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化石と雪

2024.2.2記

雪でも降ってくれれば良いのに。いや、雨でも。光でも風でも良いのだが。降り積もった時間。時代の記憶が、それらには染み渡っている。自らのうちの太古を、古いものを、連綿と脈々と伝わる血を甦らせてくれる、今世のみならない時間の堆積が自分であることを実感させてくれる。大気の湿り気は、タイムマシンだ。生きている意味とは、そういうものの中にあるのだ。その手応えからはじまったものが、昔の哲学者が拘泥し飛躍しようとした人間という生き物の秘密だ。水。湿度。空気のテープレコーダー。湿っているのに、乾いてかさかさしている粉雪は、化石みたいで好きだ。



when ?



i don't know 


where ?


i don't know 


i ignore 


about


myself 


and…

about you.

about everything.

…ever and never


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