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【昔ばなし③】ASDわたしの高校時代
高校生になると、わたしは意識的に自分から特定の友達をつくらないようにしていた
広く浅く付き合っていた
そして再び学校も行ったり行かなかったりを繰り返していた
授業も出たり出なかったり、出ない日は保健室のベッドで昼寝したり、図書室で借りた本、漫画を読んでいた
授業も当時は単位とかあまり考えていなかった
自由気ままに過ごしていた
今思うとそんなわたしを当時の先生方はよく気にかけてくださっていた
その内わたしは授業にすら出なくなった
また自宅に閉じこもって体重に執着するようになって行った
両親が心配し、また新しい病院へ入院する羽目になった
今度は以前とは違い、思春期病棟である
思春期病棟では、いろんな境遇の子どもがいた
小学生の子供もいたのには驚いた
そこで検査を受けてわたしはASDと診断された
当時はあまり深くは考えなかった気がする
思春期病棟では大好きな男性看護師さんが出来た
病棟内の子とも仲良く過ごせて毎日が楽しかった記憶がある
そのままけっこうな日数を病院で過ごした
しかし、ある日母が面会に来て、今度卒業テストをしに高校から先生が病院まで来られるからね、と言い残した
わたしは気がつくと18歳になっていた
わたしが入院している間、学校側と両親とでわたしの卒業を打診していたのである
正直、授業もまともに出ておらず、定期テストも受けていないわたしが高校を卒業できたのは学校の先生方のおかげである
わたしはお礼の手紙を先生方に送った
そしてわたしは高校の卒業証書を病院で受け取った
その後、引きこもり時代に突入する
続きは次回