「インスピレーション」-エッセイ-
創作において、思いつきや発想が浮かぶことを『インスピレーションを得る』と言います。
ちなみに、語源であるinspirationを直訳すると『神の啓示に導かれたかのようにひらめいて高まる、精神の働き』『霊感』などの意味。
何となくスピリチュアルな雰囲気をかもしだしていますが「創作の神が降りてきた!」という表現もあるので、まあ似たようなことですね。
アイデアに行き詰まることは誰にでもあります
さて。
困ったことに、「今日はこれについて書くぞー!」とどんどん発想がふくらむ日と「うわああああ何も思い浮かばない!」という、いわゆる筆が進まない日があります。
書くことを仕事にしていると「今日はダメだ。書かないでおこう」というわけにも行かない上に、次の企画やテーマも毎日考えて出していくという作業も発生します。
自分の分の原稿はもちろん、編集の仕事もしていると、そちらの企画もしないといけないですしね。
色々なメディアで連載を持っている売れっ子のライターさんともなると、編集部でテーマから構成から全て考えることもしばしば。
「それ、既によそで書いたので」とか断られる場合もあるので、常に新しいネタを考えなくてはいけません。
インスピレーションを得るために
発想力をきたえるというか、新しいアイデアを得るためのコツというのがあります。
色々な情報を見聞きしたり自分で体験したりして知識や経験という素材としてインプットする。
頭の中に蓄積された素材をうまく組み合わせる
文章としてアウトプットする
組み合わせ方や文章としてアウトプットするコツは、数をこなす上で何となく身についていきます。
なので、まずは最初のステップ……素材を日頃からたくさんインプットしておくことが大切なんですよね。
小説を書くなら小説以外を読む方がいい?
本をよく読む人の文章は、その人の文章自体も読みやすいことが多いです。
……が、それとインスピレーションは、また別の問題。
色々な作家さんに対して、「作品を書く時にどんなものから着想を得ていますか?」というような取材をされている記事を見たことがあります。
そこで挙げられていたのが、音楽やアニメ、ゲーム、漫画、映画など小説以外の作品や人との会話など。
他の作品を見て感じたことや、そこに用いられている手法などから着想を得るそうです。
どれも漠然と見るのではなく「これって自分の作品にも活かせるんじゃないか?」という視点で見てみると、結構新たな発見があったりします。
私も、仕事の原稿は暮らしのヒント的なテーマが多いので、毎日何かしら生活の中に「色々と書くネタがひそんでるかも?」という目で見てることがよくあります。
まあ、たまには何も考えずに、のんびりしたい日もあるんですけどね。
そんなときは。
案外、思い切って寝たら、面白い夢を見て創作のネタにした!って言う作家さんもいるので。
その辺は、本当に創作の神様が降りてきたとかいう感じに近いかもしれないですね笑
が、基本的には待っててもなかなか降りてくれないので、ある程度お迎えの(?)準備が必要って事です。
というか訳で。
今日も何か漫画読んで寝ます!
おやすみなさい( ˘ω˘ )
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