尾崎豊Cookieという曲
高校〜大学時代、彼「尾崎 豊」の歌がとても好きだった。
一度だけ、彼のLIVEを観たことがある。
(翌年、彼は死んでしまったのだが。)
曲調としては、彼にしてはポップで明るい曲調なのだけれど、
今、この時代に聞くとその歌詞の深さを本当に感じる。
著作権の関係上、ここに歌詞をあげることはしないけれど、
歌詞を味わいながら聴いてほしい。
人間が作り上げてきた「文明や経済」に対して、
『ちょっと、どっかおかしくないかな?』
と、”考える”ことを促している、そんな歌だと思う。
便利になりすぎたことは、結局時間ばかり奪われ、
結果として、
”待つことのできない、考えることのできない人間達”
を創り出してしまったのかもしれない。
東京に出てきたばかりの頃、
5分10分待てば次が来る、東京の電車に、
駆け込みながら乗ろうとする人たちを見て
僕は不思議に思ったことを覚えている。
時間をかけて、感じること、思慮を巡らすこと。
そんなことが”無駄”と一蹴されてしまうこの時代で、
「無駄なことを」と言われながらもなお、
僕はその”無駄”を愛したいと思う。