【糖尿病治療その17】家族が糖尿病で、自分も心配な時の対処法
大西です、
今日のテーマは
『家族が糖尿病で、
自分も心配な時の対処法』
です。
2型糖尿病は
遺伝する病気です。
過去の疫学研究では、
2型糖尿病患者の同胞では
通常の2−3倍、
両親が2型糖尿病であると
その子供は
通常の3−4倍
発症するそうです。
(日本内分泌学会ホームページより)
糖尿病原因遺伝子の
研究が進んでいます。
神戸大学の研究チームは、
ある遺伝子がつくる
タンパク質が
糖尿病発症予防に
重要であることを
発見しました。
この遺伝子に
異常があるマウスが
高脂肪の餌を食べると、
インスリンの量が減り、
糖尿病を発症しました。
同じ2型糖尿病でも、
肥満をきっかけに
発症するタイプや
比較的痩せ型でも
発症するタイプなど
様々です。
同じものを食べていても
発症する人
発症しない人
が出てきます。
しかし
糖尿病のなりやすさは
遺伝しますが、
発症は
生活習慣の改善で
食い止めることができます。
もちろん
発症してしまっても
より良い状態を
目指すことができます。
生活習慣で
一番大切なのは
食事療法です。
何を食べるか。
食事のタイミング。
が非常に重要です。
食事のタイミングについて
考えます。
炭水化物は
血糖を増やし、
インスリンを出させます。
タンパク質は
血糖値の影響が少ないですが
インスリンを分泌させます。
アルギニン負荷試験
という検査がありまして、
アミノ酸の一種である
アルギニンを点滴して
インスリンを出させるのです。
精製された炭水化物は
インスリンを
大量に出させるので
避けたいですが、
何を食べても
インスリンは
出るんです。
つまり、
膵臓に負担を
かけてしまいます。
インスリンを
減らすためには
『体内に何も入れない』
時間を作るしかありません。
『何を食べるか』より
『何回食べるか』が
重要なんです。
今、間食をされている方は
まず間食をやめることが
スタートになります。
そして朝食を抜きます。
起きてすぐに
食べる必要は
ありません。
1日の始めに
「エネルギーを補充しよう」
と思いますが、
私たちの体は
自然に
それをやっています。
毎朝
目覚める少し前に
成長ホルモン
コルチゾール
アドレナリン
などのホルモンが
分泌されて
体を刺激します。
ホルモンのカクテルが
肝臓にブドウ糖を
作るように促し
私たちは
目覚めるための
エネルギーを
受け取ります。
これを
『暁現象』
といいます。
コルチゾールと
アドレナリンにより
交感神経が活性化
するため
朝お腹が
空いていない人が
多いです。
こうして
朝食を抜き、
少ししんどいですが、
昼食を抜く日を作る
この流れが
やりやすいと
思います。
では、どうすれば
2型糖尿病を予防することが
できるのでしょうか?
具体的なステップを公開します。
ステップ1:間食をやめる
ステップ2:朝食を抜く(週3回)
ステップ3:昼食を抜く(週3回)
になります。
(糖尿病薬内服中、
インスリン使用中の方は
担当の先生とご相談ください)
今回2型糖尿病完治の向けての
方法をお話ししました、
しかし、これはまだ前半に過ぎません。
肝心の肝の部分をお話できていません。
私はあなたにどうしても過食をやめてもらい、
健康な体になって欲しいと思っています。
2型糖尿病で悩んでいるあなた。
これから一生病院に通い続け、
時間とお金と労力を差し出さなければ
ならないとうんざりしているあなた。
どこの病院で医師に
「2型糖尿病は治りますか?」ときいても、
「一生治りません」と言われると思います。
楽な方法ではありませんが、
効果のある方法に一緒に取り組みませんか。
人生を変えようというあなたの参加をお待ちしています。
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