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【エッセイ】目的を持って生きること。

私の趣味のひとつがフィギュアスケート観戦なんですけど(浅田真央選手が現役の頃からで、そろそろ推し選手が軒並み引退してしまい、ただのふんわり視聴組)、Xに流れてきた文章に釘付け。

【解説】
フィギュアスケートの全日本選手権は、国内試合の最高峰。ここで優勝すればオリンピックor世界選手権に出られる。その他国際試合への派遣も左右する。

どの試合も同じなのですが、フィギュアスケートは演技時間が短いショートプログラム(前半)、演技時間が長いフリープログラム(後半)の2日程を戦う必要がある。
しかも、出場選手が多い場合、ショートプログラムで24位以内に入れた場合のみ、フリーへ進出できるというハードル付き。

つまり「ショート落ち」は事前審査落ちみたいな感覚です。

何がなんでもそれをやり遂げる必要がある、理由づけ

フィギュアスケート選手の、トップ争いをしている人たちが、「恐ろしいほどのメンタルおばけ」であることは垣間見てきたつもりでした。

私の中でのトップオブトップが浅田真央さんで、あれほどの過熱報道(ファンはずっと忘れてない下げ報道の連続)の中でも、反論したりせず、黙々と金メダルに挑み続けた姿勢はすごいを通り越しています。

その、裏側を見た気持ち。

常に自分の中に次なる目標があって、それを達成するために細かく「やるべきこと」を設定して、こなす。その繰り返し。

「何がなんでも叶えたい理由」が自分の中にあれば、ものすごく頑張れるのか!

というのを知って、「あなたに足りないものはそれだよ」って言われている気がしました。

手帳が書けない

最近、人生目標を立ててそれを叶えることを繰り返す系の手帳を買ったのですが、「今月の目標」が、全然書けなくて困っています。

それどころか、人生のゴールを書く欄もあって。

「今年のゴールは?」
「今年のゴールを何がなんでもクリアしなければいけない理由は?」

はて?

なんだろ?

…と困惑していたら、冒頭のツイートが目に飛び込んできました。

そして、ビジネスの世界でどんどん躍進している人たちの幾らかは、目標を立てて、そこから逆算して今を生きていることを知り、天を仰ぐ気持ちに。
※ただ色々な人に話を聞くと、「現代社会は環境変化が早く、柔軟な対応が必要な場合もあるので、具体的な目標を決めすぎるのもリスクはある」という意見も。

私だけの目標を

ただ、行き当たりばったりで薄ぼんやり生きていたら、「そんなんでも夢が叶いましたー」というのはおこがましい。という心境になりました。

ちゃんと「こうなりたい」というイメージを持ち、それに向かって具体的な行動を取る、というシンプルなことを続けなくてはなりません。

私は多分、本当に子どもの頃から「本」という形のものが大好きで。
それに関わる仕事がしたい、という中途半端な熱情を持ってここまできましたが。めちゃくちゃ中途半端。

「本を作りたいなあ。持っていると自分の機嫌が良くなるような、かわいい印刷物が作りたい」

その思いに、「それを何がなんでもやらなければいけない理由づけ」が必要らしいです。相当強い思いをベースにしないと、おそらく途中で心が折れるのかも。

スポーツ選手のトップ争いをしてきた人たちは、こういうのが得意なのかもと思う瞬間でした。

自分で、どれだけ自分を鼓舞できるかどうか?

難しい!

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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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