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【ライターの仕事】一目でわかる私の値段表を作る必要性。松竹梅コース設定?


暑いですね(写真は去年のもの)

ライターの価格ってわかりにくい

ライターの仕事って謎。
どれくらい時間をかけて準備して、全体的にどれほどエネルギーをかけて仕上げるのかが目に見えません。

さらに、ライターの仕事をしている自分も、全貌を把握できるのが「すべて終わってから」。どこまで書くの? 修正対応はいつまで? 手離れはいつ? それらが仕事の冒頭では見えてこない。
でも、ギャラ交渉は事前に行うべきことなので暗中模索の連続です。


海です

①納品後の仕事量が気持ちを左右する

私の中での最低価格は、「1件15000円」くらい。
それでも取材してからライティングをするとなると、移動も含めて1日がかりになる可能性も。1日15000円では「暮らしていけない収入」が確定します。この場合「取材はオンライン」「原稿は1000文字くらい」の想定。

しかしライターに依頼しようと思ってくれたことはありがたく、「文章なんて誰でも書けるよね」というスタンスで、恐ろしいホームページを公開されている人々を見るにつけ。できることならやりたい。

で、15000円だとしても、「納品して終わり」「ほぼ修正なし」なら良い、と最近は思っています。

なぜなら同じ1Pの案件でも、
①修正なしで納品したら終わり(あとは社内の人とか、編集とか制作さんが上手いことやってくれる)
②外部校正だしも自分でやる。回収して修正もやる。公開ギリギリまでやる

上記2つでは、手間とかかる時間が全く異なるからです。

納品して終わりの仕事の、爽快感と安心感はとても高い。


これは富士山。枯れてるから冬の終わりの写真

②クライアントの性質は、付き合ってみないとわからない

お客さんの性質、どういう傾向にあるのか(それは編集さんも含め)は、お付き合いしてみなければ見えてこない部分があります。

例えば、
①丸投げドーンだけど、提案したものに文句は言わない
②かなり細かく連絡が入り、安心感はあるが時間も取られる
③思いついたら即連絡をくれるので、早朝6時からラインが入る
④直しても直しても 「もうちょっと」と言われて終わらない
⑤終わる直前にちゃぶ台をひっくり返してくる

など、いろいろな人がいます。

丸投げタイプは最初は困るのですが、慣れてくると「直さなくていいから楽」になる可能性があります。

細かく連絡が入るタイプは、時間は取られるのですが、大きな変更が生まれにくい安心感があります。

思いついたら即連絡の人は、大変なところもあるけれど、人柄が良ければなんとかなる?

最後にちゃぶ台ひっくり返し系は、本当に時間もかかるし終わらないし、それでいてギャラが高いわけでもない場合が多くて疲弊します。

などなど。


ガーデン

③それなら「どこまで付き合うか」を線引きして金額を決めればいい?

これまでのことを踏まえて、おそらく私は「初めまして」をいう時に、「どこまでやるかによって料金が変わります」と伝えられると良い気がしてきました。

【松コース】
一定期間、あなたのために生きるくらいのスタンスで全集中。
企画出しから取材、カメラマン手配、原稿書き、修正も最後までしっかりやる。
この期間は他の仕事も断るので、私という生命体の延命に必要なギャランティが欲しい。→1案件(雑誌1Pとか1記事とか)あたり5万円くらい?

【竹コース】
企画も立てるし原稿も書くし、修正も対応。
あれこれやるけどそれなりに他の仕事も受ける。
ただ1日に一件だけに集中するくらいのエネルギー注入はするので、クオリティはバッチリです。
→1案件3万円くらい?

【梅コース】
とりあえず、一定レベルで形にはするよ!というスタンス。取材は基本オンラインのみ。修正はできるだけ受けない、納品したら終わりが基本。
→1案件1.5万円

今、ざくーっと考えたのはこんな感じ。


しかし自分が料金に苦しむかもしれない


「どこまでがいいですか?」と聞いてみても、正直お互い「やってみないとわからない」のかもしれない気がします。

高め設定にしたのに「そこまでやってくれてないじゃん」だと肝が冷えるし。リーズナブル設定なのに、仕事を進めてみたら要求が高くて「できません」を言いにくい時もあるだろうし。

難しい。

難しいけれど、ちゃんとお金を回している人は、お金の話を有耶無耶にせず、向き合っていることも学んできた昨今。

私は、私だけの価格表を模索せねばならない。

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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。
○地方でライターの仕事を続けるには
○単価アップを叶えるには
○そもそもライターってどんな仕事?
○編集の視点とライターの視点の違い
などについて、自分なりの解釈をしていきたいと思っています。


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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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