【保存版】ゼロベース思考について!新しいアイデアはゼロベース思考にあり!
こんにちは!PreVenture編集部です!
今回のテーマは「ゼロベース思考」です!
私たちの意思決定は、これまでの経験や、前提条件、知識、常識、思い込みなどに大きく影響を受けています。そして、このことは新しいアイデアや、枠にとらわれない発想を難しくしています。
消費者ニーズ・価値観の変化、働き方の多様化などより複雑になるビジネス環境に臨機応変に対応しながら、賃上げ、人手不足、成果主義、DXなどさまざまな課題に対応していくことが求められています。
そこで、改めてに知っておきたい思考法が「ゼロベース思考」です。ゼロベース思考では経験、前提条件、知識、常識、思い込みなどにとらわれず、ゼロから物事を組み立てることで新しいアプローチを生み出すことが期待できます!
今回はそんな「ゼロベース思考」について詳しくご紹介します!
ゼロベース思考とは
まずはじめにゼロベースの定義・概要について確認します。
ゼロベース思考とは
ゼロベース思考とはゼロから物事を考える思考法です。ここでのゼロからとは、経験、前提条件、知識、常識、思い込み、などにとらわれず、ゼロから物事を組み立てることを指します。
私たちの意思決定は、これまでの経験や、前提条件、知識、常識、思い込みなどに大きく影響を受けています。そのおかげで、素早く適切な意思決定ができます。しかしその一方で、意思決定の範囲や方向性は限定的になってしまいます。そのため、新しいアイデアや、枠にとらわれない発想は困難になっています。
そこで、注目したいのがゼロベース思考です。ゼロベース思考ではこれまでの経験、前提条件、知識、常識、思い込みにとらわれない発想を生むことが期待できます。
ゼロベース思考が必要な背景
次に、ゼロベース思考が必要な背景について見ていきます。ゼロベース思考が必要とされている背景は「消費者ニーズ・価値観の変化」、「働き方の多様化」、「他社との差別化」の3つがあります。
消費ニーズ・価値観の変化
ゼロベース思考が必要な背景の一つ目が、消費者ニーズ・価値観の変化です。消費傾向がモノ消費からコト消費に変化していると言われることからも明らかなように、消費者の消費ニーズ・価値観は大きく変化しています。
体験にお金を払うことに対して前向きに捉える社会的な変化があります。さらに、環境問題に関心を持つ人も増えており、自分の消費が環境に良い影響を与えるかどうかが意思決定に影響する人も増えています。この傾向は特に海外で顕著で、日本でもこれから環境への配慮を意識する人がますます増える可能性があります。
他にも、環境問題に限らず社会問題への貢献や、商品に含まれるストーリー、商品のデザイン性など消費ニーズ・価値観は変化・多様化しています。
そのため、これまでと同様のアプローチではユーザーには届かなくなっています。
働き方の多様化
2つ目の背景は、働き方の多様化です。年功序列・終身雇用の廃止やリモートワークをはじめ働き方が多様化しています。
働き方の多様化で代表的なのがリモートワークです。リモートワークが普及し、多くの企業でフルリモート、ハイブリット、完全出社など判断が分かれています。このような働き方多様化に合わせて、コミュニケーション方法や、ミーティングについても見直す必要があります。今の社内環境で必要なことは何で、不必要なことは何かを見直すためにも、ゼロベース思考は効果的です。
また、クラウドサービスの普及やAIの普及により、情報システム部門や、開発部門、AI研究に特化した部門など、多種多様な業種が生まれています。多種多様な業種が生まれることで、新たな問題・課題も発生します。新たな問題に対処するためにも、今一度社内体制や人事制度を見直す必要があります。
他にも、成果主義、正規雇用・非正規雇用、賃上げ、人手不足問題など多くの取り組むべき課題があるなかで、経験、前提条件、知識、常識、思い込みにとらわれない発想が求められています。
ゼロベース思考の例として、賃上げ問題では、特にベンチャー・スタートアップなどの中小企業は簡単に賃金をあげることができません。そこで、賃上げに変わる手段として、ストックオプション制度や、社員の資産形成を支援する福利厚生を導入し、社員が賃金に頼らず貯蓄を増やすことができる仕組みを整えている企業もあります。
他にもフリードリンクや、お弁当の支給など、賃上げ以外の形で社員に還元することで、金銭面での安心感はもちろん企業への愛着を生むことも期待できます。
