悠太郎

主な関心は、フランス文学、トランスレーション・スタディーズ、アダプテーション、海外漫画…

悠太郎

主な関心は、フランス文学、トランスレーション・スタディーズ、アダプテーション、海外漫画、古典芸能鑑賞、鉄道旅行。 放送大学(人間と文化2018年3月卒業、心理と教育2022年3月卒業、現在情報コース在学中)、卒業研究。 放送大学では、宮下志朗先生、野崎歓先生に師事。

最近の記事

Kindleの端末を比較してみた

iPad Pro 10.5 2017年購入 画面が大きいので、ZoomやYouTubeなどに使える。Kindleでは、雑誌が他の端末では見れない場合が多いのでiPadは便利。iOSではKindle書籍が買えません。Amazon機種なら端末でKindle書籍が買えます。 FIRE7 2024年購入 YouTubeにも充分な大きさ。Wi-Fi環境にあれば沢山のことが出来る。お湯につけなければ、お風呂でも使える。Kindleは雑誌より小さいものが良い。文字は小さめ。読み上げ機能が

    • アダプテーションとして生まれた小川洋子作品

      先日、ジュンク堂書店池袋本店で開催された対談を観覧しに行って来ました。作家の小川洋子さんとアニメーターの山村浩二さんのお話です。観衆は超満員でした。 興味深かったのは、小川さんが最初にあらすじだけを山村さんに渡して、それを山村さんが作画し、大勢の人の手でVRアニメ映画化され、それを元にして、小川さんが小説を書かれたということです。オタワ映画祭2023VR部門最優秀賞・アヌシー映画祭2024公式出品で、世界を席巻したVRアニメ映画から生まれた「もう一つの物語」なのです。

      • ハン・ガンノーベル文学賞受賞

        今日10月10(木)は、ノーベル文学賞授与の発表日でした。 ぼくは、紀伊國屋書店新宿本店のパブリックビューイングで、発表の瞬間に立ち会いました。 ノーベル委員会の発表者は自己紹介やノーベル文学賞の経緯や意義を述べたあと、ぽつりと受賞者は、ハン・ガン、韓国の作家です、と発表されました。 ぼくは、「ハ」のあとに「ン」が来てすぐ分かり、一番早く拍手しました。 韓国人の女性、1970年11月生まれと、ノーベル文学賞受賞者としては、かなり若い。韓国人でノーベル文学賞を取るのは彼女が初

        • 東国三社の旅

          10月5日に、四季の旅バスツアーで東国三社巡りをして来ました。この三社は、公共交通機関ではアクセスし難く、いっぺんに周ろうとしたら、バスツアー以外に選択肢はありません。 鹿島神宮、息栖神社、香取神宮の三社です。森に囲まれた厳かな鹿島神宮、小さなお社の息栖神社、祈祷に厳かさを感じ、格式の高そうな香取神宮。 最初に行きたいと思ったのが、この香取神宮なのです。ここはアクセスが難しい。また、息栖神社はその存在自体知りませんでした。鹿島神宮は比較的行き易いかな。 昔、お伊勢詣の帰

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          林家つる子さんにずっと伝えたかったこと

          昨日(2024/09/06)は、浅草演芸ホールに林家つる子さんトリの公演を見て来ました。演目は「中村仲蔵」。女房のお岸の役は彼女でなければ出来ないのは言うまでもなく、斧定九郎を演じる中村仲蔵の役もかっこ良かった。 良い「中村仲蔵」を見させて頂きました。 話は変わって、女性目線の彼女の落語ですが、彼女の女房おみつからみた「芝浜」、ぼくはかねがねアダプテーション作品だと思って来たのだけど、彼女はスピンオフ作品と言っています。スピンオフ作品とは脇役にスポットライトを当てたり、背

          林家つる子さんにずっと伝えたかったこと

          林家つる子さんによるアダプテーション

          林家つる子さんという噺家さん、所作が生々しくて良いのです。 今まで、「ねずみ」と「番町皿屋敷」を見ました。彼女の落語は聞くものではなく、見るものです。 また、彼女オリジナルの古典落語のアダプテーションが素晴らしいのです。古典落語を視点を変えて再創造するのです。 「アダプテーション」とは作品が他の表現メディアの形に置き換えられること(「原作」と同じ表現メディアにおいて形を変えて再現される場合も含む)を意味します。もっとも典型的なのは,詩や小説などの文学作品が絵画や映画,演

          林家つる子さんによるアダプテーション

          卒業論文の書き方(放送大学の場合)

          ぼくは、放送大学で3回卒業研究(卒業論文の事、以下卒研)を書いてて提出しています。その過去の経験を細やかながらご披露したいと思います。 卒業論文には日頃の意識が大切常日頃問題意識を持って、放送授業や面接授業を履修することをお勧めします。しかしながら、これらの授業はあくまでも受け身の学びです。卒業研究は、自らテーマを設定して、参考文献を読み、目次を立て論理的な文章を組み立てて行かないとなりません。 テーマの設定には過去の履修者のテーマ一覧や全文掲載(こちらは在学生が閲覧でき

          卒業論文の書き方(放送大学の場合)

