【不】の排除とその熟語
安心感を生む➡「不」の排除
🔵不の解消は安心と安心感の土台石=礎
大切な人やお客様に安心感を与え、
心身共の安心感を感じて頂くには、
先ず、三現主義で現場・現物・現況を
以ってあらゆる角度から店舗や職場内
の様々な「不の要素」をアセスメントし、
現在の不を排除(解消)をしなくてはなりません。
そのためには、「不」の種類と内容、
その熟語を予め知っておく必要があります。
三現主義の解説
三現主義は、
“現場”“現物”“現実”この三つの“現”を重んじ、
思考上の論理や机上での空議・空論でなく、
実際に現場となる現地(店舗・職場・得意先)
に赴きその“現場”で“現物”を自らの目(眼力)
を以って観察し、“現実”であ(現状や現況を
認識した上で、今後のビジョン構築や施作、
問題の解決、改革改善を図り、行わなければ
ならないと言う考え方のことです。
現地、現場、現実を見ずして、
机に向かい思考しているだけでは、
現場での様々な問題点や改革・改善点は
決して何も見えてきません。
従って三現主義により現状を直視し、
その先に繋げると言う考え方です。
こう言ったことをソリューション、
イノベーションと言う手法で表現します。
また、
現在成長し続けている中小企業や物販店、
飲食店など様々な業態でこの三現主義は
取入れられ常にこの意識を持って日々の
仕事に取組み運営しています。
営業形態や業種に別けて
不の排除が出来るように日常生活の
(=サービス業も含)様々な「不」の要素を
【不のリスト】にしてみました。
お客様にお店の『心』を伝える為に、
[不の排除]は私達が必ず行うべき大切な事です。
「不」のリスクアセスメント
◆お客様が受止める主な「不」
▶不安感=初めての来店、店舗の新旧、接客態度、客質、客層、等々・・
▶不潔感=スタッフの身嗜み、店舗のクリンリネス度、商品、等々・
▶不信感=商品知識の不足、曖昧な応対、応対姿勢、店舗、等々・・
▶不足感=商品自体、言葉、店舗と商品のバランス、接客サービス等々・・
▶不快感=視覚をはじめとした五感関連の様々な要素、接客、等々・・
▶不公平感=一見さんと常連さん、老若男女、身なり、サービス等々・・
▶不和感=スタッフ同士、商品(メニュー)内容と価格、店舗と営業等々・・
※営業形態、業種に合わせ振り分け、6W3Hで排除しましょう。
【不】の熟語リスト
不揃い・不正・不安・不確か・不潔
不注意・不調和・不都合・不信・不意
不釣合い・不手際・不適・不当・不満
不可能・不和・不義・不完全・不機嫌
不規則・不気味・不朽・不況・不遇
不適切・不当・不謹慎・不心得・不在
不作・不作法・不測・不徳・不仲
不慣れ・不似合い・不如意・不人情
不備・不必要・不評・不服・不平
不便・不本意・不真面目・不敏・不足
不屈・不調・不公平・不合理・不明
不向き・不明瞭・不滅・不愉快・不精
不快・不行き届き・不要・不用・不便
不利・不慮・不味い・不可欠・不順
不可解・不恰好・不自然・不実・不躾
不仕付け・不十分・不均等・・・
◆五感で感じる「不」
営業形態、業種に合わせ上の不の熟語リスト
から振り分け、6W3Hで考えましょう。
(代表的なものを一つだけ記しました。
他は店舗や職場に合わせ【不のリスト】からお選び下さい)
視覚⇒不潔 ( )
聴覚⇒不作法 ( )
嗅覚⇒不快 ( )
味覚⇒不味い ( )
触覚⇒不備 ( )
意識⇒不潔感 ( )
◆店舗(会社)
※営業形態、業種に合わせ振り分け、
6W3Hで排除しましょう。
(代表的なものを一つだけ記しました。
他は店舗に合わせ【不のリスト】からお選び下さい)
A.人
(例) 不真面目 ( )
B.商品(メニュー)
(例) 不評 ( )
C.店
(例) 不潔 ( )
◆店舗職場
(会社・仲間同士)の「不」の解消
お客様ばかりか、働く環境の「不の解消」
もしなくてはなりません。
人に関したものでは不服・不平・不仲・
不慮・不満などが代表的です。
一方、職場や会社の不当・不合理・不合理・
不向き・不明などの「不の解消」も大切です。
ここも、人と職場に別けて【不のリスト】
から選び、改善されて下さい。
A.人
(例) 不仲 ( )
B.職場
(例) 不満 ( )
不の排除(解消)は、お客様へおもてなしの心
《思い遣り》を伝えるばかりか、
職場内においても、重く捉えて
意識しなくてはならない大事なことです。
※考え「気付く」に繋げることがポイントです。