社会人・サービス業従事者の心得-2/2.
🟠“常に目配り・気配りと配慮を”
どんなシチュエーションでも仕事中は
周りや相手に目配り気配りをしましょう。
仕事での対人関係では、感情や私心を
捨て気を抜かないようにしましょう。
仕事や人の気持ちに気を緩めず本気で
取り組んでいると信頼も高まります。
何かに気付いたら、
同時に心身を動かす癖を付けましょう。
また、自己顕示や見返りを求める
言行、過剰な気配りは厳禁です。
度を越えた気づかいは、時に相手に
重く感じさせ不快感を与えてしまいます。
相手に気づかれない様、程よく緊張感を
持ちさり気ない目配り気配りをしましょう。
特に配慮≒気配りは、さじ加減が難しく、
正解はありませんが出来る限り努力しましょう。
この何気なくさり気ない配慮は
“目配り⇒気配り⇒心配り(思いやり)”
の無私の心身の活動を以って!
🟠“自信と信念を持って取組む”
何かひとつでも、他人より優れている、
他人には負けない、と思えるものを持てる
ように日々努めましょう。
自分のチャームポイントや容姿、自己啓発、
好きな活動に関するものでも良いでしょう。
スキル、感性、性格、人格、信条、志、
心を和まし励ます音楽やファッション
など独自の感性でも良いでしょう。
何かに精通している、詳しいといった
専門分野を持つ事でも良いでしょう、
好きなスポーツでも、芸(得意な技)、
趣味など何でも良いでしょう。
要するに何でも良いの、何でも良いから
一つでも自信を持てるものを持ちましょう。
🟠“積極的に歩みよる”
=共感・共有・同一目線
その場その時、相手の状態、置かれた
環境を把握した上で適切な状況判断し、
その人に合わせた言葉使いをしましょう。
同時に、
お客様の外見や先入観、感情的な私的な見方、
と言ったフィルターはかけないで平らな心を
以って素直にありの侭を受入れるように努めましょう。
例えば、
名前を辛うじて覚えている程度の方や、
誰かが連れていたお連れの方など、
多少でも面識がある人に、こちらから積極的に
笑顔と優しい眼差しで挨拶し、話かけましょう。
自分が相手の気持ちになって、逆にそれを
相手からされた時を思い浮かべてみて下さい。
相手の方や、その背景にいる方々に
どのような印象を持つでしょうか?
“話し上手は聞き上手”
会話は両耳で聞き、心の中に聴き
(素直な行動の意)入れることが大切です。
相手の状況や立場を理解するように努め、
一方的に話し続けることは避けましょう。
🟠“自分の為に仕事をする”
先ず、自分の成長の為に仕事をして下さい。
人は自分のことが一番好きで、
大切であり最も愛しています。
でもその自心を偽ったり、言訳や嘘を
ついたりしてはどんな仕事であっても、
私生活においても上手く行きません。
あなたが仕事を覚え、活躍することにより、
会社は発展を遂げ上司の刺激ともなり、
同僚も負けじとなって頑張り続け、
部下の目標にもなり、そして、あなた
自身の評価もおのずと上がるでしょう。
よく、「自分の評価は他人の評価に委ねる」
と言われています。
「自分は会社のためこれだけやっている」
「仲間とのバランスを考えないで行動する」
「あいつは自分が支えてやっているから今がある」
などと、自己顕示の話をしたところで
誰も相手にしてくれないでしょう。
逆に、しっかりと数字を出している人や、
本当に会社を支えたりバランスを取ったり
している人は、自らがなんら言わなくても、
上司・同僚・取引先、見ていて評価する
といつも意識し取組んでいます。
🟠“出来ないとやらないは違う”
仕事と言われるものの中に、不可能は余り存在しません。
ただプロセスの段階で時間がかかったり、不足要素が多かったり、
実現までの道則が険しく、 達成が難しいことは多々あるかと思いますが、
大概のことは実現可能で、何事も、本気でやれば出来ます。
ただ、多くの人が計画段階、若しくは挑戦する前から
自ら背を向け諦めてしまっているだけなのです。
まずは一歩踏み出して、死に物狂いになってチャレンジしてみて下さい。
意外と今迄にない新しい力が湧き出て、何でも出来るものです。
失敗したとしても、やがては、自信や経験という大きな力となるでしょう。
“人のせいにしない”
(決して責任転嫁をしない)
人は何かにつまずき挫折したり、失敗したりした時、
人間はどうしても他人や環境など、 自分以外の何かしらや
他のモノのせいにしたり、自己逃避しがちです。
どのような状況であれ、どんな立場であっても、
最終的に判断を下すのは、自分だと認識することです。
確かに色々、横槍を入れてきたり、足を引っ張ったり
してくる人はどうしても存在します。
また、様々な甘い言葉や、誘惑、若しくは権力や暴力を傘に着た、
様々な威嚇・恫喝の言葉や、恐怖を与える人もいます。
正しい判断(※正しいとは人として)を誤らせる要素は限りがありません。
