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【第1話 過去編】ちょっくらアメリカ行ってくる
時はおよそ6年前に遡る。
小学校の卒業式でクラスの一人一人が自分の夢を宣言するという式目があった。
もちろん式典でぶっつけ本番などではなく、事前に授業で担任の先生に「僕の夢は○○です」と書いて提出しなければならない。
僕は、「大金持ちになる」と書いた。
今考えてみれば不思議なことだが、多くのクラスメイトは「パティシエ」だとか「野球選手」だとか、具体的な職業で決まっている生徒が多く、「サラリ
第0話「ちょっくらアメリカ行ってくる」
まえがきルール
「ちょっくらアメリカ行ってくる」を執筆するにあたって、前もっていくつか定めておきたいルールがある。
それは以下の3つ。
1.絶対に嘘は書かないこと
2.宣伝広報の類は一切行わないこと
3.毎日更新すること
1.絶対に嘘は書かない
嘘を文章に含めた瞬間にそれはフィクションとなる。
如何に面白く嘘を盛れるかという競争は旅日記の専門領域でないばかりでなく、旅日記で嘘を書かないに