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自己紹介 連続起業家Tの僕が起業家になったワケその2


🐤きっかけ

連続起業家の前に、僕の人となりというか、最初の独立をしようと思ったきっかけの話をしようと思います。

■ごく普通の家庭の3兄弟

僕は関西の出身で、3人男兄弟の真ん中として育ってきました。
長男ほど堅苦しくなく、親も緊張を持って子育てをしてきたわけではないので比較的のびのびと育てられたと思う。
親は普通の会社員と幼稚園の先生。

2番目アルアルではあるが、だいたい子育ては1人目は緊張するもの。
この子はどんな将来があるのだろう、と親の実力に見合わない過度な期待もさることながら、育児書片手に寝方起き方、ちょっと笑ったり泣いたりウンチの具合一つでも大騒ぎ。熱でも出そうものならばハチの巣をつついたような大騒ぎで、救急車で慌てて夜間病院へ駆けつけたら当直の不機嫌そうな先生から寝かしておけば治りますと言われたり・・・。
うちの親は母が幼稚園の先生をやっていたこともあり、子どもの扱いには慣れていたが、それでも人の子と自分の子は勝手が違っていたそう。

そんな騒ぎも2人目ともなると慣れたもので、親も手をかけすぎず、過度な期待もせずに、そして1番目が怒られたことを2番目はうまいこと回避できるという特性もあるので、ちょっと要領よく気負うことなく育ってきた。

弟はさらに自分らしく生きてきたようで、まあ兄も普通に仲良く、この歳の近い兄弟の話はまた機会があれば話そうと思います。

そんな僕の幼稚園の時の夢は社長か孫悟空(笑)

孫悟空に関してはまったく覚えていない・・・当時は鳥山明先生のドラゴンボールが流行っていて、おそらくその影響だと思う。

社長に関しては、強烈な印象があって、幼稚園のときの親友のお父さんがどうやら事業をやっていたらしく、お金持ちと聞いて憧れた記憶がある。
「俺のお父さん、月100万稼いでるねん」へーすごそう的な。

そんな僕ですが、社長になる!という子どものころの夢をずっと追いかけた社長になりました!

なんてことは全くなく、
幼稚園のころからその親友の家とうちの家が明らかに違うのはわかっていたし、
小学生になって少しだけうちの家がまあごく普通、食べるのには困らない、習い事や部活も比較的自由にさせてくれるありがたい家ということがわかってくる。

中学校は部活に明け暮れ、高校は地元の公立高校。
普通に勉強をしてそこそこの成績で、人並みに恋もし・・・この辺は起業家とはほぼ無縁なので、追々要望があれば・・・あるかなー。

■ごく普通の大学生活

人生が変わったのは大学2回生の夏。
僕は某大学の産業系の社会学部に通っていた。

この学部も文化と社会経済について学ぶということであったが、正直大きなこだわりがあって入学したわけではないし、当時は通称「パラ産」と呼ばれていて単位が取りやすいパラダイスのような学科だったのです。
中堅どころの高校に通っていた僕は、さほど目立ったヤンチャもせず勉強もほどほどにしていたので、推薦枠にたまたま滑り込むことができ難なく合格。
多くの受験生が真冬の寒い時期にユンケルを飲んで締切前の漫画家のような生活をしながら乗り越えるような受験生活を、早々と終わらせることができるという理由が大きかったのかもしれない。

もちろん将来やりたいことなんてものは、特に考えていない。

ここでも適度に通学して、先輩から回ってきた過去のノートを元にレポート書いたり、合コンもしてバイトもして・・・
バイトは当時の大学生のアルバイトの高時給なものといえば、家庭教師や塾の先生・パチンコ屋の店員・夜の世界のアルバイト・居酒屋バイトということで、僕は関西の有名なネオン街にある高級ラウンジ店で「黒服」と呼ばれるホールスタッフをやっていた。
大学生の女の子からプロのお姉さんまでがいる全体的に落ち着いた店で、居酒屋のようにタチの悪い酔っ払いを相手にすることもなく、女同士の諍いもなく、実は比較的平和な高時給アルバイトなのです。

ある日、隣の席で授業を受けていた友達から

■バンクーバーへ

「おいT、バンクーバーいかね?」

とハンバーガーを食べにいくようなノリで誘いがきた。

この気軽さには理由があって、大学のカリキュラムの中に、カナダ・バンクーバーへの留学プログラムが組み込まれているという大学だったのです。
しかも100人近い大人数の募集枠があるというなんとも太っ腹な大学。

1人や2人の募集枠だったら、「目的がある人が選ばれて行くもの」というイメージがついて決して行こうとも思わなかった。
けれども、それだけの人数枠がいるので、友達の中でも選択授業は美術か家庭科かぐらいのノリとまではいかなくても、就職したあとに長期で海外に行けることがあるのかを考えたときに「行ってみたい」と思う人は決して少なくはない。

運良くテストに受かったのもあって僕は、晴れて10ヶ月弱カナダで生活することとなった。

長くなったので次回に続きます。

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