるためといわれています。

内臓の働きを高める目的

半身浴は、血行改善効果があります。
血行が良くなれば、肩こりや疲労感の軽減、冷え性の改善や内臓機能の向上にもつながります。特に内臓機能の冷えは、疲れやすさや免疫機能の低下につながり、下痢や便秘になりやすいなどさまざまな健康問題を引き起こす原因となるので、入浴によって温めることが大切です。またエネルギーを作り出す筋肉の動きを鈍らせるため、基礎代謝が低下し、太りやすい体になってしまうでしょう。

入眠導入目的

半身浴によって副交感神経が優位になれば眠りにつきやすく、睡眠の質を向上させることにもつながります。ただし睡眠の前にスマートフォンなど刺激になるものを見ると、せっかく優位になった副交感神経の働きが阻害される可能性があるため控えましょう。また体温が下がるときに入眠しやすくなるので、就寝する2~3時間前に入浴するのがおすすめです。

筆者が半身浴をする主目的がこれです。以上のような効果が色々ある訳ですが、充実した生活を送るためには、質の高い充分な時間の睡眠が1番です。

半身浴の方法

「半身浴」とは、みぞおちから下のみを湯船に浸けて入浴する方法です。
半身浴をする際は、みぞおちから上は濡らさず、腕も浴槽から出しておきます。

水位の調整方法

みぞおちから下という高さが意外に作り出しにくいのです。温泉やスーパー銭湯の段で座ると丁度、みぞおちの下辺りまでお湯に浸かることになります。

しかしながら、自宅でそういう環境を作り出すのは意外に難しかったりします。例えば正座してお湯に入ると丁度良い場所に来ますが、かなり疲れるので逆効果です。楽に半身浴をするには、お風呂のイスを用いるのが一般的かと思います。実は最大の盲点がここにあります。家庭用のお風呂のイスは、高さが25cm、22cmが標準です。これだとお腹の下にしかお湯が来ません。色々と探したのですが、ニトリに20cmのものがありました。でもこれでもダメでした。

そこにたまたまダイソーで子ども用入浴イスを見つけました。これは高さが17cmなのでびったりです。欲を言えば16cm位だとより良いのですけれども。

高さは座高にもよるので座高の高い人なら20cmでも大丈夫かもしれません。

半身浴の適切な方法

半身浴は、単純にみぞおちより下をお湯に浸けて入浴したら良いわけではありません。

温度はぬるめに設定する


38°Cから40°Cが適温とされています。

胸から上は濡らさない

半身浴をするときは、胸から上の頭や肩、腕は濡らさないようにしてください。
一度濡らすと、汗をかきにくくなるため、半身浴の効果が得られにくくなります。

浴室に入ったときに掛かり湯をする方も、肩からはかけずに半身浴をしましょう。

半身浴の目安時間

半身浴は、20~30分を目安に浸かると良いといわれています。それは、ジムでのエアロバイクやトレッドミルでの運動が20分かけると有酸素運動に代わるのと関係があるのかもしれません。ただジムでは、運動にかける時間は長くても構わないのですが、半身浴は30分以上は続けないように言われています。

半身浴の注意点

水分補給をする

汗をたっぷりかく半身浴では、水分補給が欠かせません。半身浴は、水分をこまめに補給しながら行いましょう。

水分を摂らずに半身浴をすると、血液中の水分量が減ってしまい、血液の流れが悪くなって、トラブルに繋がる可能性もあります。半身浴をする際は、入浴前にコップ1杯の水を飲み、半身浴中もこまめに水分を摂るようにしましょう。

お酒を飲まない

半身浴をする前や半身浴中に、お酒を飲んではいけません。アルコールが体内にある状態で入浴すると、血流が良くなりすぎて心臓と血管に負担がかかります。

スマホを見ない

スマホを見ると、交感神経が優位になるといわれています。半身浴でリラックス効果を得たい場合、相反する交感神経を高めることで効果が得られにくくなります。

自分なりの半身浴の取り入れ方

これが意外に難しいのです。ネット検索で半身浴を調べても、メリットややり方しか書かれていないのが普通です。それでは、いつどうやって身体を洗うのが良いのでしょうか。夏や冬で当然やり方が異なりますが、具体策はどうでしょう。浴室内の温度を26°Cから28°Cに保つのが望ましいとされていますが、その環境はどうやって作り出せば良いのでしょうか。

筆者は帰宅後、シャワーで身体を洗い、充分に乾燥させ、30分位身体を冷ましてから、半身浴をします。睡眠前2〜3時間前が望ましいのなら、12時に寝るとして、9時から10時に半身浴すると良いようです。

また、半身浴は毎日すべきでしょうか?筆者は、週1〜2回で良いのではと考えています。帰宅時間との勝負ですが、ゆとりがあるなら、もう少し増やしても良いかもしれません。

半身浴の最適解は、スーパー銭湯の活用だと思います。特に冬は浴室内温度が一定に保たれているのだから、尚更効果があると思います。ただ冬は、スーパー銭湯からの帰り道で身体が冷え切ってしまう恐れがあり、防寒対策が必要です。自家用車を活用出来れば良いのだとは思いますが、筆者は自家用車を持っていません。


この記事は、自分なりの視点の他、スギ薬局、共立美容外科の記事も参考にさせて頂き、直接引用もさせて頂いています。

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