対人関係力取組み姿勢(4)やる気
1.やる気を起こす七つの方法
1.目標設定は細かく、
コメントやメモを忘れずに
週、半月、一ヶ月、三ヶ月、
半年、一年、三年などに別け、
期間毎の達成内容・目標、
次への繰越、修正を加えながら、
月~年のサイクルで見直す。
季語とのコメントや反省点、
気付きも一緒にまとめて置く。
目標は曖昧でなく、
大きすぎると達成し難いで
小さなステップに分解しましょう。
その際は具体的で測定可能な
行動ステップを組みましょう。
目標が達成された時の状態を
具体的に予め決めておきましょう。
締め切りは
今、今週、今月、今年、何時迄
にやると自分を追い詰めます。
6W3Hで考え、期限を付ける
ことを癖にするとよいでしょう。
2. 定期的に目標を見直す
(振り返る時間を持つ)
「なぜ目標が達成されていないか?
何が未達要因なのか?」
を定期的に見直しましょう。
「その目標は今でも重要か否か?」
優先順位が変わったら同時に
目標も変えることをお勧めします。
目標を達成したら、振り返る時間を
持ちなぜ達成出来たのかを確認し、
何らかの形で記録しておきましょう。
必ず次に役立ちます。
3.目標達成の為に1日最低10分確保
重要なのは毎日の時間の積み重ねです。
1日10分間(自己設定・何分でも可)
目標達成の時間に当てましょう。
その時間内で目標達成について
集中して思考することです。
4. 自分の虎の巻を作る
毎日目標を確認しましょう⇔進捗表作成
⇒日々確認を何度も何度も繰り返し
行うことが成功への近道です。
目標は短い文言で表現・解るように。
目標はそれが達成されたか、
の様な文で作りましょう。
「○○○○がしたい」ではなく
「○○○○が出来た」と言う感じで。
これを定期的に復唱することで
あなたの考え方の一部になります。
5. 仲間を見つけ、計画を知らせる
(有言実行)
目標達成プロセスをサポート、アシスト、
アドバイスしてくれる仲間を見つけよう。
サポート、アシストしてくれる人と
企画・立案し、結果・成果を共有しよう。
一人より二人で行った方が短期間で
同様な達成結果を生み出せます。
目標計画を、他の人に伝えれば、
自分自身に目標達成の責任を課せられます
他の人は計画の進捗を知りたくなるでしょう
6. 紙に書く
(記録する=パソコンなども)
紙に書き残す事で達成率が高まります。
紙に書くと言う行為で自分の時間と
エネルギーを先行投資したことになり、
更に書き残すものに、
大事なことに線を引き、再認識したり、
不要なことは消したりして行くことも
次のステップに移るために役立ちます。
7. 自分に褒美を
形のあるもの、心を開放したり
楽にしたりすることなどと言った、
自分へのご褒美を前以て決めて置く。
💥やる気を動かす心のエンジン
☜認め受容れる受容と承認欲求満足の活動
人は得てして、
「認めて貰いたい」と言う
他人の心のエンジンを動かすことに
目が向いてしまいます。
何故か、
その元となる自らの心を認識(認め)し
受容れる「己と向き合う」心のエンジン
をなかなか動かそうとしません。
本当に大切なのは、
先ず自省(内省)の「自分と向き合う活動」
エンジンを動かすことではないでしょうか❓
この自省(内省)と言われる自分自身
をより深く知るための自分と向き合う
心のエンジンを動かすこによって、
素晴らしい成果を得られたのが
スケートの「羽生結弦選手」です。
自分の持つ様々な弱い心、
人間の持つ感情や我欲を真摯に認め
受け止めた受容れた結果だと思います。
私達は、
日々仕事や生活り忙しさに追われ、
真摯に自分自身と向き合うことは
中々簡単に出来ないものです。
でも、自分自身を認める「心のエンジン」を
動かすことを疎かにしては進歩ないと思います。
🙂自分との向き合い方
ではどのようなことについて、
自らの心と向き合えば良いのでしょうか?
1. 行いや思いについて自心の実体を知る
2. 自分自身の強み弱みを知る
3. 好き嫌いの弊害を知る
4. 感情の理解、認識、調整、識別、利用を知る
5. 対人関係における平等と受容を知る
6. 自らの道徳やモラルの実際を知る
7. 自らのゴール(理想の自分)とその道を知る
8. 当たり前に知っていると思っている心の要素、
思いやり・感謝・誠実・謙虚・立場転換を知る
9. 行動を妨げている自分の心を知る
10.正しい判断基準の実体を知る
11.自己開示の方法と効果を知る
12.現在の心の所在が解り、本来の己の姿を知る
13.自分の心に警報が鳴った時、素直に原因を探せる
14.己の心にある好き嫌いやプライド、驕りを知る
15.自分と他人の様々な差異を知る
これからの日本の為にも、指導的立場の方、
人の上に立つ方に、自らが自心をより深く
「認識」するために己と「向き合うエンジン」
を適時、効率的に動かすことをお薦めします。
【やる気】⇔【気付き】の関係
多くの接客サービス業に従事する人々、
それなりの教育や経験を持ち接客や応対
に関する知識、スキルは備えている
のではないかと体験から受止めます。
しかし、
お客様を思い遣る意識の表現は
即ち接客マナーは職場環境や個々人の
取組み姿勢によっては大きく差が出る
現況ではないでしょうか❓
その殆どが、
接客サービスに対する意識の低下や「やる気」
モチベーションの低下と言うの原因で、
本来一番大切にしなければならない「お客様」
に接する態度がお客様中心の『応対』でなく
一人称の<対応>になっている場合があります。
それは、お客様ファースト意識で《応対》
すべき心身の活動を一人称の対応で
していると感じる事例が多々見られます。
🔴応対は、お客様を主に意識し接すること
「・・・させていただく」心と態度
🔵対応はお客様が従になり、
こちらから「・・・してあげる(やる)」心と態度
だからと言って「ダメ」と否定したり
「・・・しなさい」
「・・・しなければいけません」
と注意したり叱ったりせず本人の自覚、
即ち、気付きを促すことが肝要です。
「気付き」がなければ付け焼刃現象
となってしまい一時的なものとなります。
では、どうしたら一人ひとりが自覚を持ち
「気付き」に繋がり「やる気」が出て、
個々のモチベーションupが出来るのでしょうか?
