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新月に役に立つかもしれない、願いを叶えるということについての危機管理。

ひとつ前の記事からの続きでもありますが、この記事だけ読んでいただいてもわかる内容になっています。 ↓これがひとつ前の記事です。 

さて、今日は新月でした。
正確な情報は、7/21の02時33分に蟹座28度台での新月という事になります。新月にぴったりのお話を書きました。
ちなみに新月の願いを紙に書くときには新月から48時間以内がよいとされています。ご参考までに。
2020年の新月もここに書いてみます。

7/21  02時33分 蟹座28度台で新月
8/19  11時42分 獅子座26度台で新月
9/17  20時00分 乙女座25度台で新月
10/17  04時31分 天秤座23度台で新月
11/15  14時07分 蠍座23度台で新月
12/15  01時17分 射手座23度台で新月 皆既日食

さて、本題に入りましょう。
先にお伝えしたいと思うのですが、落ちたり、凹んだり、つまずいたり、という人生に時々起きる一見ネガティブに見える現象は、大切な時間です。不要なこと不要なものでは全くありません。むしろ必要な人生の「意味ある時間」の体験です。自分だけの重要な意味は、いつか発見されるときを静かに待っているでしょう。

「願い」と「達成」はワンセットの恋人?

まずとある時に「願い」というものを決めた私がいます。その願いには自分の理想の形の「達成」というゴールがあります。そこまでは皆さんが普通に思い付くことであり、用意することにも慣れている事だと思います。

例えば「新月のお願い」というのもあります。わりと多いのが、新月に願いを用意して紙や手帳などに書くというやり方です。そして何度目かの満月に願いは成就されていくということだと思われている方が多いと思います。

ですが、ここでよくある話が登場します。新月の願いあるあるです。

「最初だけその気だったから気合いを入れて紙や手帳に願いを書くのだけれど、そのうち忘れてしまった、と思ったら何ヶ月か過ぎていた。」というお話です。自分が何を願って何を書き記したのかを忘れてしまって、それを変だとも思うこと無いままに毎日を過ごしている、という現象です。どこかの時点でハッと気が付くのですが、もう何日何十日過ぎているという状態なわけです。いくつかの満月を通り過ぎているということも普通だったりします。これは忘却の彼方へ現象ですね。心当たりがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

さらに例えば「毎月忘れることも無くちゃんと書いているのに、願いは一向に叶わないのです、叶う気配が無いのです。なぜでしょう?」という方もいらっしゃいます。
「新月の願いなんて、結局は叶わないもの、なのではないですか?」 
という事にもなったりすることがあるでしょう。
本当ですね。
一体それはなぜなのでしょうか? 
新月の願いが叶うなんて嘘なのでしょうか? 
それがなんなのかわからないままなのでしょうか?

大丈夫。答えはちゃんと存在しています。

実はそれは「毎月の新月に書けばいい、と思っているから」
という可能性があるのです。
いかがですか? そう思ってはいませんか? 
???

書けば叶うと思い込んでしまっている、という可能性を考えてみましょう。
どうでしょうか? 

んんん??? それは一体どういうことでしょうか?

願いを叶えるためには「それをやればいいのですね」ということを、まずは外に見ました。
次に、自分がそれを早速取り入れて「やればいいというそれ」を書けば叶うのだからやってみよう! また今月も叶えるために書いてみよう! と繰り返していますという状態ではないか? ということです。
心当たりはないか、そこを考えてみましょう

そうだとしたなら、願いはとても叶いにくい設定に自然となっているということなのです。要チェック!
どういうことかというと、それは願いが叶うと信じているのではなくて、叶えるために必要だという作業を繰り返している状態になってしまっているのです。その場合には、「叶うぞ!」「達成しちゃうぞ!」という実感を自分の内側に感じることが無いでしょう。


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必要なのは「道草」?

とっても簡単に言ってしまうと、「願い」に必要なのは「道草」というご飯です。「願い」に必要なパートナーは「達成」だと思うのですが、それは切っても切れない運命の相手であって欲しいとさえ思うわけです。だからこそ私たちの視界にはそれしかなくて「願い」と「達成」というベストカップルの誕生の瞬間を今か今かと心待ちにしているのだと思われます。たとえて言うなら「願い」と「達成」それはまるで恋人、あるいは夫婦のような感じです。

しかし、ここにはまだ一番重要なものが抜けているのです。
それが「道草」です。
「道草」とは、道草的な出来事と体験という風に言い換えることが出来ます。
それは何でしょうか?
それは、もっと言い方を変えると「願い」が生命を吹き込まれた後の「途中経過」のライブな物語ということです。この物語の存在が私たちにとって重要になってきます。

