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第43回 プライドが捨てられないのは、脳の機能障害なのかも知れませんよ…
プライドが高く、「自分が正しい」という信念のもと、自分と異なる意見や考えを認めることができない人、身近にいませんか?
加えて、その人を思うが故の、心ある人からの助言や忠告もきくことができず、自分に牙を向いた人ということで、バッサバッサと切りまくる。そしてそこでの勝ち負けに異常にこだわる。
もう、気づいた方もいらっしゃるでしょう。はい、これはASDの中のアスペルガー症候群とともに生きる人の大きな特徴です。
私達が、目の前にいる人から出る好まない言葉や行動を、その人の人間性からのものと受け止めてしまった場合は、どうしても人間関係がギクシャクしてしまいますよね。しかし“発達障害”について少しでも知識がある人は、何かピンとくるはず!その人は、持っているかもです。
それが分かっていても難しいのは当然、めんどくさいのも当然。だから私は思うのです、定形型発達(発達障害がない)の人が我慢して、理解を示してあげて、無理をする必要はないとね。優しい人ほど一生懸命理解を示し、受容してあげようとする。そしていつしか心が疲弊する。もう関わりたくないという思いになり、最終的には嫌いになってしまう。
それは、アスペルガー症候群とともに生きる人達にとって、とても悲しいことなのです。友達と思っていた人が、突然離れていくわけですからね。そしてもちろん、その理由がまったく分からない。だって“私”は何も悪いことをしていないし、“あなた”のことが好きなのですから。
それが分からないのが、典型的なASDの特徴の一つですが、でもね、だからこそ、こちらもいらぬ気を遣わなくていいんです。この人達って、自分を正当化したり、相手を追い込んだり、蔑んだりするわりには、あとを引かない、根に持たないというかトラウマにはならない。
覚えてはいるんですよ、でもね、記憶の方法が薄っぺらいので、こちらが又、ええ感じで得になることを持って近づいていったり、プラスの言葉をかけたりすると、コロッと態度が変わる。まぁ言えば単純なんです。自分に起こった出来事については、深い感情を伴った記憶ではなく、反射に近いのかなと思います。だから、”昨日の敵は今日の友”が、まぁまぁ簡単にできたりするんです。そこは長所とも言える。
だからこちらも、ケンカをしたり、少し険悪な雰囲気になったとしても、ある意味役者になって、感情を小脇に抱えて接すると、あまり腹が立たなかったり、傷ついたりしなくて済むのです。こちらも言いたいことを言った方が、意外とうまくいったりします。そして又会う時には、もう前の嫌なことは忘れたぐらいの感覚で向き合う。
嫌なことを言われたり、された場合は、その場で言ってあげることで「あっ、これはダメなんだ」という気づきになり、そこで学ぶので、脳に刷り込まれるのです。それを何回もしてあげると、こういうことは言ってはいけない、やってはいけないと分かるようになり、習慣になり得ます。繰り返して身につける、まさに練習であり訓練なのです。
ねっ、誰かと同じでしょ?
子どもと同じなんです。だからこの人達と関わらなければいけない状況に置かれている人は、そういう目で見て、接してみてください。こちらが大人になって気にしない!自分より立場が上の人でも、とにかくこちらは相手を俯瞰して、視座を上げる。
偉そうなことを言われたら、
「又、言ってる〜、私に認めてほしいんかい!」
ムカつくことを言われたら、
「アホか!言ってろ!子どもか!」
ぐらいの気持ちで見てあげてください。でもそこには、一応(笑)やさしさと思いやりがなくてはなりません。
一時的な思いで大丈夫です、心の中では、
「はいはい、がんばれがんばれ!」
みたいな軽さでいいんです。こちらが感情を揺らされないために、深く立ち入ってはいけない。他人事でいいんです。まずはこちらの心の安定と幸せがなくては、本当のサポートはできませんからね。
自分を大切にできる人こそ、人を大切にできると私は思っています。犠牲的精神や義理人情、必要以上に人に恩を感じたり、逆に着せたりは、私の美意識に反します。
時々思い出して、がんばれがんばれ!とエールを送る。風のように軽やかに…私のサポートはそうありたいと、いつも思っています。でも、毒舌は相変わらず健在ですがね(笑)
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