テレワークに第3の選択肢
新しい働き方のなか、在宅 or オフィス、という2択ではなく、3つ目の選択肢があります。
それは、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)、という勤務形態です。
ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)とは
アクティビティ・ベースド・ワーキング(Activity Based Working)とは、従業員が業務内容に合わせて好きな場所で働けるというワークスタイルです。たとえば、集中が必要な作業とそうではない作業に分け、集中が必要なときには周囲から邪魔されないスペースで一人作業し、逆に適度な雑談をはさみながら作業を進めたいときは同僚が集まっている空間に行くことなどが挙げられます。どこで働くのかを、所属や役割によって決めるのではなく、業務内容(アクティビティ)によって個々人の判断で決定し、アクティビティに最も適したスペースを選ぶことで生産性の向上を図る点が特徴です。
ABWは、オランダの企業が提案した働き方で、海外や日本でも導入が進んでいます。
出典:ITmedia
このご時世、業務効率化、生産性向上、授業員満足度向上につながるワークスタイルとして検討されている事業者の方が多いと思います。
在宅でテレワークだと、コミュニケーション不足が懸念されるため、こういった働き方も、有効ではないのでしょうか。
テレワークは、雑談が減る、もしくは無くなる、ということで、仕事に没頭せざるを得ず、同僚や上司の感情面を汲み取れなくなっているのでしょう。
このあたりのコミュニケーションは、容易にできるひとと苦労するひとに二分されています。
ABWのメリットは、生産性の向上、従業員の満足度向上、従業員のワークライフバランス向上、コスト削減、などが挙げられます。
第3の選択肢によって、このメリットをすべて享受することは難しいと思いますが、働く環境として、強制ではなく、自然とコミュニケーションが生まれると良いですよね。
私は、何にも邪魔されず、集中できる環境が好きなので、現状で満足なのですが、気分転換に第3の場所で仕事するってことも、たまには良いのかもしれません。
企業としては、柔軟な働き方が実現できる、魅力的な環境として、対外的にPRできると思います。
従業員の方は、上司や役員などに提案してみるのも良いかもしれません。
現在の環境のなかで、コミュニケーション不足や生産性低下や環境面の課題がある方は、このABWを、まずはやってみてはいかがでしょうか。
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