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【ライターの仕事】取材をセッティングするのは本当に大変だと改めて思いました。
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一回の取材のために10人くらいを集めることに
まち紹介の記事を作るために、農園での収穫体験取材をすることになったのですが。
お願いした農園に「親子で収穫体験をする様子を撮影したい」と伝えたら快くOKをいただきました。
その代わり、「普段は25人くらいお客さんを集めて収穫体験を行いますが、取材ですので、特別にご家族3組くらいで開催しますね。読者モデルさんを集めていただければ」と。
私が、3組のファミリーを、集めることに!
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普段の行いと友人関係が試される取材
というわけで、取材のために子連れファミリーの読者モデルを3組手配することになりました。
いろいろリサーチし、今回は偶然にも
「取材する農園主と、我が子(小学生)の友達ファミリーが旧知の間柄」というコネクションがあり、「友達ファミリーにお願いするしかない」という流れに。
子どもが幼稚園の頃から仲良くしてもらってきたご縁のなせる技。
もうひと家族、我が子の友人ファミリーに声をかけ、私自身の家族も引き連れて3組を確保しました。
しかし、「子ども入りの取材」を遂行できるのは土日しかありません。
さらに現代っ子の週末の習い事スケジュールは想像以上です。
土曜日は習い事があるので、日曜限定。
農園も普段は日曜非対応なのですが、特別に1日だけ日曜を取材日候補に入れてくださいました。命からがら(?)設定できた日曜取材です。
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次は天気!
しかし、もう一つ大きな懸念事項がありました。
梅雨に入ってしまうのです!
雨が降ったところで「オンリーワンの取材日」ですので代替日の設定は不可能なのですが。雨でもやるしかない。
そこで、随分前から毎日天気予報を見比べ(tenki.jp とyahoo天気がメイン)、晴れますように、いやせめて曇りくらいですみますようにと祈り続けました。
実際は「大雨予報」でしたが。
あああ(てるてる坊主も作ったのですが)。
でも、農園主さんから「ハウスの中でも収穫できますので、なんとかなりますよ!」とおっしゃっていただき、なんとか収穫できることに。
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当日は、取材時だけ雨が上がっていました
取材日は、4人家族+4人家族+3人家族(私含む)、さらにカメラマン1名の12名で挑みました。
暗澹たる気持ちで現場に行きましたが、なんと、撮影中だけ雨が上がったのです。
きっと読者モデルさんの中に、強烈は晴れ女か晴れ男がいたのでしょう。
連日の雨のおかげで畑はぐちゃぐちゃ、水溜りだらけでしたし、結局ハウス内で収穫しましたが。全体的にはなんとかなりました。想像以上にスムーズ!
でも、ハウスの暑さを舐めていました。
サウナ!
滝汗!
茄子を収穫しては外に出て涼み、シシトウを切っては外に出て涼みました。
そんな想像外の課題はあったものの。
集合写真は外で撮れたし、農園全景も撮れたし、カメラマンさんに色々無理を聞いていただき、イメージしていた写真はすべて撮り切ることができました。
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満足度の高い取材のために
小さな子を含めた読者モデル入りの取材。
短時間で体力を削らないうちにパッと終わることが理想でした。
でも、収穫自体は1時間で終わるとしても、前後の準備や片付け、大勢が集うとどうしてもスローな動きになることも加味して。
取材時間を2時間で設定すべきだったのですが、1時間程度で換算してしまい、ちょっと時間がかかり過ぎてしまいました。
また、雨予報なので諦めていた農園全景などのカットを、「やっぱり撮りたい」とカメラマンさんに無理を言ったり。
反省点はいーっぱいあります。
○天気予報に踊らされすぎず、初心貫徹すべきだった。だって日にちは他にない
○読者モデル入りの取材は現場入りから終わりまで基本2時間
○長靴必須だった(涙)ぐちゃぐちゃだ
でもよかった点も。
○事前に版元にお願いして「読者モデル代をちゃんと出して」「農園にも収穫体験料をちゃんと払いたい」と交渉して、予算をもらっておいたこと
○天気がコロコロ変わるので、読者モデルさんに何度も連絡を入れることになったのだけど、「細かく連絡する」って私も相手も安心材料につながるかなと
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プライベートが試される取材だった
しかし「家族づれを3組確保」って、なかなか大変だなと思います。
たまたま我が子が小学生で、地域的にも家族ぐるみで顔を合わせる機会が多く、声かけしやすい人が農園さんと友達だったという奇跡的なあれこれがあってうまくいったのだけど。
人と人の縁が土台にあり、その先に仕事があることを具現化する取材でした。
基本的に人前で仕切ったり、説明したりすることは超苦手な部類ですが、ライターとして文章を書く仕事に辿り着くまでに
①アポ入れ
②読者モデル集め
③コスト交渉
④日程調整
⑤天気によっての対応変更
⑥持ち物連絡
⑦カメラマン手配
⑧当日のディレクション
⑨お金の支払い
など、「これを私がやる」と想像すると逃げたくなる工程を、逃げずに最後まで行ったことで達成感はありました。
が、まだ原稿は書いていない。
結果がすべてなので、あとちょっと。
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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。
○地方でライターの仕事を続けるには
○単価アップを叶えるには
○そもそもライターってどんな仕事?
○編集の視点とライターの視点の違い
などについて、自分なりの解釈をしていきたいと思っています。
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![ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9993808/profile_6dc5b3d25b56b07cfcf6cb0821d26a5f.jpg?width=600&crop=1:1,smart)