「願い」に生命を吹き込む瞬間というのは例えば、紙に願いを書いた時、としてイメージしてみましょうか。想像してみるということが、理解する助けとなりますから、以下のイメージをまずは描いてみてください。

・・・・・・・・・・

・紙に「願い」のあれやこれあやを箇条書きに書いている自分が居ます。

・よし、これでOK!と思ってペンを置くと、書いた項目、文字にはそれぞれ生命が宿っています。その文字を見つめましょう。

・その中には濃い生き生きとした願いがあったり、薄くて元気が無い願いがあったり、字や雰囲気に違いがあったり、他にも様々な状態が起きているように感じられるかもしれません。

・濃かったり元気に見えているものは、その「願い」はあなたにとって他の願いよりも強い想いのある願いではありませんか?

・ここでは元気そうなのもそうで無いと思えたものも、そのまま活かしていきましょう。
(この段階で濃くて元気そうな願いだけを残してあとは整理するということを行うのも可能です。その場合には書いた紙から消しましょう。またあらためて本当にそれが欲しいと思えたときにしっかりと書こうという風に考えることも出来ます。安心して今は外して大丈夫です。)

・さて、生命を持ったその「願い」が、ここからスタートして旅をし始めます。
どこへ?
もちろん「達成」というゴールに向っての旅です。


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やっぱり瞬間移動、ワープはしないよね。

「願い」を決めたのは自分自身です。その「願い」は自分自身というスタート地点から、旅を始めます。晴れだったり雨だったり、嵐だったりする中を旅していきます。小さな願いは24時間内にかもしれませんし、大きな願いは何年もかかる旅かもしれません。

ここで気が付いていただきたいことがあります。「願い」は決してこの地上では瞬間移動、ワープはしないのです。ワープして結果である「達成」に瞬時に到着するということは無いのです。考えてみるとそれは当たり前、ですよね。
本当に、その通りです。
「途中経過」という時間が必要なのです。
「途中経過」とは、自分の「願い」「達成」に向って旅する上で、必要な「栄養」がたっぷり存在しています。人それぞれの栄養が存在します。同じではありません。また、その「栄養」は、私が考えている都合の良い、いい感じのことばかりでは無いのです。晴れの日や雨の日があるように。

「願い」は様々な体験をして「達成」のもとへとやがて到着します。
その日が来るまで行動を止めません。
「願い」
に関係のありそうな話や音を聴きに行きます。
「願い」に関係ありそうなものを食べます。
「願い」に関係ありそうな書籍を探し求めます。
「願い」に関係ありそうな言葉を使いますし行動をします。
そんな日常生活を積み重ねていって、そのうちに「願い」そのものに関係無さそうなことも起きてきたりもします。「願い」は迷うかもしれませんし迷うこと無くまっすぐ進んでいくのかもしれませんが、ここで大切なことはそのどちらもが間違ってはいないということです。好きな方を選びましょう。
本当のところ、失敗は存在していません。ただし、失敗に思える、失敗に見えるという状態は経験します。経験しますが、真に受けてしまわないことがコツと言えばコツになるでしょう。

「願い」はどこを通っていけば「達成」へと繋がっているのかということをすでに知っています。時には「達成」の方から近寄ってくるようなことも起こすことは可能です。

叶うか叶わないかと心配して、出来事に一喜一憂して上がったり落ちたりしている忙しい私という存在の表面の自我は「達成」という存在がどこにいるのか、どこを通っていけばそこに到着できるのかを知らないのです。だからこそ不安になるということが起きます。
知らないのはマズい!ということではありません。間違ってもいません。
知らないのだということを知っておくことが肝心なのです。

自分が用意した「願い」が歩き出した旅の途中ですが、次から次へと続く思わぬ出来事によって落ちたり昇ったりしながら、その体験を堪能していきましょう。
様々な出来事に、たとえ疑うことはあっても疑ったままでは無く、途中うかうかと道から外れていくことはあっても外れっぱなしでは無く、目の前に現れることを選んでは体験しながら、それでも一番肝心な「達成」へと会いに行く旅の途中であることを忘れることなく進んでいきましょう。間違ってなどいません。会うと決めたままのこころである以上は、あると信じたままの旅が進んでいく以上は、その分確かに進んでいるのです。

やがていつか、この星のどこかで、その恋焦がれた未だ見ぬその恋人に出会う日が必ず訪れるでしょう。
信じて進む限り。

7月の新月に。


写真と文 sanae mizuno
https://twitter.com/SanaeMizuno

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