感謝は「人を動かす」
心を動かされた感謝の活動
(新人研修で実体験より)
やる気を生む「感謝の力」
過去の研修の実体験からのことですが、
感謝の力の大きさと影響力を痛感し
心を動かされたことがあります。
それは、
三日間に渡り、新卒者の職場研修を
した時のこと、初日の七時間に渡る
長い研修が終了した時のことです、
受講した八人全員が、
突然立ち上がり、
気をつけの姿勢で
「本日は、お疲れ様でした。
明日もよろしくお願いします。
ありがとう御座いました。」
と明るい表情と元気良く大きな声で、
最敬礼で感謝の気持ちを表されました。
数々の研修をしてきましたが、
こんな体験は始めてで、驚きました。
先ず、直感したことは
「よし、明日はこの人達の将来に
役立つことをもっと沢山伝えよう」、
そして、
「皆のために全身全霊で本気で頑張ろう」
と心を大きく揺り動かされました。
2日目も、最終日も初日と同様に
感謝をしっかり伝えてくれました。
当然ながら残りの2日間は気合が入り、
一体化した研修が出来たと感じました。
そして、
その後の個々人のフォローや
サポートにも力が入りました。
後日知ったのですが、
研修の担当者で社内で指導的立場
の仕事(総務)の方が中心になり参加者
に研修後の行為を通達していたそうです。
その方は、現在独立し人財育成指導者
として素晴らしい活躍されています。
研修時、
何よりも心に響き感心させられたのは、
研修生自身の為に全員で感謝の表現をした
と聞かされたからです。
この総務の方はキッと、
より良い研修が出来るように、
研修の成果が出るようにとの
研修担当者の方の強い想いからの
活動だったのだろう、と受け留めました。
彼は、対人関係やコミュニケーションに
大切な感謝の大きな影響力を弁えて、
≪人の動かし方≫を会得していたのです。
感心したのは、
実はこれだけではありません。
研修が終わった次の日、先ず総務の方から
丁寧な感謝の挨拶の電話があり、
その翌日には総務の方、研修生みんなの
メッセージが入ったメールが届きました。
そして、
数ヶ月程度経過したある日、研修生全員
から近況報告と感謝の葉書が届きました。
その葉書は大切な宝物として残してあります。
★現代は、以前と異なり何でもメールで
済ませてしまう時代だからこそ
感謝の心の伝達は、デジタルを用いた
適時適切なメールは勿論のこと
リアルな【電話】【葉書・手紙】
=自筆の文字で伝えて生かされると思います。
💞【感謝の伝達法】感謝の表現伝達
その場で心を込めて伝える
⇒後日電話(肉声)で
⇒後日メール⇒後日葉書・手紙
⇔《感謝の心を忘れないため》
と見返りを望み求めないことです。
※他人称「ありがとう」
と一人称「有り難い」を上手に
使い分けることも大切です。
🌈感謝は【伝える方法とタイミングが大切です】
そして、感謝を伝えた本人に、
何らかの形で必ず返って来ると
自覚しておくことです。
感謝の心のキャッチボールは、
正に「感謝は人の為ならず」です。
心の篭った感謝の気持ちを表わし、
伝えること公私夫々に必ず役立ちます。
「感謝は、人を育て心を動かす」
とも言えます。
それは、社会で生き抜くために
必要不可欠な気持ちと活動です。
感謝は、
相手に求め、望むことではなく
こちらから積極的に表し伝えること。
それは、伝える人の心の中に
感謝の気持ちがあれば、
自然と湧き出し、何らかの活動
として表れることと自覚すること。
感謝の伝え方に
【自心の気持ちと個性、
相手への心の位置が表れる】
と言うこと、常に
【見返りを求め望まないで表す】
ことを自覚認識しておきましょう。
(参考)
※デジタルのツールでは、
「ありがとうございます」
を単体で使わないこと、
例えば、
名前と組合せるとか季語を
入れることをお勧めします。
✴非日常の事例ですが、
一流おもてなしと言われる高級クラブ
のママや№1ホステスさんは、
どんなに忙しくてもお客様の姿が
見えなくなるまで、心をこめて
手を振り、お辞儀をしています。
この行動は「おもてなし」
「人との出会いと御縁」
への感謝の気持ちの表れです。