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【ライターの仕事】自分の肩書きをどういうふに扱うのか、について。


取材アポを入れるときに、自分をどう名乗るか。

ライターさんによって「自分なりのやり方」があるのではないかと思うのですが、私は媒体名を使うことが多いです。

「〇〇のライターをしております和田と申します」と伝えます。肩書きは短い方がいいので、できるだけシンプルに。

ここ最近、多ページ案件を受注したため、「別のメディアで取材したばかりのスポットに、間髪空けずに再度アポを入れる」という事態が発生しました。

そこで、メディア名を肩書きにすると「あんたほんとは誰なの」状態になってしまい、連絡する際に肩書きを外しました。

説明の中で、版元はここ、制作する会社はここ、そこからの下請けが私であると解説。

それぞれの社名を羅列して最下層が私だよってわかるようにして連絡します。

孫請けの立場なので、版元、一次請けの社名を羅列する企画書に、さらに「フリーライターとしての私」を書いているのですが、
フリーライターとしての私の信用度に不安を感じることも。

「別のメディアで取材したばかりのスポットに、間髪空けずに再度アポを入れる」という状況でなければ、さっくりと一次請けの社員であるかのような体裁で企画書を作ります。

相手からのメールも「どこどこ社 和田様」となって返信がきます。

Tier1(ティアワン)になるべき?

浜松は工業の街ということもあって、ビジネス系の取材をさせていただく機会があります。

そこで、「町工場が、いかにTie1と取引するか」を強く意識しているのを体感します。
※Tier1とは一次請けのこと。トヨタに対するデンソーのような「一番すぐ近くのサプライヤー」。

私もほんとはTier1になれるように頑張らないといけないのかも、と感じます。メディアから直接受注できる方が収入が増えます(多分)。

ただ、Tier1は「自分であまり実務はせず、大量のフリーランスを駆使する」立場が多い。つまりは二次請けから上がってくるものをまとめて版元に納品する人という。

メディアから数ページだけ直請けする、くらいでないと1人では回せないのが現状。

そして、私はあくまで「実務として書く人」でありたい欲求も高いのでした。

そういえば元同僚のアポ入れ風景を見た時

昔、元同僚がフリーランスライターになってグルメ本を1冊任されていた時。

会社に出勤してデスクをもらい、アポ入れをしている姿を見たのを思い出しました。

「ライターの〇〇と申しますが、グルメ本でお店を紹介させて欲しいのですが」とメディア名を一切言わずに突撃電話をしていたのです。

最初に肩書きを言っても、メディア名を言っても、「知らない人にとってはなんじゃそれ」です。

そのため、一般名詞を駆使して「ちゃんと伝わるようにいう」のも方法の一つだと感じます。

つまり、これだけグダグダ書いたのですが「全くノウハウはないし、方法論は常に変わっているし、その人によって違う」のがライターの仕事なのかも。

いかに楽するか

結局、大量にアポ電をする仕事をもらう時は、「原稿を書くより電話とメール対応と画像借用などの雑務」に膨大な時間を使うという事実が立ちはだかる。

なので、「どんな肩書きでどういうふうに攻めていくと楽か」をずっと考えつつやっています。

メールマガジン配布みたいに、冒頭の「〇〇様」だけ書き換えるシステムにして掲載依頼メールを一斉送信が一番良さそうですが。

掲載リストが流動的なことと、メールアドレスを事前に聞かねばわからないケースが多いことがネックに。

以前、よく仕事を下さる工務店の代表の方がおっしゃっていたことが脳内をリフレインします。

「いかに楽して稼ぐか、それを考えるために脳みそを使うんですよ」

ライターが上手に稼ぐにはどうすれば? というか、稼ぎたいならアポ電大量にする膨大ページ案件は受けちゃダメだよって言われそうです。

終わり。

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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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