知行一致の言動とE.Q
知識を生かし知恵とする
📚辞書検索 知行一致
(知識と行為とに食い違いがなく、
知っていて行わないことがないこと。
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デジタル情報社会の現代社会、
心のエネルギーやサプリメント
になるであろう先達の残した多く
の名言や格言が満ち溢れています。
そのどれを読んでも
「うんうん確かにそうだ、
そうしなければ」と素直に受止め
感じられる言葉ばかりです。
しかし、
その言葉を自らの心に落とし込み、
中から己の心の軸となるものを選び、
その語を心に深く刻んでおくべき
教えや言葉はあまり多く無いのでは❓
と過去に学んだ体験からも思います。
その教えや言葉を実際にいかすために
今迄自らが育んできた感性を大切にし、
己と真摯に「向き合う」ことが出来てこそ
「名言や教え」は生かされると思います。
そのために、自分の今の器を見つめ
理解した認知し、受容れ、確りとした
自分軸を作り上げて行くことが大切です。
このことは「名言や教え」だけでに限らず
賢人たちが残した文献などを読む時にも
当て嵌まることではないでしょうか。
人は皆、
個々の素晴らしい資質を備えています。
そして、
自分に足りない物を見出す力もあります。
それを自分と向き合うことで自覚認識し、
良い物はより磨き、足りない物を身に
着けることこそ情報過多で、進化の速い
現代社会で人として人間らしく生き抜く
「知恵」でないかと思います。
📚辞書検索 知恵
1 物事の道理を判断し処理していく心の働き。
物事の筋道を立て、計画し、
正しく処理していく能力。
「―を借りる」「生活の―」
2 (智慧)仏語。
相対世界に向かう働きの智
と悟りを導く精神作用の慧。
物事をありのままに把握し、
真理を見極める認識力。
類語
知性(ちせい)/理性(りせい)
理知(りち)/インテリジェンス
💟【E.Q】(=心の知能指数)の概要
さて現代社会では、
手っ取り早く生活に活かせる「生き方」
に関連する「名言や教え」に意識が行き
がちですがAIの広がる現代社会環境
では、心の基礎体力と言われている
【E.Q】(=心の知能指数)=心の在り方
に心眼を向ける時期が来たと受け留めます。
知能指数(IQ)については現代社会に
浸透していますが、「心の知能指数」
=E.Qに関してはまだ周知不足です。
人間関係が重んじられる仕事や事業の
成功には、I.Q と E.Q が 1 対 3 位の割合
で関係すると言われています。
私は、おもてなしや人間力、
人材(人財)育成、おもてなしの由来、
マナーの『形』の源である思い遣り
を学ぶプロセスで学び知り得たE.Q.
は一人の人間=社会人(企業人)として、
必要な心を知り身に着けるものである
と知りました。
一方、
コロナ渦後の少子高齢化格差社会、
震災の復興、核化社会、格差社会に
於いて必要とされる日々出会い触合う
人々を大切な人として受け止める心を
身に着けるためにも無くてはならない
数多くの心の要素が含まれています。
E.Q.は現在のように流れの早く情報過多
個人主体の社会環境で求められる自らの
感情や理性を把握し自制する能力、
自分自身の心(気持ち)を他人の心(気持ち)
に立場を転換し、理解する能力の指標
であると私は解しています。
そしてE.Qは、
自己認識力・自己統制力・動機付け・
共感能力・社会的スキルを意味し、
夫々を「感情の理解・識別・利用・調整」
することを意味しています。
これらの四つの個別能力を
循環的に発揮することで機能します。
1.認識自覚力
「感情の識別」「感情の理解」
=自らの本心(気持ち)自己顕示など
を自覚認識した上で尊重すると共に、
自らの意識や心が納得可能な決定や
決断を下す能力。
2. 自己統制力(自己規制)
「感情の理解」「感情の利用」
=自らの自我や煩悩、衝動を制御し、
不安や焦り、怒りなど心のストレス
の源(元)になる多様な感情や情緒を
制御する能力。
3. 動機付け・プラス志向力(ポジティブシンキング)
「感情の理解」「感情の利用」
=目標の未達や追求にこと半ばで挫折
しても決して後ろ向きにならずに別の
方向へ思考を切り替えつつ自らを
励まし勇気づける能力。
4. 社会的スキル・思い遣り(察知力)
「感情の理解」「感情の利用」
=他者の気持ちや意識を自らが察し、
感じ取れる共感共有出来る能力
5. 社会的スキル・協調性
(コミュニケーション・調整力)
「感情の理解」「感情の調整」「感情の利用」
=組織や集団の中で調和を保ちながら協力、
奉仕し合える社会的な能力
このE.Qを知るには上記五つ能力を
「自分はどの程度保有しているのか?」
を測ることで知ることが出来ます。
※測り方には色々とあります。
自分に合った形状のものをお使いください。
これを知ることにより、
自分自身の本当の心(気持ち)が良く
理解出来ると共に、客観的に自分を
捉えて見ること(自らを指差すこと)が
出来るようになります。
このE.Qには、
【対自己のE.Q】
自己の意識と感情に気付きそれを自制し
コントロール(調整)する力と、
【対他者へのE.Q】である他者へ思い遣る
意識と感情に自ら気付き、周りの人々と
円滑に係って行く力の二つがあります。
この自己、他者へのE.Qに有る
思い遣り、寛容力、立場転換、奉仕、
感謝、謙虚さ、誠実さ、敬意表現、
承認認知共感力、自己認識力、忍耐力、
楽観性、情熱、自制心、などと言う
心の要素から成る人と関わる指数です。
特に人の目(思惑)人種と言われている
私達日本人は他者にどう思われているか
をとても気にし心身の活動をします。
E.Qはその一つの指針として知って置く
ことで結果として人間力=心の育成に
役立つ自己啓発に繋がります。
大きく捉えるとE.Qは個々人の心にある
「日本の文化のおもてなしの心」
「ホスピタリティ」
「マナー(=思い遣りの形)」
と同様の要素があるとも考えられます。
同時にこのE.Qは、
様々な人事考課の情意項目(心の体力)に
多く当て嵌まることが数々あります。
このような自らの心を数値化しておく
ことは生きる上でも真心のおもてなし
心の篭った接客応対・接遇サービス、
人の触合い対人関係上でも大切です。