他社との差別化
3つ目が他社との差別化です。業界によっては他社との差別化がこれまで以上に必要となっています。特に、ある程度成熟した市場に新しく参入する企業や、新規事業・新商品において競合となる企業が存在する場合は他社との差別化が重要です。
最近では、プラットフォーム化やファンコミュニティを形成しユーザーを獲得する企業が増えています。この場合、似たような商品を提供しても、新しいユーザーの獲得が見込めません。そこで、既存の商品にはないアプローチでユーザーに訴求する必要があります。
ゼロベース思考の活用場面
ここまで、ゼロベース思考の概要と必要となる背景について解説しました。ここからは、ゼロベース思考の活用場面についてご紹介します。
新規事業・人事制度
新規事業、人事制度では新しいアプローチや新しいアイデアの求められています。
新規事業では、同じような商品を提供しても、新しいユーザーの獲得が見込めません。そこで、既存の商品にはない新しいアプローチでユーザーに訴求する必要があります。しかし、市場には様々な商品が溢れかえっています。そこで、これまでの経験、前提条件、知識、常識、思い込みにとらわれず、ゼロから物事を組み立てユーザーの新しい側面を見つけることが大切です。
人事制度では、リモートワーク、通年採用、成果主義など多様化する働き方に合わせて人事制度も柔軟に対応する必要があります。働き方・価値観の多様化に柔軟に対応することで安定した採用や売上に貢献することができます。
転職活動
転職活動においても、ゼロベース思考は重要です。
転職活動では、こちろんこれまでの経験やスキルが求められます。しかし特にベンチャー企業ではそれ以上に、企業とのマッチングが見られる傾向があります。企業側としてはミスマッチが起こることを避ける傾向にあります。これまでの経験やスキルが優れていても、それがほかの企業で発揮されるとは限りません。もちろん、自分にあった企業に転職することでこれまで以上に力を発揮することもできます。
このような転職環境において、上辺のアピールでは企業に対して求められている情報を提供できていません。また、企業に関する情報は少し検索するといくらでも見つけることができます。採用サイトに力を入れる企業も増えており、簡単に情報を得られるため、やはり企業に関する知識では自分自身のアピールには繋がりません。
そこで、転職において成功のカギとなるのが自己分析です。自分が本当にやりたいことや本当の強み・弱みを伝えられるかどうかが重要です。そして自己分析においても、ゼロベース思考は役立ちます。自分の中にある、これまでの経験、前提条件、知識、常識、思い込みから離れてみることで、説得力のある自己分析をすることができます。
ゼロベース思考の注意点
ここまで、ゼロベース思考について、概要・背景・場面についてご紹介しました。最後に、ゼロベース思考の注意点をご紹介します。
思い込み・先入観に注意する
ゼロベース思考の注意点は、思い込み・先入観から離れることです。ゼロベース思考では、これまでの経験、前提条件、知識、常識、思い込みから離れることが重要です。
しかし、これまでの経験、前提条件、知識、常識、思い込みから離れることは簡単ではありません。思い込み・先入観から離れたつもりでも気付いたら思い込み・先入観から意思決定してしまっていることは少なくありません。
そこで、思い込み・先入観から離れる方法として、他の人の意見を聞く、紙に書き出して体系化・可視化するなどの方法があります。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は「ゼロベース思考」について紹介しました!
ゼロベース思考では経験、前提条件、知識、常識、思い込みなどにとらわれず、ゼロから物事を組み立てることが求められます。思い込み・先入観から離れることで、新しいアプローチによってこれまで解決できなかった問題や、複雑なビジネス環境に対応することが期待できます!
私たちの意思決定は、これまでの経験や、前提条件、知識、常識、思い込みなどに大きく影響を受けています。そのことは意思決定を素早くする一方、新しい発想を困難にしています。そこで、思い込みや先入観から離れる思考法が求められています!
是非参考にしてみてください!
最後に。。。
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