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増加するマイクロマネジメントが悪影響を及ぼしている?
企業では、きめ細かい指導を行うことにより従業員の個性を伸ばして、より働きやすく自分の能力を発展させやすい環境が求められるようになっています。
国際化&多様化する現代社会では、その人材一人ひとりの能力を十分に引き出すことで、企業自身の発展が望めるようになっていますが、そのきめ細かい指導とはきちがえられやすいのが、マイクロマネジメントと呼ばれる手法です。
マイクロマネジメントは、上司が部下の様々な仕事の進め方に口出しをし、その自由を束縛してしまうことになります。
ビジネスマナーで、電話のかけ方などは非常に重要なポイントとなりますが、その指導に自らの経験を押し付けたり、メールの内容や体裁にまで口出しをするといったことが比較的多くの企業で行われているのが実態です。
このマイクロマネジメントは、上司は部下の為を思って行っていると言うことが多いのですが、実際には上司は安心感を得られるだけで、部下の成長を阻害していることも多いため注意をしなければなりません。
本来のきめ細かい指導の中には、SMARTの法則で提唱されているような具体的な根拠が必要となります。
その方法を行うことによって得られるメリットは何かといった具体的な根拠が提示されなければ、部下はその正しさを客観的に認識することができません。
しかし、マイクロマネジメントの場合には、その根拠を具体的に示さずに上司の経験によって指導をしてしまうことが多く、その結果信頼関係を失ってしまったり、もしくは一部の場面だけで他社では通用しない能力となってしまうことも多いものです。
そして、様々な業務において細かく注文をつけられてしまうため、部下自身が自分で考えて行動すると言うことをやめてしまい、いわゆる指示待ち社員になってしまうと言う恐れもあります。
企業で若手を早く一人前に育てたいと熱心な指導をする上司は多いものですが、これが部下の考える力を奪ってしまっていないかを十分に考慮することが大切です。
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