世の中はマーケティングで溢れている
マーケティングには、いろいろな定義があります。
言い換えると、絶対的な正しい定義は、存在しないのです。
マーケティングの定義を私は、「欲しい人の目の前に欲しい物を差し出す活動全般」として、整理しています。
目に見えない消費者の潜在意識を顕在化することで、新規顧客の開拓や新商品の開発に役立てます。
「マーケティングと販売は正反対」という言葉がありますが、的確に消費者のニーズを掴み特定のターゲットに向けた商品・サービスを提供すれば販売活動などせずとも自然に売れるという意味です。
消費者は意識していなくても、世の中のいたる所でマーケティングが溢れています。
たとえば、現代社会でなくてはならないインターネットでは、WEBマーケティングやSNSマーケティングということで、企業は様々な情報を発信し続けています。
不特定多数の人間にただ情報を発信するだけであれば、それは従来のテレビCMや新聞のチラシと同じです。
でも、インターネットの場合には検索エンジンで何を検索したのか、どんな広告バナーをクリックしたのかということが情報として残っています。
その情報を活かすことで、車に興味がある人に車の情報を、ファッションに興味がある人にブランド品の情報をというように、特定のターゲットに最適な情報を届けられます。
また、誰でもスマートフォンを持ち歩くようになっているなかで、よく使われているマーケティング手法としてWEBクーポン等があります。
何かを買うときにネットで情報を集める人が多くなっています。
品質や価格など人によって重要視するポイントが異なりますが、WEBクーポンを使えるようにすれば興味を持っているけど実際に商品・サービスの購入・利用をしない消費者を惹き寄せることができます。
一度でも商品・サービスに触れる機会があれば、何割かの人はリピーターになる可能性が生まれます。
このように消費者が普段何気なくやっていることも、実はマーケティングの手法ということが多いです。
もちろん、必ずしもそのマーケティングが企業にとって良い結果になるとは限りません。
しかし、失敗したとしてもデータを蓄積し正確な分析をしていけば、新たなチャンスをつくりだせます。
昨日から、心理学とマーケティングを掛け合わせて、体系化しようと、書籍を書き始めました。
世の中に溢れるマーケティングを可視化できると、マーケティング戦略に役立てるかなぁと。
次の書籍もご期待ください。