73歳書人の夢!全国に笑顔を届ける田畑看板プロジェクト始動
6月30日から
「73歳書人の夢!田畑に語りかけ書の看板 全国に100本立てて、笑顔あふれる毎日を!」
香川県の書人池田秋濤先生のクラウドファンディングがスタートしました。
香川で有名店であるお店
和菓子屋「たから」看板
海老せんべい「志ま秀」看板
酒蔵 金陵の「大吟醸」ラベル文字
「きょうせん飴」パッケージや看板
を始め他多数の作品を描かれている書人です。
ポートフォリオ
池田先生がなぜクラファンを始めることになったのか…
そして、100本立て看板とは?
これについてまとめていきたいと思います。
◆高松でのマーケテイングセミナー
はじまりは、相方と私とで今年2月に高松で開催したマーケティングセミナーです。
2024年の年明けとともに告知開始!
すると、1月2日に2人めの参加申込が入ったのです。
そこにある名前をみてびっくり。
「池田秋濤」
2~3度お会いしたことがあり、書道をしている方という程度に知っていた。
「池田先生がなんでマーケティングセミナー?」
「先生セミナーの内容わかっているんかな?」
「Chat GPTとか使うのに、大丈夫なん?」
「パソコンとか持ってこれるん?」
などなど、我が家では失礼は承知で、そんな会話が出てきた。
最終「先生、間違って参加ボタン押したんじゃない?」なんて💦
でも、申し込みフォームにはちゃんと名前やら連絡先が記入されている。
「これっ、ちゃんとセミナーの趣旨を話しておいた方がいいんじゃない?」
と、私はまだまだ失礼なことを言っていた。
でも、実際参加してみて内容がわかっていくうちに、こんなつもりがなかったなどになると大変申し訳ない。
ということで、相方が池田先生に直接電話をしてみる。
そうすると、
「いやー内容ははっきりわからんのやけど、これからワークショップをしたいと思っていて、その集客などをどのようにしていったらいいのか…
このお二人がやるセミナーならば、なんか得られるのではないかと思って参加申込をした」
という事だった。
◆マーケティングセミナー当日
25名程集まった中で池田先生が一番に来られた。
スマホやパソコンを使い、AIを使って進んでいく。
途中で操作がわからなくなり、先生の横で一緒にみながら進めていった。
操作自体は、慣れてないので時間がかかるが、それでも相方の話を聴いて理解しながら、自分もやってみる。どんな結果が出るかを自分でやって実感している姿を見てすごいなあと思った。
周りは20代~50代くらいの、普段SNSやネット操作などバリバリにやられている方ばかり。
そんな中で、一生懸命一つ一つ吸収していこうとしているのだ。
セミナーが終わり懇親会にも参加され、皆さんと交流を深めながら先生がやりたいことをどんどんお話されていた。
その行動力にはびっくり。
◆書のワークショップがしたい
その時点で先生がしたかったことは、書のワークショップがしたいということ。
もう50年以上書の世界にいる先生。
生徒さんも多い時で250名もいたそうだ。
今は、毎週一回来られる生徒さんだけで、あとは生活の中に書を取り入れるという様々な活動をされていた。
家の横の納屋を改造して作ったArt Gallery NAYA-NANYAに自分の作品の展示もしていた。
活動はたくさんされているが、これまであまり自分を宣伝してくることはなかったので、知る人ぞ知るという感じだった。
では、ワークショップがしたいというのはどういことなのか?
先生の中で、綺麗にお手本を見ながら書く書道ではなく、自分が今感じたこと、思ったことそれをそのまま自分の字で自由に描いてほしい。
そこにはその人らしさが現われる。
そんな書を描く場所を作りたいということだった。
もちろん、書=半紙ではなく、それも自由に好きな場所やモノに。
そして、普段使っているものに対しても「感謝」の気持を書で表すことをしてほしいと。
◆先生の活動や書を知ってもらうためにHPを作ろう
そんなお話を聴いていて、相方が先生のことを世界中の人に知ってもらいたい。
「ならばHPを作ろう!」
という話になる。
でも、私たちは関東に住んでいる。
先生は香川。
さてさて…💦
これからいろいろと打合せをしていくのに、やはりオンラインができなくては難しいのでは?というこになる。
しかし、先生はオンラインなどしたことなかったのだ。
ZOOMって何?から始まって、カメラはどうやって映すの?声はでるの?
