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【緊急投稿】そこまで言い切って委員会

 今年も早いもので1ヶ月が経とうとしています
 比較的穏やかな気候ですが、時々冬らしい気候にもなったりして、巷ではインフルエンザも例年の3倍以上とも言われるほど流行していますので、ご注意くださいね
 そんな気候と裏腹に、世間では政治家から人気タレントまで幅広い著名人による、いわゆる性加害のニュースの渦が吹き荒れています
 しかし、その背景には行き過ぎた正義が余計に事を複雑化しているところもあります
 新聞やテレビ離れが顕著となり、オールドメディアと呼ばれている従来のメディアを敬遠する反面、そうしたメディアから拡散される情報をに受けて、ミスリードされた情報で正義をかざしてしまう傾向が特に最近、多くなっているように感じます
 そこで今回のnoteは、世間一般に流れているニュースが真実を伝えているのかという視点で書かせていただきます!

今回の週末noteは炎上覚悟で投稿します💦

■マスコミが発信するニュースの基本

 昭和平成と情報の収集源は新聞やテレビが中心でしたが、インターネットが普及し、SNSが登場してから、若い世代を中心に情報源は軒並みSNSが中心になり、いまや新聞や週刊誌など紙媒体のメディアは発行部数が大幅に減らしています
 また、テレビ業界においても、Abema TVなどのストリーミングテレビがシェアを広げてきて、テレビの創成期からの民放のテレビ局は苦戦をいられています
 つまりいわゆるオールドメディアは今の時代には徐々に合わなくなってきているものと考えられています

モバイル社会研究所より引用
※表をクリックするとモバイル社会研究所のサイトへ移動します

 メディアの主な収入源には大きく2つがあり、一つは新聞や週刊誌などの購読料と、NHKを除く民放各局が無料でテレビが見れる仕組みを作った広告収入から成り立っています
 これを見て多くの方は「何を今さら」と言われるかもしれませんが、ここが今回の大きな問題なのです
 いま多くの人が無料で情報が手に入るニュースは、広告収入から制作されているものであり、いわばスポンサーがニュースの制作費を支払っているということです
 いま巷を騒がせている人気タレントの件で、それに関与したと報道されているテレビ局の記者会見でさらに炎上していますが、その影響で多くのスポンサーはCMを流さないようにと要請しているそうです
 実際にCMを政府広告に差し替えても広告収入はすぐに減らないそうですが、契約期間が終了したらテレビ局の収益がかなり悪化するともいわれています
 それほどメディアにとって広告収入は番組制作だけなく経営全般にとっても大きく影響を与えています
 言い換えれば、スポンサーの意向に沿わないニュースにはお金を払わないとなったら、それこそ経営が成り立たなくなるということです
 その昔、ロシアでの原発事故があった時に、大手スポンサーであった電機メーカーの意向でそれほど大きな記事として取り扱わなかった過去もあったりします
 そして今の報道の問題は、客観的事実をさておき、ある事実のみをクローズアップしてヒール役(悪役)が仕立てられているようにしか感じない側面もあります
 加えて、メディア各社が報道する内容はどれも同じもので、切り口が若干違ったりしても大きな内容の差はありません
 要は視聴率や購買数が増えればいいと考えるだけにしか思えないのです
 イェール大学の成田悠輔氏は自身のXで次のようにポストしています

成田悠輔氏のXでのポスト
※画像をクリックすると成田悠輔氏のポストに移動します

 まさに言い得て妙って感じですね

こうした取材にもスポンサーのお金が使われていますので、偏重報道がないとは言えませんよ

■ミスリードしている事実があってもまだ信じるのか

 特に最近では効率的にしようとするメディアが増えてきたこともあり、その昔は取材する人が多くいたところも、一人で何役もこなしたり、外部発注したりして、人の配置にかかる経費を抑えようとしています
 そうなることによって何が起こるかというと、取材の「手抜き」です
 きちんと取材もせずに憶測で記事を書き、いかにも関係者に聞いたようにしています
 その実例を紹介します

