【読書記録】お金の向こうに人がいる
とてもおもしろい本だった
と同時に、
今までお金や経済のことを
全く理解していなかったことを
深く反省している
でも、こんなに読みやすくて
わくわくする本で学べたのは
本当にラッキーだったとも思う
(違う本で学んでいたら、
余計な苦手意識が生まれていたかもしれない)
みんな一度は読むべきだと思う良書だ
特にお金について悩んでいる人は
読んでみるといいと思う
自分の不安がどこから来ているのか、
不安を解消するためのアプローチは
お金を稼ぐことだけなのか、
もっと違う答えが見つかるかもしれない
以下、ざっくばらんな感想
どこかで聞いたことがある
「悩む理由が値段なら買え、
買う理由が値段なら止めておけ」という言葉の
根拠のようなものを
本書で理解することができたのが思わぬ収穫だった
自分にとって効用があるものならば
お金を遣うことでしあわせを得られる
だが、自分にとって効用がないものは
いくら価格が低かったとしても
十分なしあわせを得られない、
もったいないお金のつかい方になる
当たり前だが、価格と価値の高さが
必ず一致するわけではない
いわゆる不動産投資や株式投資は
転売と同じということや
不適切な不動産投資によって
コロナ禍のマスク不足のように
利益を得られない人が存在しているということなど
「人」も含めた視点で経済を見ることで
人を幸せにするお金のつかい方と
お金を増やすためだけのお金のつかい方の違いを
考えることができた
また、外国とのお金のやり取りの意味も
理解することができた
できるだけ、日本国内でお金が回るように
これからの選択を考えていきたいと思っている
「お金だけがあっても仕方がない」
日常の中でなんとなく感じていた
この体感覚が"なぜ"なのかを
分かりやすく、はっきりと示してもらえた
働き手不足の問題は、
わたしの地元ではすでに深刻な状態にある
お金は貯められても、労働は貯められない
お金を稼ぐ、つかうは
社会の中でのただのお金の移動と分かり、
「だったらそんなに必死こいて
お金を集めなくてもいいじゃん」と気が楽になった
ありがたいことに今の時点で
何不自由なく豊かに暮らせているからというのもあるが
いざというときに
お金だけがあっても意味がないのなら
お金を稼ぐことだけを目的にして
生きるのはやめようと思えた
これからはもっと自分の経験や
周りの人との関係・交流、
未来に残していきたいものへ
お金を流すようにしていきたい
本書を読んでみて予想外だったのは、
働く人、働いてきた人たちへの
感謝の気持ちが止まらなくなったことだ
過去に働いてきた人たちや
投資してくれた人たちのおかげで
わたしたちはこんなにも豊かで
選択肢の多い自由な世界を生きられている
目の前にある1つ1つのものも
たくさんの発明を繰り返して
たくさんの人の手を渡って
わたしのところへ届いたものたちだ
外に出ると、働いている人たちに対する
感謝の気持ちと愛で心がいっぱいになる
わたしも働いている身なので
「一緒にがんばろうね」という
優しい気持ちにもなれる
お金だけで、自分のお財布だけで考えると
「自分が働いたお金で買ったもの」になるけれど
お金の向こうにいる人たちのことを考えると
こんなにもあたたかい気持ちになれるなんて
わたしは本書を読むまで知らなかった
スピリチュアルでよく言われる
「お金をつかって得られた豊かさに感謝をする」というのも
本書の考え方を取り入れれば簡単にできる
わたしも誰かをしあわせにする働き方をしたいし
誰かをしあわせにするお金のつかい方をしたい
それは現在の誰かでもいいし、
未来の誰かでもいい
現在のわたしたちの選択で
変えられるものはいくらでもあると思う
<この本を読んで学んだ現在、
わたしにできることは?>
・お金儲けのためのお金のつかい方をやめる
→お金だけを増やしても意味がない
目的をもってお金を流していく
・第一次産業に投資する
→いつだって必要なのは食べ物
わたしたちを支えてくれている第一次産業に
お金を流していきたい
【具体的にできること】
-国産の食材を選ぶ
-応援したい企業や個人に投資する
・自然を大切にする
→豊かな自然のおかげで
すべては原価0円から始まっているのだから
それらを守り、未来へ残したい
【具体的にできること】
-使い捨てをやめる
-ゴミが出ないように暮らす
-自然保護へお金を流す
・保育分野の労働力となる
→社会で子どもを育てるという点で
得意な保育で間接的にでも貢献したい
ご縁があれば、子どもを産み育て、
直接的に貢献する