「お金」と「幸せ」の法則
今週は台風10号の話題でもちきりでしたね🌪️
これだけ進路が大きく変わり、またジョギング並みのかなり遅いスピードになるなんて、気象予報士さえも予想できなかったと思います💦
台風が上陸した九州地方だけでなく線状降水帯の影響で東海地方にも大きな被害が出たようです
被害に遭われた地域の皆様には心からお見舞い申し上げます
さて
ほぼ台風のニュースの中で、こんなニュースが飛び込んできました📰
衣料通販ZOZOの創業者の前澤友作氏が、ユニクロやGUを傘下に持つ株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏の発言に対する反論が話題を呼んでいます
どちらも事業として大成功を収めている方で、どちらの意見にも賛否両論が出ていますが、”Pro Bono さの”的には、事業をしたいという人たちに自分のポケットマネーを投じて支援していることもあり、前澤さんの意見を支持したいかなと思ったりもしています
なぜ前澤さんの意見を支持したいか、その理由は今回のnoteでお話させていただきます!
■お金を一定以上稼ぐと幸せを感じなくなる
”Pro Bono さの”のクレジットで書かせていただいた初期の頃に、このテーマで書かせていただいたことがあります(あまり「スキ」はいただけませんでしたがw)
ここでも書かせていただきましたが、「お金があれば幸せ」というのは幻想で、一定以上の稼ぎがあると人は幸せになれないという研究結果も報告されています
ノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学アンガス・ディートン教授によると、750万円から800万円程度の年収を境に、人の幸福度はそれほど上がらなくなるそうです
稼ぎが多くなればなるほど、それなりの責任がついて回り、自分の自由に使える時間は減るなど、それ以上の負担も増えることになり、それが幸福度が上がらない要因の一つになっているのだと思います
■稼ぎの多さと幸せは比例しない
もちろんのことながら、その日の生活もできないほどお金がないと心まで荒んでしまいますが、先ほどもお話しましたように一定以上のお金があっても幸福度は得られません
日経転職版の調査によりますと、大卒以上の年収では断然東京都などの首都圏が多い一方、ブランド総合研究所が調査した「幸福度調査」では、残念ながら東京都などの首都圏が上位にランクされていませんでした
このように東京都やその他の首都圏、そして”Pro Bono さの”が活動する大阪府も年収では上位にランキングされているものの、幸福度調査はことごとく下位を占めています😭
ブランド総合研究所によりますと、年収より家族や知人・友人などの人とのつながり、健康が幸福度を押し上げている要因だと分析されています
しかしながら、収入が多いと「幸せ」だと思い込むのでしょうか?
■自分のためだけの稼ぎは世の中がよくならない
なぜ人は収入が増えれば幸せになれると思い込んでしまうのかは、諸説あるみたいですが、”Pro Bono さの”が納得した説を紹介します
自分たちが他の人を評価する指標として、目に見える物質的な量の大小でその価値を判断しやすいからという説ですが、みなさん、いかがでしょうか?
「稼ぎの多さ=人としての価値」と思い込み、収入の大小という物差しで判断してしまうのかも•••
どんなにお金を稼いでいたとしても、その稼いだお金を自分のためだけに使っていたら、誰からも尊敬も賞賛もされません
自分のことを考えて稼ぐことがダメではなく、自分のためだけを考えて稼ぐのがダメなのです
その稼ぎは、もちろんその稼いだ本人がいるからであることは間違いないものの、その他にもその稼ぎに貢献してくれた周りの人やその稼ぎの源泉になったお客さんがいたりして、その稼ぎが成り立っているという原理原則を忘れてしまっています
お客さんは自分ができないことをその商品やサービスを購入することでその価値に見合うお金を払います
つまり、買う人がその価値が低いと思えば安いお金しか払ってもらえませんが、逆にその価値が高いと思えば高いお金を払ってくれるということです
その高い価値を提供することによって、自分の周りも社会も良くなっていくと思うのです
他の企業よりたくさんのお金をお客さんから集めることを優先する競争ビジネスではなく、自分の商品やサービスを選んでくれたお客さんに少しでもたくさんの感動を与えることを優先する共創ビジネスをしていくと少しずつ社会もよくなっていくと思っています
■その人の幸福度はお金の使い方に比例する
冒頭でお話しました、ユニクロ柳井社長の意見より、前澤さんの意見を支持したいと思うのは、冒頭でお話させていただいたように前澤さんは自分のポケットマネーを投じてスタートアップしたい人たちの支援を投じたり、自治体から提案をさせて「これだ!」と思った自治体にふるさと納税の枠組みで寄附をしたりしていて、前澤さんのお金の使い方に夢や希望を感じるからです
新しい事業をやる場合、資金調達がかなりのネックになり、特に個人では大きな課題になり、それが原因で諦める人も少なくありません
その大きな課題を取り除いてくれると、安心してチャレンジしようと思う人は出てくるはずです
「日本人の労働生産性の最大化を諦めたくない。日本人の底力はこんなもんじゃない」というメッセージを受け止められるのは、やはり、普段からスタートアップ支援などをやってきた前澤さんだからだと思います
柳井社長も同じようなことをしているのかもしれませんが、社外でこんな取り組みをしているという発信はされていないので、優秀な経営者ではあるものの、そういう点ではあまり心に響きません
第二次世界大戦の事例を出してきて前澤さんを支持する人を批判している人がいますが、この人のお話は柳井社長以上に説得力がありません
言いたいことは、人はお金の使い方によって幸せを感じることができるということです
自分の会社も含めて自分のためだけにお金を使う人は、いくらお金があったとしても不平不満しか口から出ません
それどころか、子どもたちに残すためにお金を貯め込んでいても、そのお金は争いの火種にしかならない場合も往々にしてあります
もちろん自分が生活できるだけのお金儲けは必要ですが、それ以上のお金は貯め込んでいて経済はよくなりません
経済を回すためには、お金を使う必要があります
なぜ、おじいちゃんおばあちゃんがお金を喜んでお金を使うか、それは自分の内面を満たすためと言われています
その先にあるのが「幸せ」ではないでしょうか?
人に与えると、回り回って自分に返ってくる、「情けは人の為ならず」という諺にも通じるところなのかもしれません
前澤さんもスタートアップ支援を通じて、事業が成功し、ゆくゆくは未来の日本を背負ってくれる事業家が出てくることを期待し、胸を膨らませているのではないでしょうか?
未来の社会のためにお金を使うって素晴らしいですよね
この夢が実現すると、それこそ究極の幸せなんでしょうね😊
今回はこの辺で👋
※参考にした文献