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運動の努力や効果を実感する健康診断で参考にする検査値解説 Part3

今回は、Part3となり検査値解説の記事は最後にしようと思います。
気楽な気持ちで読んで頂けると嬉しいです。


1 血圧

 血圧には最高血圧と最低血圧があります。
○ 最高血圧 = 収縮期血圧(心臓が収縮する際の血圧)
○ 最低血圧 = 拡張期血圧(心臓が拡張する際の血圧)
 最高血圧はいわゆる上の血圧を指し、最低血圧は下の血圧を指します。
運動不足では血圧が上昇しやすい傾向になり、血液が停滞(血栓ができやすい状態)しやすくなります。また、生活習慣病を引き起こすリスクを高めてしまいます。運動を習慣的に実施し、血液の流れを調整することが重要となります。
 有酸素運動レジスタンストレーニング(筋力強化運動)の組み合わせが最適ですが、無酸素運動となる強度の筋力トレーニングでは血圧を一時的に上げてしまう可能性があるため、現時点で血圧の高い方は筋力トレーニングも腹筋運動などの強度のものではなく簡易的なスクワットなどから始めることも大切です。

2 eGFR

 eGFR=推算糸球体濾過率といいます。糸球体とは腎臓の中にある毛細血管の集まりとなります。この糸球体は人体に不必要な物質を尿として排出し、必要な物質を回収する役割がありろ過装置(フィルター)の役割を担います。この検査値が低くなってしまうと運動の負荷量を下げないといけない可能性があります。そのため、この検査値が低下した高齢者等は高強度ではなく段階に合わせた低負荷の運動も必要となってきます。
 一方で健全な若者でも高強度な運動を行うと一時的にこの検査値が低下する場合もありますが、通常の反応のため、検査値の上下だけにとらわれず正常値以内かを確認してみて下さい。

終わりに

 ここまで3パートに分けて検査値に対しての情報を届けさせて頂きました。運動を定期的な行っている方は状態を追って頂き、モチベーションの維持につなげて頂けると幸いです。逆に運動が不足している方はこの検査値を1つのきっかけとして運動を取り入れる機会となって頂けると嬉しいです。
 最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。日頃よりフォローやスキのご協力、誠に感謝致します。引き続き、ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

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