NASDAQ100は暴騰しやすい!割高を見分ける価格水準の指標を考えよう
NASDAQ100とはNASDAQ市場に上場している上位100銘柄の加重平均を取った指数です。金融業は含まず、テクノロジー重視で高成長率が特徴です。GAFAMも含まれています。
利回り
10年間の利回りは
約4.82倍(13~23年) 平均利回り約17%
約2.43倍(03~13年) 平均利回り約9%
です。
構成
図2.を見て分かるように、GAFAM、テスラ、NVIDIAで約50%となっており、かなり偏りがあります。
メリット
成長率が高い。暴落してからの回復が早く、リーマンショックではSP500は値が戻るまで5年を要したが、NASDAQ100では2年程度で回復している。パンデミックでは一年以内である。
00年代の不景気期にも、平均で約9%の利益を上げており、為替の変動を加味しても日本人にとって投資価値が高い。
デメリット
バブルに弱く、価格が急騰することがあるため、大きな金額を一度に投資するのは避けたほうが良い。
ドットコムバブルのピークは00年頃に発生しており、この時点で購入してしまった場合、価格が元に戻るまでに9〜12年程度かかっている。
定期的に積み立てる方法を採用すれば、購入時の価格に左右されず、長期間にわたる平均価格で資産を取得できます。たとえば、98年から02年までの4年間でバブルが底をついているため、大きな現金資産があっても、一度にすべて投資せず、10年かけて毎月少しずつ投資することでリスクを分散できます。
しかし、NASDAQ100の現在の価格が割高なのか割安なのか、もっと正確に知りたくなりますよね。より正確に知ることができれば、リスクをとって全額を一度に投資してより大きい利益が得られることになりますし、取崩し期では割高な時に多めに現金化すれば大きい現金収入が期待できます。次に、NASDAQ100の価格水準を推定できる指標を紹介します。
NASDAQ100の価格水準を推定できる指標
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