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【映画感想文】Netflix「戦と乱」

歴史物アクションムービーというカテゴリーに分類されるのが相応しい映画。

この映画には、次の三つの物語が混在している。

  1. 非道で自己中の王様の物語

  2. そんな王様に使える高貴な家柄の跡取り息子と、その家で奴隷として生活をする青年の友情の物語

  3. 倭寇と戦う朝戦の民の物語

正直な感想としては、ちょっと詰め込みすぎな感じがした。王様vs民、民vs倭寇、倭寇vs王様の戦いのシーンが大半を占めるのだが、この手の韓国映画の醍醐味であるスーパーアクショシーンが目白押し。豪快な剣捌きと華麗に宙を舞う役者さんたちに圧倒される。

一方で、これもこの手の韓国映画にありがちな、なんでもありのグロテスクなシーンの目白押しなので、血生臭いのは苦手という人にはおすすめできない。

韓国映画あるあるだと思うのだが、倭寇を演じている役者さんたちは、韓国の役者さんたちのようで、日本語が少し不自然に聞こえて、そこが気になった。

主役を演じているカン・ドンウォンが、時折オダギリジョーさんに見えたり、金城武さんに見えたり。そっちが気になって、なんだか集中して映画を観ることができなかった。でもカン・ドンウォンは普通にカッコよかったので、彼の他の出演作品も観てみたくなった。

この映画の私的評価は、可もなく不可もなくというところ。


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