          自分なりの半身浴

          半身浴の目的半身浴には、色々な目的があります。 ダイエット目的 半身浴にはカロリー消費量をアップさせる効果が期待できます。花王と北海道大学の研究によると、1回の半身浴で平均約50kcalのエネルギーを消費(軽い歩行運動に相当)することが分かりました。また半身浴の継続により、基礎代謝量が1日当たり200kcal(軽いジョギング20分程度)増加するという結果も得られています。つまり半身浴を継続すれば、運動をしなくてもジョギング20分に相当するカロリーを自然に消費できるようにな

          自分なりの半身浴

          躁うつ混合状態がツラすぎる

          躁うつ混合状態で、いい加減人生が馬鹿らしくなっていますが、とりあえずやり過ごすため、花や草のこと考えたり、それらについての本を見ています。 お友だちに教えて頂いたメンタルに関するドラマの予告編を見ました。「Shrink 精神科医ヨワイ」ですが、原作は漫画。しかしながらしっかりとした研究家であり臨床家の先生が監修し、演技指導までしている様子。違和感は否めないですが、障害の様子を垣間見させてくれているのは、好感が持てます。客観性は担保されているでしょうから。 障害を抱えている

          躁うつ混合状態がツラすぎる

          iPad帰還

          先日Zoom会議を90分やったあとで、充電しながらやっていたにも関わらず、バッテリーが10%しか残っていませんでした。本格的にバッテリーが終わりに近づいていると思ったので、アップルストア銀座に予約を取って8/15に行って来ました。普通にバッテリーレベルを調べてもらうと、まだグリーンゾーンに収まっていました(2023年1月にも似たような現象が起きたので、アップルの正規代理店のビックカメラでバッテリー交換をお願いしたのですが、バッテリー交換を引き受けられる程バッテリーは劣化してい

          林家つる子主任興行 初トリ

          こんばんは、上野の鈴本演芸場で、林家つる子さん主任興行に行って来ました。グッズも買いました。 放送大学のお友だち夫妻もご一緒でした。 つる子さんは「鼠」を演られました。表情豊かに所作も大胆に。「芝浜」みたいな再創造(アダプテーション)はなく、ストーリーとしては、何回か聞いたことのあるものからの変化はありませんでした。華のある「鼠」でした。 こういうことは言うものではないかも知れませんが、今までの女性真打さんたちと比にはなりません。大物真打ですね。既に大看板。鳩サブレがつるサブ

          林家つる子主任興行 初トリ

          生成AIとリベラル・アーツ

          「生成AIとリベラルアーツ」というテーマで、ドコモgaccoのChief AI Officerを務める石山洸さんのお話しを聞きました。 ウェビナーで1時間という枠の中で、講話半分、質疑応答半分くらいの双方向のイベントでした。 「生成AIのHow toとは異なる、幸せな社会を実装するための生成AI”を学んでみましょう」ということで、「般若心経」を生成AIを使って再解釈(アダプテーション)する実例が示されました。 「般若心経」を、宮沢賢治の詩として生成させることから始まって

          生成AIとリベラル・アーツ

          スイカ採れました

          ぼくは、趣味で家庭菜園をやっています。 早朝に、水やりや作物のケアを毎日出来るだけの時間的ゆとりがあるからです。 1週間前位から収穫出来る状態ではありましたが、少し慎重になって、今朝、今年初かつ個人史初のスイカを採りました。小玉スイカですが、直径が17cmあります。 色が今ひとつのような気がしますが、甘くて柔らかくて美味しいです。 柔らかいので、皮の真皮寸前まで食べられます。 素人がスイカ作ると、割ってみたら真っ白で、甘くも旨くもないものが出来ることがある、と脅されていただ

          スイカ採れました

          スペーシアXコクピット席に乗って来ました

          東武鉄道にスペーシアXという特別な特急列車が走り始めたとは聞いていました。 金券ショップで東武鉄道の株主優待券は買っていたので、いつか日光に行こうかと思っていました。 とりあえず、特急の時間帯を調べてみるとスペーシアXの時刻が書かれてありました。1ヶ月先の予約状況を見ると、1号車1番室[コクピットラウンジ]2440円が残っていました。時間の早いX1号ではなく、9時発のX3号でしたけれど。 多少遅い時間だったとしても行きたい場所が沢山ある訳ではないので、極端な話スペーシア

          スペーシアXコクピット席に乗って来ました

          林家つる子さんの「芝浜」

          今日国立演芸場紀尾井町ホールに行って来ました。 林家つる子さんの真打昇進披露公演です。今日が彼女の楽日です。 彼女は、女性落語家初の抜擢真打です。 彼女の活躍は色々なところで見ていましたが、実際に生で見るのは初めて。真打披露口上の時に真ん中で涙目になっている彼女にエンパシー(洞察的理解力)を感じてしまい、ぽくも涙目に。今日は楽日ということもあり、師匠の林家正蔵さんがひとこと申し上げなさいということで、開口一番ギャン泣き状態。師匠からお通夜じゃないんだから、未亡人のようなま

          林家つる子さんの「芝浜」

          「北欧の神秘」展

          今日は、野崎歓ゼミ同期生とSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘」展に行ってきました。撮影可能コーナーがあったので、何枚か撮って来ました。やはりゴールデンウィークということで凄い人出でした。 フランス絵画の影響も感じられました。 1900年前後の北欧絵画の黄金時代の作品群です。如何にも北欧という感じの絵から、フランスやその他の国々の絵画の影響を感じさせられるものもありました。 冬の北欧の悲しいまでに透明な《ストックホルム宮殿の眺め、冬》という絵にこころを奪われました。

          「北欧の神秘」展