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なでしこ銘柄に見る女性活躍推進と業績向上の関係

「なでしこ銘柄」とは、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定して、女性活躍推進に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介するものです。

その「なでしこ銘柄」が昨日、発表されました。

この企画の狙いとしては、企業に対する投資家の関心を高め、各社の取組を加速化していくことです。

海外投資家を中心に、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を適切に考慮する「ESG投資」が拡大していて、企業や機関投資家の意思決定プロセスにおいて ESG 課題を反映していくことを推奨した国連責任投資原則(PRI)への署名数も年々増加しているらしいのです。

ダイバーシティは、ESG の内、社会(S)及びガバナンス(G)に係る重要なテーマとして認識されていて、様々な総合型の ESG 評価における評価軸として重要視されています。

経済産業省と東証が行った調査では、「なでしこ銘柄」選定企業の方が、年次有給休暇の取得率や男性の育児休暇取得率が高く、女性だけでなく男性にとっても働きやすい環境や制度が整っているようです。

このような取り組みは、経営にも効果的で、選定企業はTOPIX(東証株価指数)、売上高営業利益率のどちらにおいても他の企業と比較して高い数値を示しています。

女性活躍を推進することは、全社的に働きやすい環境を作ることであり、企業イメージを向上させるだけでなく、結果として業績向上にもつながるのです。


まだ、レポートをすべて読めていないのですが、選定された各社の取り組みを確認して、クライアントへの提案のヒントになるネタがあるか、探ってみます!




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荒川 明夫 (AKI) ┃ DX推進アドバイザー │ note毎日更新
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