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活火山のエネルギーに満ち溢れた、鹿児島滞在の話

プリちゃん | 『どんな毎日も、宝物になる日記』


5/21~23までの日記。私は鈍行列車に乗って、宮崎県の青島から都城市に向かっていた。本当はホテルの滞在先の予約関係もあって、22日のお昼に過ぎに宮崎から鹿児島に到着する予定だった。でも、めっちゃ嬉しいことに以前からSNSでずっと繋がって陰ながら応援してくれていた、ゆいさんが「特別、土曜日に宮崎市内に戻る必要がなければ、そのまま鹿児島市内までお連れしましょうか？」と車でアテンドしてくださることに。。！それもあってスケジュール前倒しで、鹿児島へ向かう形になったのだ。都城駅付近で待ち合わせして、そのまま霧島国立公園、桜島、鹿児島市内へ。このルートは車が運転できない私にとって、1日ではとても回りきることができない。普段は仕事もあるし、そんな貴重な休日の中で、車でアテンドを半日かけてして頂いたことに感謝でしかなかった。

しかも、ゆいさんとお会いするのは今回がはじめて。。！「夫婦共にプリちゃんの作品が大好きですので、お会いできるなんて感激です！！」「いつの日か、九州で一緒に個展を企画しましょうね！」と、人想いな ゆいさんが伝えてくれた言葉が何よりも嬉しかったなぁ。直接、言葉を伝えてくださることはとっても励みになるし、「これからもどんどん頑張ろう！」ってエネルギーが湧く。この半日だけで本当にたくさんのことをお互いに話して、再会する楽しみも増えた。(ゆいさん、本当にありがとうございます。。！)

いざという時に、手を差し伸べてくださる本当の繋がり。これを大切にしていきたいし、より成長した姿を通して返していきたいよね。




心の中に新しい色が加わった、霧島国立公園


宮崎と鹿児島の間にある「霧島国立公園」という場所へ訪れたとき。熊本の阿蘇で見たような霧で覆われていた。周りを観察してみると、これまでに見たことがない岩の色味や、足を踏み入れたときの感触が想像以上に柔らかくて。。岩と岩の間に、霧島の代表花「ミヤマキリシマ」が咲いているのも不思議な魅力を感じた。普段訪れない場所へ行くと、こうした新しい発見が幾つもあるから楽しい。自分の中に新しい色が加わる感じがするから。


霧島国立公園
ミヤマキリシマ
色とりどりな岩たち


活火山「桜島」を目の前にして感じたこと


霧の世界から離れた後は、鹿児島の一番有名な「桜島」へ。曇っていた天気は次第に消えて、すっかり晴れ模様に。。！まるで九州一周を達成できたことを祝福してくれているかのよう。桜島の名前は耳にすることがあったけれども、実際に近くまで足を運んでみると、スケールの大きさに言葉を失うほど圧倒された。。。しかも、活火山で年間1000回も噴火することもあるという超アクティブ！！だからなのか、桜島の中に宿っている莫大な自然のエネルギーが物凄く伝わってきた。それは噴煙だけでも、十分伝わってくる。桜島付近の周辺を歩いてみると、力強さを感じるグレーの岩たち。そして、ザラザラした手触りの火山灰がお出迎え。霧島国立公園で見た光景とは違う印象。


遠くから見た桜島(左の山)
噴煙がすごい。。
周辺にはゴツゴツとした岩
ザラザラとした火山灰
フェリーから鹿児島市内へ向かう中の桜島
桜島をバックに。photo by ゆいさん


この活火山を間近で見たときのインスピレーションを受けて、新作『Inner Voice』が完成した。霧島国立公園と桜島にある岩たちの写真を組み合わせて作ったアート作品。活火山が内なるエネルギーを解放していくみたいに、人も心の中にある本当の声を聞いて受け入れることで、ありたい姿を叶えていけることを願って。


イルカには会えずとも、大切な学びを得た鹿児島市内


ゆいさんが車でアテンドしてくださったお陰で、予定よりも早く鹿児島市内に着いた私は、その晩に「イルカゲストハウス」というゲストハウスに一泊することになった。ご自宅をそのままゲストハウスとしてオープンされていて、宿のあちこちに可愛いイルカが目に映った。オーナーは55歳から宿経営をスタートされて今年8年目になる、あけみさん。とっても明るくて気さくで、鹿児島の地理や歴史、鹿児島にはイルカが生息していること(→衝撃的)、オススメのお店など、色々と親切に教えてくださった。私が個人的に行っている、アートで笑顔と幸せを全国に届ける  #虹色スマイル プロジェクトにもご協力していただいてお話を聞かせて頂いた。そこで得た大切な学びが２点あったので、ここで紹介したい。



一つ目は、「自分の居場所を自分で作らないと、誰かに依存する人生になる。適度な距離感も必要。さもないと、より良い関係は作れないのでは？」ということ。そういう考えもあって、あけみさんは「子どもからの自立」を目的にゲストハウスをオープンすることになったらしい。自分の居場所をしっかり確保しているからこそ、今では子どものお嫁さんの方から旅行といったお誘いを受けては仲良くしているとのこと。「付かず離れずの程よい距離感が、良好な人間関係を築いていくヒントであるなぁ」と、私は感じた。

もう一つは、「いくら好きでも限界がある。細く長く続けることがベストだから、仕事に一生懸命になる度合いを７〜８割にして、残りは友人と遊んだりといった自分のための時間に充てる。」ということ。ついつい好きな仕事だと永遠に取り組んでしまいがち。私もそうで、気づけば全然休んでいない時もあったりする。あけみさんがこのような考えに至ったのも、一度精神的に参ってバランスを崩してしまった過去があったから。好きなことをずっと続けていくためにも、大切にしていきたい視点。


あけみさんから大切な学びを得て別れた私は、鹿児島滞在最終日に英語教師をされているジャスミンさんと初対面。SNSでずっと繋がっていたものの、ようやくお会いできたことに喜び合いながら、カフェでお茶。その後は、イルカを見に行ったのだけれど、とっても残念なことに水質が悪いことからイルカを目にすることは叶わなかったのだ。望んでいることが叶わないときは少しショックを受けるけれども、今は叶うタイミングではなかったのかもしれない。その代わりに、思いがけず鷲？鷹をかなり至近距離で見ることができたことがラッキーと感じた。九州一周の旅、最後の締めくくりにふさわしい沢山の出会いに感謝。縁してくださった皆さん、本当にありがとう。。！


鹿児島市内にて
凄いスピードで飛ぶ鳥たち


最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。。！

プリちゃん



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