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人の成功より失敗の方が得られることが多い納得の理由
前回のnoteでもお話しましたが、先週から今週にかけて国内出張が3回もあり、しかも全て日帰り😱
しかも完全オフが11月にほぼなかったという凄まじいスケジュールを乗り越えました😭
こんな無茶なスケジュールをこなすため、先のことは考えず、とりあえず目先のことだけを考えてハードスケジュールを乗り越えるコツを覚えました笑
さて、昨日は久々にVRS(=一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの)さんのワークショップのお手伝いに行き、そこでこれも久々になりますが、「みのりん」こと松村美乃里さんにお会いしました
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定期的にVRSさんのワークショップの時の講演会にお越しいただいているのですが、今回で一旦は最後の講演会となるとのことでしたので、本当は完全オフのところ、体に鞭を打ってお邪魔しましたw
みのりんさんは、最近、自身で運営に携わっている”シェアアトリエつなぐば”に出店などで関わっている人と一緒に来ていただき、その人のお話の前に”シェアアトリエつなぐば”をはじめ、みのりんさんの活動について講演してくれています
今回は”さえきのゴッコ屋”の真行寺さえきさんに講演をしていただきましたが、その時に「昔はもっとできていた自分だったのに、できないことが多くなった」というお話がありました
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真行寺さんは出産する直前まで建築のお仕事をされており、設計に使われるソフトのCADなんかもバリバリに使われていたそうですが、今回の講演会の資料を作るのにパワーポイントを使って作成しようとしてもなかなか使えていない自分に落胆したそうです
講演会終了後にお話をしたのですが、パワーポイントなんて10年くらい使っていないとコマンドも大きく変わっていたりして、普段から使っていないとなかなか使いこなせませんよとお話をしました
若かりし頃の自分って色々とできていたと思うのに、年齢を重ねていくと段々できないことが増えてきて、スピードも遅くなった気がしますが、みなさんいかがでしょうか?
今回のnoteは、実は人の脳は過去の出来事を美化されるというお話をさせていただきます
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■脳は過去の出来事を美化してしまう
唐突ですが、このnoteをご覧いただいているみなさんにお聞きします
みなさんの今までの経験の中で、「成功した!」とか「うまくいった」など、人に自慢できるようなことはありませんか?
ある方はその自慢できる内容を人に伝えるとき、どのような筋道でお話するでしょうか?
多くの方は、前半に多少の失敗したことを盛り込むと思いますが、後半ではその課題や失敗を克服してハッピーエンドで成功したという内容ではありませんか?
これは実は”Pro Bono さの”が本業で行かせていただいたセミナーや講演会などで「あるある」の黄金ストーリーですw
これは脳科学的にも証明されていますが、多くの人間は承認欲求が強い傾向のある生き物です
だから人に恥を見せたくない、特に成功者と思い込んでいる人たちには自分をスーパーマンのような完全無欠の人物と思わせたいのか、このようなパターンになってしまいます
完全に「ウソ」であればアウトですが、人の記憶はとかく曖昧なものですから、実に厄介です
加えて、その話を何度もしていくうちに次から次へと話に尾鰭背鰭が付け加わって、最後の方には原型がなくなってくるくらいの話になったりする人もいますw
この原因はそのことを体験したときから、違う色々な経験をしたこと、他の人の話を耳に入れたことによる擬似体験などにより、記憶が上書きされていくのです
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■人の成功事例のセミナーは無駄銭を使うだけ
よく投資セミナーや起業セミナーなどで何十万もするセミナーが開催されていますが、この手の人たちの話は大半が成功事例の手本みたいなお話であり、失敗したという話は少しだけするものの、やっぱりその課題を克服した的なハッピーエンドで終わります
そのお話を鵜呑みにして、そのセミナーの講師が主催するなんとか塾とかなるものに入ったりすると何十万のみならず何百万も注ぎ込んでしまう事態にも陥りかねません
先ほどもお話しましたように、人の記憶は美化され、自分の頑張りだけで成功に導いたという話を鵜呑みにしてしまうと多額のお金を請求されるセミナーやなんとか塾に入らされることがオチです
よく不動産投資や株式投資の詐欺まがいの電話が職場や家、携帯電話にかかってきたりするってお話も聞きます
そもそも「儲かる」のであれば、売り込みをしている本人が「自分はこれでお金持ちになりました〜」と見本を見せればいいのですが、色々と口実を作ってやれない理由を並べたりする人とやり方は違えど、同じことをしているのです
それならば、成功した人が書いた本であれば2,000円までで手に入りますし、今はYouTubeでも無料配信で途中まで見れるものもありますので、それを見てに納得したなら購入したらいいと思います
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■実は成功より失敗の方が学ぶべきことが多い
過去のnoteで失敗から学ぶことが多いと書かせていただいたことがあります
ここでも紹介しましたが、江戸時代の肥前国第9代平戸藩主である松浦清の著作「剣談」の中の言葉である「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」です
ヤクルトスワローズや阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスなどの監督を務められた故野村克也さんが座右の銘にした言葉でもあります
力の差で勝つ場合もありますが、同程度のレベルである場合は環境が重なって偶然に勝つ場合が多いです
一方、負ける場合は、偶然で負けることより、体調不良や準備不足、その他の落ち度によって負けるというはっきりした要因があるわけです
つまり、失敗から学ぶべきことが実は多いのです
そういうお話ってなかなか聞けることが少ないのですが、そういうお話を聞かせてくれる講師がいたら、その人に教えを乞うべきだと思います
つい最近、”Pro Bono さの”宛にVRSさんでやっていたことを聞きたいという連絡もいただきましたが、過去の成功した事例をそのまま同じ手法でやっても失敗するだけです
成功したのはその地域性であり、時期であったり、周りの環境であったりと偶然が重なり成功したわけで、成功の方程式は存在しません
ですので、状況を聞かせてもらわないと教えても無駄ですと言って、いったんはお断りしました
学校と同じで、社会に出ても結果よりプロセスから発生した失敗したことの方が大事であり、それこそ知っておいて間違いありません
なかなか人って承認欲求の強い動物ですから、理解してもらえませんがw
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ということで、今回のnoteは終了です
急に秋も深まり、今年もあと1ヶ月となりました
寒暖の差も激しい今日この頃、体調を崩さないようにしてくださいね〜
※参考にした文献
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