My Radio Ensemble 東京のある場所をイメージして選曲すると?!!
こんにちは。
みなさんはJ-WAVEで平日17時くらいから放送している「Radio Ensemble」という短い番組をお聴きになったことがありますか?
この「Radio Ensemble」は月曜から木曜、16時から18時50分まで放送している「GRAND MARQUEE」という情報・音楽番組の1コーナーなのですが、結構、良質です。
日替わりで、アーティストの皆さんが自身の「東京のある場所、ある場面」の実体験や記憶を呼び戻して、その時、聴いていた曲や、そのシーンにあった曲を選曲しながら、当時の思い出を語ってくれる番組なんです。
それぞれのアーティストの方が東京のある場所でどんな生活を送っていたか、当時どういう曲を聴いてどう感じて生活したかなど、生の話を聞くことができます。
普通に聴いているだけでも結構楽しいのですが、なかなか面白い企画なので、今回、「My Radio Ensemble」つまり私自身の「東京のある場所、ある場面」の選曲をしてみようと思います。
私が選ぶ東京のある場所は、ずばり山手線圏内です。場所は「新大久保」、「青山」そして「西麻布」です。
テーマとしては「バンド演奏でたどる東京の場所」にしてみます。
実は、私自身ギターをやっていて、学生時代からアマチュアとして、今まで多くのバンドで演奏してきました。プロではないですが、アーティスト気取りで「バンド演奏でたどる東京の場所」を語っていきたいと思います。
私の通っていた高校は山手線の「新大久保」駅で降りたところにありました。具体的には、新大久保の改札を抜けて、大久保通りを右に折れて、当時、ロッテの工場が横にある路地をまっすぐ行ったところにありました。3年間、そのルートを歩いていたので、今でもガム工場の甘い香りなどが思い出されます。
そして、そんな高校の一番良い思い出が「学園祭」でした。男子校でしたので、この時だけ、女子が大量に学校内に来ていて、気分も上がっていたと思います。そして、この「学園祭」のためだけに、即席バンドを作りました。教室の一つをバンド用に借りて、即席のステージと観客スペースを作り、機材を持ち込みました。多分ちゃんとしたところでライブしたのは、この時が初めてだったと思います。
この初ライブでは、Deep Purpleの「Smoke on the Water」など、硬派の曲も演奏したのですが、ここでは、この即席バンドで演奏した中で一番沸いた曲を選曲したいと思います。
世良公則&ツイストの「燃えろいい女」
当時はツイスト、Char、原田真二が新御三家などと言われていた時代でした。ツイストはその中でも一番簡単にコピーができたロックナンバーだったので、やっていた方は多いかと思います。ヴォーカルも、これまた世良さん気取りの歌い方をする奴で盛り上がりましたね。
続いて、進学したのは「青山」の有名な大学です。その大学で新入生として入ったサークルが音楽サークルでした。入部すると、すぐに先輩たちにスカウトされて、あるバンドに入りました。そして、その時の最初の課題曲を2曲目に選曲したいと思います。
松原みきの「真夜中のドア〜stay with me」
こうしたニューミュージック、今でいうシティポップは、当時、初めて演奏したのですが、この曲はずば抜けて良い曲でしたよね。この大学初のバンドは女性ボーカル、女性キーボードという今風の編成のバンドで、女性の先輩たちもキラキラしてましたね。
そして、今は建て替えられてしまいましたが、青山キャンパスにあった古いサークル棟の、それほど広くない部室で練習をしていたのを思い出します。そして、練習が終わると、学食の一角や、時々キャンパスを出て、近くのカフェでミーティングと称して集まっていました。
このシティポップバンドの後に作ったのが、当時、流行っていたフュージョンバンドです。ちょうど高中正義、カシオペア、PRISMなどが全盛の時代で、アマチュアミュージシャンなら誰でも手慣らしにやっていたジャンルです。
当時、私はアリアプロのギターにコーラス、ディストーション、ディレイなどのエフェクターをガンガンにかけて、めちゃくちゃ太い音を出して、リードをとっていました。そんなフュージョンバンドで一番出来が良くて、記憶に残っている曲を選曲します。
PRISMの「UNFORGETTABLE」
この曲は、実は、その後も色々なバンドで演奏したので、個人的に思い出深いナンバーではあります。この曲を弾いたり、聴くと、自分が歩んできたバンドや演奏してきた場所を昨日のように思い出します。
このPRISMは、今は亡き和田アキラさんの速弾きギターのイメージが強いですが、この曲はベースの渡辺建さんが作ったナンバーで、とてもメロディアスな素敵な曲です。もし機会がありましたら、是非、聴いてみてください。
さて、社会人になって、バンド活動とは違いますが、「西麻布」にある、お客さんがバンド演奏できるライブバーに頻繁に行っていた時期がありました。会社の連中や仲の良い音楽仲間をを引き連れて、2次会、3次会として行くパターンが多かったですね。当時は、結構、お金を使ってブイブイやっていました。そんなライブバーで演奏して、思い出に残っている曲を選曲します。
ドゥービー・ブラザーズの「Long Train Running」
実は、そのライブバーで一番演奏回数の多いのは、Deep Purpleの「Burn」などのゴリゴリのロックなんですが、「Long Train Running」は簡単なので、指慣らしに、毎回最初に弾くことが多かった気がします。ノリも良いので、場が盛り上がりますしね。
とにかく、出だしのカッティングギターのリフが気持ちよく、ロックですが、妙に踊れてしまうという曲で、確か昔のディスコでもよくかけられていました。当時、働いていた会社のクリスマスパーティーでも演奏しましたし、この曲を聴くと、みんなで盛り上がっていたあのバブル?の場所を思い出します。楽しかったですよね。
こんな感じで、私自身の「My Radio Ensemble」をまとめてみました。
テーマは「バンド演奏でたどる東京の場所」
「新大久保」
世良公則&ツイストの「燃えろいい女」
「青山」
松原みきの「真夜中のドア〜stay with me」
PRISMの「Unforgettable」
「西麻布」
ドゥービー・ブラザーズの「Long Train Running」
本当の「Radio Ensemble」の放送では、アーティストの方が曲を聴くと、その曲にリンクされた自分だけの場所が思い出されると言っていました。
確かに、その場所でよく聴いていた音楽、今回の場合は良く弾いていた音楽には、その当時の記憶が紐づいていて、とても懐かしい気持ちにさせてくれます。歳を重ねるとよけいですよね。
みなさんもそれぞれ自分の「Radio Ensemble」を思い返して選曲し、その曲をPLAY LISTとしてみてはいかがですか?
まさに百人十色の「My Radio Ensemble」があるはずですよね。
それでは。