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公私の尊徳と損得意識


己の値打ちは自らが決め、評価は人に!

自分の価値

本物の人間を簡単に見分けることの一つは
言っていること」と実際に「していること
が限りなく近い言行一致の人です。

言葉で表現するのはどの様にも出来ます。
しかし、言ったことを「その通りに実践」
することは一般的に至難の業と言えます。

言葉と行動を一致させる心身の活動が
出来なくても真っすぐに生きるために
出来るだけ近づける努力が必要です。

また、
私見ですが人徳となる尊いこと「尊徳
と公私の「損得意識」のない心身の活動を
区別し自分の利益に直接に結びつかない
ことに対してどれだけ私心無く取組むか
どうかです。

即ち
これをやればこれだけの利益がある
とか
この人と付き合えばこんな得がある
と言うようなことに対しては誰でも直ぐ
積極的に取り組みがちなのは人の欲です。

ところが、
自分の利益に直接に結びつかないこと
に対しては、なかなか動こうとしません。

このように
自分の尊徳を重んじ利益を度外視し、
自分以外の他人のために動ける人、
言い換えれば利他の心を備え持ち
言行一致の人が本物と思います。

本物の人間の共通点は
喩え何らかの形として成果が見込め
なくても自分が為すべきことは間違い
なくして決して他者に評価を求めず、
人の苦難を見て見ぬ振りが出来ない。
こう言う気持ちの持ち主と受止めます。

人間は人の文字の如く、
人と人の間に存在し互いに支えあい生き、
人の間に生活しているから当然ながら、
他人の思惑や評価も必要なことです。

でも、
他人が何と言おうと自分の存在価値
=値打ちは自分で決めれば良いと今迄
生き来て受止めています。

逆にいえば、
それを失えば、自分は価値がない
と言うことになってしまいます。

無条件に、
「自分は、人々に支えられ生かされ、
 生きている存在価値のある人間」

と思えること、それは誰にでも可能です。

支えられ生かされている私

人間(特に日本人)は、
他人の目や人の思惑があるから自他
に恥じない生き方をしなければと、
に考えられれば良いのですが、自分
に自信のない人は、他人の言葉や評価
に一喜一憂し自分の神経をすり減らし、
いつも他人にどう見られどう思われて
いるかばかりを気にし過ぎ他人の評価
が自分の価値の総てと勝手に一人よがり
し思い込んでしまいがちなのです。

特に感受性の高く敏感な人は、他人の
言葉や物事をポジティブに思考、言行
することをお勧めします。

人間であれば誰でも欠点や足りないこと
があっても当たり前です。
その欠点の人により種類が違うのです。

人は、
長所・短所(良し悪しの部分)も含めた
個性を持つ一つの人格(個性)なのです。

大切なのは、自分が「欠点があること
と言うより問題なのは、自分自身の
欠点を認めず受容れないないこと」です。

自分の❌欠点を認めない人

の意識や言行の例を取り上げてみます。

(1)当然、他人の欠点も許せません。

(2)不機嫌うに見られ近寄りがたい人
 と言った印象を与えがちです。

(3)自らの欠点を隠すことに精一杯で、
 成長がありません。

(4)自分を卑下する人は、
 本当は愛されたい、認められたい
 との願望が人一倍強いのです。

(5)自分が他人から否定されることを
 怖れる余り、先に自己否定すること
 により牽制してしまっているのです。

(6)自信のない人というのは、
 控えめに見えて実は自分のことしか
 考えられない、傲慢な人です。

(7)「人が変わらなければ自分も変われない」
  と思っているから成長が止まるのです。

(8)内外共に恰好を付けたがります。

(9)自分の心を偽り言訳をし自他への
 嘘を平気で付きます。

(10)保身意識が有り過大評価しがちです。

以上のような気持ちを少なくするには
人は皆、互いに許し、許され合って
生きていると受止めることです。

人は自分を否定しようとすると、
却って自己嫌悪が強まり益々自信を
無くし悪循環に陥る可能性があります。

素直に自らの欠点を自覚認識し、
他人は、
自分が思うほど気にかけていない

と、気楽に捉え考えること。

自分の欠点と思う心の囚われを
はっきりと自覚してその意識から
解放させることです。

何事も自己中心に思考しせず、
また自分のしたことを無理に正当化
しないようにする。

このような自分の欠点や足りない処を
素直に認め、自信を持てば持つほど、
他人を思いやる優しい気持ちが生まれ
謙虚な気持ちが備わります。

人は「自分自身を愛し大切
と思うからこそ、他人も同様に
その自分が大切」と捉えること、
自他のそう言う気持ちを認め合い、
触れ合う、それが健全な人間関係
なのではないでしょうか。

そして、
足りない点や欠点があるからこそ
人間らしいのだと前向きに考えて
みることも大切です。

お互いが互いに思い遣り、自分に
足りないことを補い合う心は潤い
のある豊かな対人関係を育めます。

人間は欠点や足りないことがある
からこそ面白く楽しく日々の生活
が出来、心身共に成長する可能性
が生まれるのです。

また、
人は誰でも少なからず自己顕示欲を
持ち、自分の評価を自分が言葉にし
表しがちですが自分の本当の値打ち
を知っている人は決して自己評価の
言動
はしないものです。

何故ならば、謙虚さの心とその効力
確りと心得ている故です。

本物の「人・モノ・コト」に触れる

💖個性的な感性磨き生き様に活かす

本物とは一体どんなものかを知るために、
人として何が正しいのかと言う意識の元、
人の心や物事の原義原則を知りどんなもの
が本当に良いものなのか、本物なのかを、
頭だけでなく心と体で理解することです。

私見ながら、『本物の人』と言うのは、
明確なビジョンを備え強い志の元、

🔻それに向かい精進する人

🔻物事の原点・源を理解しようとする人

🔻人として何が正しいのかを
 常に追求している人

🔻一所懸命・一生懸命生きている人

🔻何かの分野で一流を極めよう
 としている人

🔻志を成し遂げるために
 日々活動している人

🔻想いや魂の込もった物を
 見分けられる人

🔻一流と言われる食文化や
 サービスを自ら体感する人

🔻自分の評価は他人に委ね求めない人

🔻ドキドキ、ワクワクさせる出来事、
 心を揺り動かす感動させる出来事の
 体験に積極的に取組み余韻を楽しむ人

このような人を言うと思います。

それらの『本物の人』と出会うこと、
そして人や物事から磨かれた鋭い五感
で感じ取り心の底から共感・感動する
ことに拠って、自分自身の感性を更に
高めてくれると思います。

そして、自らをその本物を知り得る
未知の次元へ近づけてくれます。

好奇心を持って本物の人・モノ・コト
に触れ自ら本物を目指し日々精進する。

これが自分自身の埋もれている感性を
磨き人生をより面白くしてくれること
と受止めています。

その感性は、
その人の意識(気持ち)と行動次第で
誰にでも自らの感性をより一層磨く
ことが出来ます。


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