それらに決して屈せず、自分が本当に正しいと思う判断をして下さい。
そして、失敗しても後から人のせいにしたり、後悔したりしないで下さい。
🟠“時間を守る”
(時間厳守は思いやりのモノサシ)
約束の時間を守らないということは、
約束をした相手を待たせるということになります。
即ち、相手から貴重な人生の時間を奪っていることになります。
ましてや、社会人として活躍できる時間は更に貴重です。
たかが、10分、15分の遅刻と侮ってはいけません。
人の一生は、人によって様々で命は限られています。
あなた個人のプライベートな時間は、どの様に使おうが関知しません。
しかし、時間というものに自分以外の「相手」が介在する時は別の話です。
お互いのために、約束した時間をきちんと守りましょう。
時間を守れないということは、
相手の貴重な人生の一時を奪うのみならず、
相手からの信用や信頼も同時に失うことになり
一度失った信用信頼を取り戻すのは大変な努力が必要です。
約束を守る (約束=人としての責任を果たす)
時間を守ると重複しますが、常日頃から、約束は絶対に守りましょう。
ビジネスとしても当然大事ですが、人としても大事です。
「出来ない約束はしない、約束したからには必ず守る。」
これができなければ、ビジネスマンとしても、
人間としても信用信頼と人脈を失うでしょう。
簡単に約束してしまう前に、その内容を吟味する意識を持ちましょう。
🟠“一体感を持つ”
(仲間意識を持つ)
会社=組織には営業、経理、総務など色々なセクションが存在します。
自分がどんなセクションのどんなポジションであれ、
また、どんな業務内容であっても、 外部の人間(取引先や顧客)から見れば、
同じ企業・組織、一つの社格(人格)として見られます。
電話の応対一つや、挨拶の仕方一つで企業が判断されます。
自分の担当部署ではないからと言って、
自分には直接関係ないといった考え方は捨てて下さい。
全てが自分の仕事だと捉え、企業や組織に属している以上、
皆さんは同じ目的を持ち、同じ方向を目指す仲間です。
🟠“細部に拘りを持つ”
(目配り、気配り、気遣いをする)
お客様が、気付かない細かい所にも拘りながら仕事をしましょう。
社内=職場のちょっとした汚れやゴミくず等も気が付いたら処理しましょう。
そんな処は一々見ないよ、と思うかもしれませんが、
喩え来客者が気付かない所でも自分達や
他の社員の目に入る所は多々あると思います。
その時のことをよく考えてみて下さい。
例えば、あなた新入社員で入った会社が、
受付などの表向きは綺麗でもデスクの下や扉の奥を
見たら汚れていて、埃やゴミだらけだったりしたら
どんな気分になりどう思うでしょうか?
喩え小さくても拘りは自分のためばかりか
人のためもなり強いては会社のためになるのです。
🟠“報い、認め、讃え合う”
(承認欲求満足は人間関係の始点)
人の悪い所や、間違っている所を指摘するのも確かに大事です。
しかしそれ以上に大事なのは、誰かが良いことをした時や、
素晴しい仕事をしたら、 先ずその結果を認め、
皆で「凄い・素敵だ」などと讃え合いましょう。
人は複雑な感情も入り、中々素直に評価診断することは
難しいこともあるかと思いまが 、自分が素晴らしい仕事したのに、
誰も認めてくれず、讃えてくれず、 何の評価も無かった
としたらどういう気持ちになるでしょうか?
相手の立場を考えた言動、態度を意識しましょう。
🟠“他人の長所を見つける”
(コミュニケーションの基礎)
この世の中に、100%誰から見ても完璧な人間は存在しないでしょう。
誰であれ、良いところも、悪いところも持ち合わせています。
人の短所は、目に付き易く見つける事はわりと簡単ですが、
難しいのは、 その人の良い処、優れた処、長所を見つけ出すことです。
これは、相手との関係により時に感情が絡み、
中々認めることや褒めることが出来ないかもしれません。
でも、良いところは良い・素敵だと素直に認め、称えましょう。
悪い所探しばかりしないで認め褒め上手になれるよう努めましょう。
“人は財産、大切な人の大切な心や物を大切に”
働いている仲間、取引先のスタッフ、
仕事を通じて出会う全ての人があなたの
「大切にしなくてはならない」
掛替えの無い財産なのです。
これから先、
あなたがどんな仕事をしようが、
どんな人生を歩んでいこうが、
知り合った方々はお互いにとって、
時には、仕事上の良きパートナー、
時には良きアドバイザー、 ライバル
となり、大きな力になる、なれる無限
の様々な可能性を秘めています。
仕事を抜きに考えても、
人として出会いは宝物で、
あなたを「大切な人」と思ってくれる人が、
多ければ多いほど、幸せで豊かな人生を
歩めることを自覚して積極的に人との
出会いを大切にするようにしましょう。
日々利他の「自分ためより、誰かのために」
の心を意識して活動していると何らかの形で
自分の元へ返って来るものです。