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【ライターの仕事】ローカルな場所をうろうろして少しずつ編んでいく人脈

私はもともと東海圏(愛知岐阜三重)で働いていたので、静岡に移住した時は完全にアウェイでした。

ここで仕事を得るには「すっごく苦手だけど売り込みをしなければいけない」。仕事を紹介してくれるツテが何もない。

しかし売り込みなんて超苦手(ライターだけど。ライターのくせに。ライターなのに!)。

私自身は紙媒体の編集からライターになり、WEBの知識は皆無。静岡移住当時は、おそらくWEBライターの黎明期でした。いち早くWEBライティングに切り替えたライターさんは、現在でも「かなりいい仕事を手に入れている」とおっしゃいますが、私にはそのような知見はありませんでした。無念。

先日開催されたローカルコーヒーフェス

そこで私がとった行動。

①地元のフリーペーパーを発行する会社に挨拶に行く

その頃、第一子を出産したばかりで、遠方まで取材に行くのもそろそろ大変だなと思っていて。

なので、ちょっとだけ子供を預けて取材できる範囲の仕事がしたいと、地元フリーペーパーを発行する会社に挨拶へ。いきなり電話するのも無理なので履歴書募集の記事を見て郵送ならできた、というレベル。→すぐに電話をもらって会社訪問。おそらく、私が勤めていた出版社がそれなりにネームバリューがあったため(全く過去を生かしきれていない)。

もともと勤めていた会社からも、取材なし案件を振ってもらい、自分の許容範囲内で仕事を続けていたのです。

第二子を産んで落ち着くまでは、細い縁をたぐってフリーペーパーいくつかと、旅行ムック系などの仕事をしていました。

こちらもローカルコーヒーフェスの一コマ

②コワーキングスペースで活躍する人々の集まりに行く

子どもが少し大きくなってきた頃(今も手は離れていないけれど、それなりに動けるように)。「もっと活動範囲を広げなければ」と感じた私は、近隣のフリーランスさんが集まる場所に顔を出しました。

スタートアップウィークエンドとか、まちづくり系のワークショップなどに顔を出す人々の顔ぶれは、割と常に同じ。そこをうろうろする誰かと縁を結ぶと、仕事につながるのがローカルエリア。

コロナ直前、あちこちでフリーランス会合が行われ、まちおこし活動も盛り上がっていたので。その現場にちょっと顔を出して名刺を配りました。

その中のたった一人でも「私に仕事を振ってみたい」と思ってくれる人がいると、そこから先につながります。運よく、本当に少しの人が連絡をくれたのでした。

ありがたや。

オーガニックな野菜たち。不耕起栽培のカブが甘かったです

③少しずつ名前を覚えてもらう日々

アグレッシブに仕事を取りに行く人々は「電話帳を開いてあ行からしらみ潰しに、広告代理店とデザイン事務所に挨拶に行った」とか、「自分が編プロのような立ち位置で会社から仕事を受けてる。だからショップへ営業に行く」とおっしゃっているのを聞き、私ってどうだろうと手のひらを顧ることも多いですが。

コツコツと、続けてきたことでそれなりに人との縁が生まれるものだなと感じます。最近特に。

先日、浜松エリアのフリーランスさんが活躍するコーヒーフェスに行った時。知り合いの方と挨拶できて、ちょっと立ち話をして、ショップでコーヒーやお菓子を購入していたら、「このコツコツ、ウロウロがいつか仕事につながるのかも」としみじみ感じたのでした。

しかも、挨拶直後より、一年後、二年後に何かが始まることもあります。

うろうろは、いつか実を結ぶ(はず)。

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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。
○地方でライターの仕事を続けるには
○単価アップを叶えるには
○そもそもライターってどんな仕事?
○編集の視点とライターの視点の違い
などについて、自分なりの解釈をしていきたいと思っています。


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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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