そのためには、
マイナス要因になっていること、
即ち「やる気」のリスクアセスメント
の心身の活動が必要です。
🔽「やる気」を失くしている主な要因
①職場の人間関係に依る
②会社の労働条件に依る
③明確な目標の有無
・・・どの様な店舗にしたいのか
④サービス基準の有無・・どの様なお客様に、
どの程度のサービスを行うか
⑤お客様を「生活の糧」と意識しているか
・・・お客様は源の意識
⑥自己管理(自分自身を振り返る目)をしているか
⑦個々へのケア不足
・・・認め・褒め・諭しているか
⑧個別目標の有無
・・・やり甲斐があるか
⑨チームワークの欠如
⑩個人的な不満や悩み
などが主に考えられます。
この様なことは、
どうしたら解決出来るのでしょうか❓
先ずはそれぞれのスタッフがどの様な
悩みや不満を持っているのか❓
何故やる気を失くしている原因を
探り出さなければなりません。
同時に、個々の要因の解決策や手段方法
を前もって考えておくことが大切です。
その方法は、
先ず無記名のアンケートや定期(随時)
個人別面談を行い、一方でスタッフ皆で
自店舗の要素のモニタリングを実施します。
実際にスタッフがお客様になり、
接客・飲食シミュレーションを実施します。
スタッフ一人ひとり(グループでも)が
お客様の立場で自店を見たり、味わったり
お客様の気持ちで飲食体験することにより
自分を振り返り気付きに繋げられます。
(同時に手本、改善点が多いと思われる
店舗をモニタリングすると効果は倍増します。)
そしてモニタリングの感想として様々な
「気付き」を聞き出し現状を認識させます。
一方では職場環境改善点を洗い出し=
(リスクアセスメント)を行います。
と共に、
上に立つ者として自分の立ち振る舞いが
適切かを振り返ることも忘れてはなりません。
このことにより、やる気を阻止している
要因が明確になり妨げになっていることの
施作や対策を実施し、阻止している
多種多様なリスクの減少につながります。
この結果を踏まえ、
PDCA、6W3Hでタイムテーブル、
スケジュールを作成し対策を考えます。
同時に、モニタリングの結果から、
個々が自分か不足していたり、
身に着ける必要の或ることについての
「気付き」が生まれます。
この心身の活動は
【やる気】から【気付く】
ことが多くあり、
【気付き】から【やる気】
が生まれる場合もあります。
❌やる気を妨げる10要因とその対策
1.知識・技術未熟
仕事をこなせる能力に欠けている
自分への投資を惜しまず、
新しい知識や技術を身につける
2.人間関係の悩み
思い遣り、感謝の表現、周囲
とのコミュニケーション不足。
自分の表情を意識し、感謝に心がけ、
周囲の人々を立場転換してみてみる。
3.評価・承認不足
周囲が自分の存在や価値を認めない
小さな仕事も進んで大切にして行い、
任せてくれた人に結果を報告し、
承認や評価をして貰うようにする。
4.意識のコントロール
(主体性欠如)仕事の進め方など
を他の者が主導している。
過去の仕事の成功体験を
リストアップし振り返ってみる。
5.自己表現不足
個性を発揮出来ていない。
小さな事でも、他人が持っていない
専門分野のスキルやそれに関する
豊かな知識を持つようにする。
6.目的、価値の喪失
何のための仕事か、
その目的、価値を見出せない。
自分の仕事が人や社会にどのように
役立っているのか思い起こしてみる。
7.適職
(自己診断・意識の是正)
今の仕事が好きではない。
周りの人が喜んでくれる仕事をする。
(意識と行動改善)
幸福感を共有の出来る人がいない場合は、
家族や友人に仕事のことを話してみる。
8.他者への期待感
達成感、幸福感を共有できる人がいない。
家族や友人に仕事のことを話してみる。
9.情動=情緒不安定
仕事に対する刺激が感じられない。
リスクのある仕事に挑戦する。
10.成長の自覚不足
向上している実感が持てない。
自分に対する目線の角度を変えてみる。
少し上の目標を立てる。
「感謝と思い遣り、利他」の【心】は
やる気を妨げる要因を減らします。
自分が目標達成した時は、
必ず自分に褒美を与えようにします。
喩え達成したことが、小さくても
自分に何らかのご褒美を与えること。