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非対面コミュニケーションで気をつけたいポイント

コミュニケーションの取り方に変化が起こりつつあります。

感染予防の観点から、対面せずに会話をするケースが増えてきました。ビジネスにおいてもリモートワークの普及が進んでおり、一般的なミーティングや会議は減っているのが実情です。

単に対面するどうかという点だけでなく、以前とはさまざまな違いがあるので注意しなければなりません。

たとえば、雑談が少ない状態になりやすいこともそのひとつです。

対面して話している場合は、まだ議論する内容が残っていると、疲れたからといってすぐには距離をとれません。
そこで行われるのは、気分転換の効果を持つ雑談です。

本題とは異なる内容を話すことによって、気分とともに雰囲気もリフレッシュさせられます。

一方、リモートで会話をしている場合、そのような流れになることは少ないです。

なぜなら、疲れた場合は接続をいったん閉じればいいからです。
そして、再開するときに繋ぎ直すことで互いにリフレッシュできます。

リフレッシュできるならそれで問題はないと思う人もいるでしょう。
たしかに気分や雰囲気だけに着目するなら、その考えも正解といえます。

しかし、実際には雑談による効果は他にもあり、それが得られなくなるという問題があるのです。

本題だけを話していると、あまり相手のことを理解できません。雑談をすることで人間性や考え方などが垣間見えてきます。

親睦が深まって連帯感が養われることも期待できるでしょう。

非対面式のコミュニケーションでは、それらの付随的なメリットがすべて損なわれてしまう恐れがあります。

これを避けるには、あえて雑談を入れることを意識する必要があります。

あまり親しくない人と電話で話すときは、用件だけを伝えて終わってしまうことが多いです。

相手の時間を奪うことに罪悪感を覚えて、自分を急かしてしまうことも原因となっています。その繰り返しだと、コミュニケーションを多めにとっても一向に関係性は変わりません。

それに映像が加わっても同じことであり、用件の伝達だけに注力するのは良くないです。

そうなりやすいことを自覚したうえで、ゆとりのある会話を心がけることが重要です。

相手と親睦を深めることも意識しつつ、マナーを守りながら積極的に話すことがポイントになります。

少なくとも聞き役に徹することはやめなければなりません。

リアルな存在感がないことを踏まえ、相槌を打ちながら自分の考えも述べて、コミュニケーションを活性化することが求められます。



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荒川 明夫 (AKI) ┃ DX推進アドバイザー │ note毎日更新
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