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【ライターの仕事】家族がいることのメリットとリスク。病気のリスクは大きい。


この4ヶ月くらいインフルエンザと常にたたかっている

9月の二学期開始から、ずーっとインフルエンザの存在に怯えてきました。当初は我が子以外の学年が学級閉鎖して、うちの子はかからなくてよかったよかったと思っていたら10月。取材旅行に出かけた際のランチ中に小学校から私のスマホに電話。

「お子さんが、喉が痛くて頭が痛いようなので、お迎えをお願いします」

私、その日から二泊三日不在。

我が家は、主人も基本在宅勤務で家にいるのと、今となっては感謝しかない主人の親との完全同居スタイルのため(同居当初は本が一冊書けそうなほどいろいろありました)、家事はおばあちゃん、病院に連れて行くその他は主人が分担してなんとかしてくれましたが。

一番困るのは「出張直前に子どもが罹患→私も罹患」で出張に行けなくなること。他の人を手配してもらうにも時間がないと対応が不可能です。

これは全然関係ない熱海の写真(個人旅行)

※2022年、本当に一家でコロナ全滅し、代打をお願いしたことがありました。早い段階で他のライターさんに当たっておいたことが功を奏し、2日間だけなら行ってくれる人を確保できていたのがよかった。

いつも脆弱な「可能性」という綱の上を渡っている

家族と暮らしながらのフリーランスは、メリットとデメリットを孕んでいます。

メリットのひとつは、大人がたくさんいる同居のおかげで、家事育児の担当者を分担できます。仕事がある時はほかの大人に委託。

さらに、「自分で自由にスケジュール管理ができる」ことから子どもの学校行事に大体行ける。平日の授業参観、マラソン大会参観、PTA総会など前もってスケジュールがわかるものへの対応がラク。

ただ、「自分の代わりがいない」仕事ををいただくケースが多く、外で業務中に「今から迎えに来てくれ」と電話が入っても対応が難しいです。自宅勤務中ならいいのだけど。
※ほかの家族が対応できる場合もある。

さらに、子どもを置いて出張に行く場合は、「家族が全員健康で、通常の仕事と通学を無事にこなせる環境」であることを前提に予定を入れます。

これが一つでも崩れる、つまり誰か一人でも体調不良になると回らなくなる可能性があります。感染しやすいインフルエンザやコロナは崖っぷち。

これもいつかの熱海。MOA美術館

そして今回も出張直前のインフルエンザ

12月、数ヶ月ぶりの出張を控えたある日。

「息子さんが頭と喉が痛く、微熱があるのでお迎えをお願いします」

そう保健室の先生から電話を受けて、迎えに行くと、保健室には子どもがたーくさん。結果的に100人規模で感染者が出てしまい、その後学校は休校になりました。

さて。どうするか。

インフルエンザで家庭内感染を抑えた経験もあり、「数日様子を見て、誰か一人でも家庭内感染したら編集さんに相談」しようと決心。家族に感染する場合は3日ほどで次の人が発病すると予測しました。

そもそも、私にうつらなくても、義母or主人のどちらかに感染した瞬間に「取材に行ける可能性がゼロ」になるのです(家事と子どもの世話をできる人員がいなくなる)。

これもいつかの伊豆。馬ロックですね

幸い息子のみの罹患で済み、ギリギリ取材には行けました。

※途中で「外せない用事がある人のための保険外診療での抗インフル薬処方をしてもらってもよかったのでは」とふわっと気がつきました。

ただ罹患した息子は40度越えの発熱、早退した翌朝即検査→イナビルを吸入したのに解熱がゆっくりで、さらには発熱から5日目に再発熱する悲しみもありました(2峰性発熱といい、インフルエンザによくある)。解熱から2日経たないと学校に行けないルールにのっとって、1週間以上学校はおやすみ。

そんな状況を切り抜けて、なんとか取材へ。

結論として、自分を名指しで依頼してくれている手前、「行けなくなる」ことは自分の価値を自分で否定する悲しい可能性を秘めています。

でも家族の病気、自分の罹患はなかなか避けることが難しい。

伊豆の海

ただ、周りで活躍されているフリーのライターさんたちも同じ状況。昨年、代打で取材に行ってくださったライターさんからは、その後「お互い様なので、助け合って頑張りましょうね!」と温かいコメントをいただき、救われたのも事実です。

持ちつ持たれつ、その都度なんとか対応しようとする姿勢が一番大切かな、と想像しています。


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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。
○地方でライターの仕事を続けるには
○単価アップを叶えるには
○そもそもライターってどんな仕事?
○編集の視点とライターの視点の違い
などについて、自分なりの解釈をしていきたいと思っています。


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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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