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「クラフトマンシップ」で創るチーム──「リアクション力」という小さなパーツがもたらす大きな効果

CHROとして組織づくりや人材育成に携わる中で、チームビルディングに「これ一つで全てが解決する」ような魔法の施策はないと、ますます実感しています。むしろ、組織づくりとは、さまざまな小さな取り組みをパーツとして組み合わせ、根気強く磨き上げていく──いわば、職人技(クラフトマンシップ)に近いものだと思うのです。

この「パーツ」という考え方をもう少し掘り下げてみましょう。組織開発の観点から見ると、チームビルディングには大きく二つのレイヤーがあると感じています。一つは、チーム全体に影響を与える大規模な施策。例えば、定期的なワークショップ、チーム目標の再定義、評価制度の見直しなどです。こうした大きな部品は、チームという機械を動かすエンジンやフレームに相当するかもしれません。

もう一つは、一人ひとりが身につけられる小さなスキルや習慣といった、細やかなパーツです。これは、チームという全体像を支える歯車やネジのような存在で、大小さまざまなパーツが有機的に組み合わさってはじめて、組織は円滑に動き出します。

先日、あるチームの朝会で感じた「リアクション力」の問題は、まさにこの細やかなパーツの一つだと考えています。朝会が「なんとなくつまらない」と感じられる状況を改善するには、必ずしも大きな制度改革や運営方法の抜本的な見直しが必要というわけではありませんでした。むしろ、一人ひとりが「リアクション力」という小さなパーツを自らのスキルセットとして獲得し、場に組み込むだけで、その朝会は前向きなエネルギーに満ちたものへと変わり得ます。

リアクション力とは、相手の話にうなずき、表情を変え、短い一言でもフィードバックを返すことで、発言者が「自分の言葉が届いている」と実感できる空気感を生み出す力です。たとえ参加者が運転中などで画面に集中できない状況があっても、一つひとつのリアクションが「自分たちはチームである」という暗黙の合図となり、つながりを強化してくれます。

これが積み重なると、朝会だけでなく、普段の会議や雑談、プロジェクト遂行時にもポジティブな影響を及ぼします。メンバー同士が互いの言葉を「受け止めている」という感覚は、創造性や問題解決意欲、協働へのモチベーションを呼び覚まします。つまり、極小の歯車が全体の動きを円滑にし、最終的にはチーム全体のパフォーマンスを底上げするのです。

チームビルディングは、巨大な一枚岩でできているわけではありません。一つひとつの小さな部品を、まるで職人が手仕事で仕上げるように組み上げ、調整し、改良していく過程そのものが、強い組織文化とパフォーマンスを支えます。「リアクション力」という、誰もが簡単に取り入れられるパーツを手にしたとき、あなたのチームはどんな変化を遂げるでしょうか?

組織開発の視点から見れば、その変化は“ほんの少し”かもしれません。しかし、その「ほんの少し」を積み重ねることが、結果的に大きな飛躍につながると信じています。今日から、小さなパーツを一つずつ取り入れ、チームをより生き生きと動かす「クラフトマンシップ」を磨いてみませんか。

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という記事を、ほぼワンショットで書き上げてくれたo1 pro!の力に大興奮した休日の昼でした(^^)。
(ちなみにプロンプトとして渡したのは、社内のSlackに書いた10行くらいのメッセージ+音声入力で1分くらい話した内容。それ元に出てきたアウトプットをほぼそのまま載せたのが上記です。所要時間は実質20分くらい。)

これまでは「読ませる文章作成ならclaude一択!」という前提だったけど、その前提が変わってくるかもな。
ただ、Geminiもexperimental1206くらいからかなり文章良くなってきて、2.0でさらに進化してる。今はマルチモーダルがいける強みで、Geminiが上回る瞬間もありますね。
claudeも、Projectsで文脈を細やかに把握した文章を作ってくれるのが強み…だったけど、chatGPTもProjects的なのを出してきたのでピンチ!?(という24年12月14日現在)

o1 pro、Gemini、claudeの天下一武闘会に、ユーザーとしてのメリットも享受しながら一観客としてワクワクする日々。なんて贅沢な時代だ…!!

これからは、マンガで言うところの「原作:自分、作画:o1 pro」という役割分担だな。まぁo1 proのところは、Gemini3.0とかclaude4とかになる瞬間もあるだろうけど、いずれにしても、「体験や感情の振れ幅という『原液』を持ってくるのが、身体性を持つ自分の役割」になっていきますね。ワクワク。

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