 これは氷山の一角であり、このほかにも多数あると思われます
 実際に、”Pro Bono さの”もVRS(=一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの)さんに関わっているときに、取材を受けたテレビ局から「こういう流れにしたいので、これに合うようなコメントをいただけますか」と言われたことがあります
 マスコミの力はいまだに根強いですが、それを自負しているのか、偏向へんこう報道をしたい媒体はまだまだ多数あるようです•••
 しかし、そういう偏向報道であっても、いまだに信じる人も多くいており、社会学者の古市 憲寿ふるいち のりとし氏が兵庫県知事選挙の件でこのような発言をしています

 確かにその部分もあったかもしれないけど、テレビ、新聞、雑誌100%正しいわけではない。もちろんSNS一個人でつぶやく投稿よりは、(オールドメディアは)裏も取ってるし。とはいえ100%正しいわけではない(中略)
 だからオールドメディア批判で思ったのが、逆にみんな、オールドメディアを信頼してるんだなって思って(中略)
 オールドメディア批判が起こるぐらい、新聞、テレビ、雑誌を信頼してるんだなって(後略)

古市憲寿氏が兵庫県知事選挙の件でコメントした内容(Yahoo!ニュースより引用)

 これでも、まだオールドメディアをはじめとするマスコミが発信しているニュースを信じますか?

マスコミは客観的事実を把握せずに偏向報道しているようにしか思えません

■そこまで言い切って委員会!

 今回のタイトルはテレビ番組の「そこまで言って委員会」をもじって付けさせていただきました
 この番組はパネラーの本音を歯にきぬ着せない物言いで人気を誇っていますが、あくまでパネラーと番組制作者の自己責任で編集し放送されています
 今回問題にしている偏向報道は取材した人や編集責任者たちの名前は一切出されずに、被害者や加害者のプライバシーに土足で踏み込むやり方に大いに問題があると考えています
 若い世代ではSNSから情報を取得している傾向が高いことは先ほども書かせていただきましたが、こちらも匿名による情報発信が主流です
 ちゃんとした取材もせず、情報の一部だけを切り取ってあたかも真実であるかのように言い切り、特定の人たちを悪人に仕立て上げるやり方が本当に正しいのでしょうか?

今のマスコミのやり方は魔女狩りにも似た感じに思えます

■ミスリードされた情報で導く正義は「悪」!

 客観的事実だけを羅列した情報で導く判断は、それぞれの個人の判断ですので否定はしませんが、客観的事実をかえりみずに報道された部分だけを切り取っていかにも自分の意見であるかのような「正義」を振りかざすのはかなり違うと思います
 人気タレントが引退に追い込まれたこと、その原因となったことに対する示談があったことも事実だと思いますが、一方だけの考えや意見だけが全ての真実ではないはずです

 今回の件で、落語家の立川らくさんはXで次のようにポストしています

 「『悪には罪悪感があるから止まるが正義にはそれがないから暴走する』戦争がそう。昨今のマスコミの集中攻撃も同じ(後略)」

立川志らく氏のXでのポスト

 自分にとっての「正義」と、社会全般に通用する「正義」とはまた違う部分も多々あると思っています
 本当の幸せとは、穏やかで心が落ち着く場所で、心許せる人と一緒にいられることだと思っています
 こんな重箱の隅をつつくような人が他の人たちを見張っている息苦しい社会で本当に幸せなのでしょうか•••
 今回は、マスコミのあまりにも酷い偏向報道と、それを真に受けている人がいきすぎた正義感を振りかざしている風潮に警鐘を鳴らさせていただくために書かせていただきましたので、ご理解の程、よろしくお願いします<(_ _)>

誰かの正義に合わせて生きなければいけない社会は息苦しくて不幸です

※参考にした文献


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Pro Bono さの
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