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郷愁に浸る

ふるさとの 訛なつかし 停車場の 
  人ごみの中に そを聞きにゆく            

石川啄木「一握の砂」より

外国人観光客がずいぶん日本の観光地に戻ってきました。

「乗り換えがあるようだ」
「〇〇さんの結婚式はよかったわね」
電車に乗っていると、親しみある言葉(いわゆる外国語)が
聞こえてきます。

そんな時、気張らなくてもよい、言葉の居心地の良さを感じます。
肩ひじ張って失敗しないように、
日本語を吟味する日常から少し脱出し、
耳になじみ良い(外国語の)言葉の中で、郷愁に浸るひと時です。


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