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時を超える絵画旅、古都へ

温故知新の造形美

いにしえの街、京の都を訪ねる旅。
京セラ美術館で開催されている展示会 "ルーブル美術館展 愛を描く" を、愛でて来ました。

時代の流れを感じさせる建築が、
より展示会の美を引き立ててくれる。

夕暮れ時の灯りは、
香りと雰囲気を醸し出す。

光とアーチの芸術、造形美。


館内から見渡せる、
近代的な中庭もまた、ひとつの絵画のよう。


様々な愛のカタチ

神々の愛、家族愛、恋人たちの愛.. 様々な愛が表現されており。
特に興味深かったのは、神さま達が人よりも、より人間らしく描写されていたことだろうか。それがまた滑稽でもあり、興味深くて面白いところ。

フランソワ・ジェラール 作
《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》


天使たちの天真爛漫さや無邪気さが、ユーモラスにそして愛の高まりが様々なカタチに彩られ..キャンバスの上へ。浮き上がる感情が心を揺さぶる。
女性たちの美しく結った髪や飾り、ドレープがかかった表現豊かな衣。しっとりとした肌の感触まで伝わってくるようで。

美が表現され、絵画の端々にまでその美しさが散りばめられていて。思わず、クスッと笑みが溢れてしまうようなシーンも幾つか。細部までもが見逃せない。

クロード=マリー・デュビュッフ 作
アポロンとキュパリッソス


中世の時代には、写真という記録を残す媒体が無かっただろうから。写真家ならぬ絵師に自画像や家族像を描いてもらっていたのだろうな。
などと、遠い時代に思い馳せながら..想像力を働かせて絵画のひとつひとつを眺めるのも愉しかった。

美は心..現代から時空を飛び越え、遥か彼方へ旅するように。幾重にも想像力の翼を拡げる面白さ。まるでまだ見ぬフランスへと旅するかのような気持ちで愉しんだ、貴重な展示会でした。


ミュージアムショップという魅力

美術館と言えば.. 今や、ミュージアムショップは欠かせない愉しみのひとつとなっている。観賞後、まだ絵画への淡き思いが残るタイミングで、先ほどまで眺めていた作品の欠片が、様々なモチーフとなって象られている品々は堪らなく魅力的に映るもの。
ついつい、あれもこれもと手が伸びてしまう。笑。そんなショップへ立ち寄り愉しむ事も、美術館の醍醐味かと思う。

今回連れて帰って来た品々は..こちらの三点。

どれも、心踊る毎日を彩ってくれそう..♡


どれも過ごす毎日をキュンとさせてくれるような、心踊る品を選んでみました。
そんな風に、様々な愉しみ方が出来る美術館とは、ある種、心満たしてくれる魅力的なテーマパークのような存在でもあるんでしょうね。

2023.09.09

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