そんな状態。
そんな時、マーケティングセミナーに参加してくれていたHさんが、先生のギャラリーに興味があり遊びにいくということをXで知り
「どうにかオンラインができるように先生のパソコンみてくれませんか?」
と急いで連絡。
快く引き受けてくれて、初オンラインもなんとかできたのだ。
先生には、普段からやったことないけん、無理じゃわと言いう部分がなく「なんでも挑戦せないかんと思っとる」というのが先生の口癖。
最初はだれでも「初」
でも、このプロジェクトが進んでいくうちに、先生にとって「当たり前」に代わりつつある。
◆生活の中の書?
話が進むにつれ、ただホームページを作るのではなく、この先生の活動をクラウドファンディングで日本中の皆さんに知ってもらって応援してもらってはどうか?
そんな流れに。
先生のキャリアコンサルティングも3時間みっちりさせていただいた。
なぜ書道をはじめようと思ったのか?
という話から、
書道以外にどんな仕事をしてきたのか。
そこで得たものは?
奥さんとの関りは?などなど
そんな話をずっとしているうちに、個展に出すためや級や段をとるための書ではなく「生活の中の書」を広めたいと思い始めたいきさつなどが見えてきた。
先生自身が住んでいる地域には普段から先生の書がたくさんあちこちに掲げられていた。
こんな感じ…
道を歩きながらこの讃岐弁の書を見ているだけでなぜかほっこり気分になる。
◆ワークショップ開催:四角柱とカレンダー
クラウドファンディングの準備を進めつつ、リアルにワークショップをテスト開催。
4月は四角い木(四角柱)を使って、それに好きな言葉を4つ描くという内容。
午前・午後定員オーバーでたくさんの方に参加していただき、皆さん思い思いに楽しそうに本当に自由に描かれていた。
あっ、こんな言葉が出てくるんだー。子どもと大人でも全然違うなどなど。
そして、5月には白いカレンダーにその月からイメージする自分の言葉を描くという内容。
これも参加された方は最初は悩まれていたが、だんだん皆さん乗ってきて自由に好きに描いていた。
型にはまらない、自由に表現することがどんなに楽しいことか!
うまい下手で分けるのではなく、自分らしさがその文字に現れた時に皆さん満足な笑顔になられるんだ。
と、サポートしながら見ていた私たちも実感。
◆クラウドファンディングで叶えたい73歳書人の夢とは
最初は、ホームページを作って先生の活動と作品を知ってもらおうという趣旨だった。しかし、実際に皆さんが自由に描いている場に触れて皆さんの心から出てくる笑顔や言葉を見ていて、もっともっと知ってもらいたいことがあるのではないか…
そんな風に思うようになっていたのだ。
そんな時、先生が出会ったある方の田んぼに書の看板を置かせてほしい!という話になり、実際描いて先生自身が持っていき、木槌で設置。
その写真を見ていると、先生も田んぼの持ち主さんもみんな楽しそう!
そして、この看板を通して実際作られている作物にも興味が湧き、その田んぼの横を毎日何気なく通っている方も野菜が作られていることに対して意識を向けるようになるのではないかと。
この看板により人と人、人とモノの交流が始まるのではないか!
そんなことに気付いていったのだ。
よし!この笑顔を日本中に増やそうじゃないか!
先生の描いた書を田んぼに立てかけてその地域を笑顔いっぱいにして日本中を明るくしていこうじゃないか!
でも何よりも、池田先生のこの挑戦力がすごい。
こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、73歳でパソコン操作やオンライン操作、そしてあまり得意でないSNSを使ってのコミュニケーションをとることなど、あたふたしながらも、やられている姿を見ると、私たちも負けていられない。
もう無理だとか、そんなんできるわけないなんて言葉は通用しないなあと思うのだ。
◆まとめ
今年2月のマーケティングセミナーに参加されて、3か月半。長いようであっという間?
その間に何度も何度も内容が成長していき、クラファン記事を書き直したり、写真を入れ直したり…。
やっと池田先生がやりたかったこと!がはっきり見えてきた。
誰しもだと思うのだが、人って、これがやりたいと漠然と思っていても、確固たる「これ」になるまでに、何度も何度もやってみては実感して、また考えてという作業を繰り返すことが必要。
実際にやってみて客観的に見ることで、そこからもっと深まった部分を考えていくことができるんだと。
頭の中で考えているだけでは何も始まらない。
やりたい、興味がある、これをやろうと思ったら、あーだこーだ考えるよりまずはやってみる!
そうすることで、次へのステップが見えて、それを繰り返すことが自分のやりたいことを見つける近道になるんだなと教えてもらった。
このようにして出来上がっていったクラウドファンディング
「73歳の書人の夢」をぜひとも応援、ご支援ください。
どうぞよろしくお願いします。