ひとの行動に興味を持つとマーケティングが面白くなる
マーケティングを行ううえで、理解しておきたいことのひとつは、行動心理学です。
行動心理学を学ぶことにより、認知度向上や売上増加につながる戦術を導き出せます。
当たり前のことを書きますが、インターネットで商売をする場合には、商品をネット上に提示して、クリックしてもらい、それを購入させることが必要です。
ひとは、商品を見たときから買い物カゴの中に入れて、お会計を済ませるまでに、何らかの心理作用が働きます。
行動心理を学ぶことで、多くのひとが買い物かごに入れて、お会計を済ませるように仕向ける事はできるでしょう。
具体的な方法の1つは、まずビジュアルです。
デザインと言っても良いと思います。
いくら商品が素晴らしくても、ネット上に反映されている画像の内容が魅力的でなければ買い物カゴに入れてくれません。
そこで、美しい画像や魅力的な画像を用いる事は重要です。
そのうえで、感性に訴えかけることも重要です。
持ってて気持ちが良さそう、使い勝手が良さそう、オシャレ、自分の好みに合ってる、などです。
値ごろ感も重要ですが、多少高価であっても、欲しいビジュアルやデザインであれば、買いたいという気持ちが先行する傾向にあります。
また、ペルソナを考えることも重要です。
ひとりの人間をイメージして、そのひとに訴えかけるように販売します。
例えば、ノートパソコン販売する場合には、そのノートパソコンを誰が使うかは販売前にはわかりません。
自分がノートパソコンを買う判断基準は、持ち運びやすい軽量なものであり、耐久性が高いものです。
でもそれは、すべてのひとに当てはまるわけではありません。
よく、商品のスペックを推して、消費者に訴えかえる販売促進方法を目にします。
それだと、買う決め手に欠けるかもしれません。
ひとは、なぜその商品を買ったのでしょう。
自分は、なぜその商品を買ったのでしょう。
手に入れたあとのことを想像できるかどうかが重要だと思うのです。
なので、商品の素晴らしさを訴求するよりも、それを買う動機を作ることが大切だといつも考えています。
つまり、買う理由を先回りして作ってあげるということです。
これがなかなか難しいのですが、ぴったりハマると、ファンになって、他の商品にも目を向けてもらい、売上が上がる切っ掛けになると思います。