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No1-2 順不同に備えよ

「自己資金+融資で開業」、、、そう考えているアナタ。

 事業を行う実態場所つまり店舗の目処がないうちは融資は受け付けられません。
それでは絵に描いた餅ですから金融機関での相談も前に進みません。

但し、政策金融公庫の新創業支援融資などでは、テナント契約にかかる費用を貸さないわけではありません。
“ここでスタートしたい” そんなテナントを見つけたら迷わず不動産会社に連絡を📞テナント契約の詳細を確認してください。

その際、契約にかかる費用全体の“契約見積書”を作成してもらいましょう😀
これさえあれば、政策金融公庫に融資の申し込みができます。

注意1👉 融資申込→決定→着金までには相応の時間がかかります。

当然ながら、ようやく見つけた理想の物件が融資が決定し着金されるまでの間、空いているかどうかの保証はないと言うこと、先約が決まれば融資の申請も一旦は流れてしまいます。
実際に不動産会社に問い合わせると先約がいまして、、そんな返答はよくあります。
もしその物件が気に入ったのであればマメに問合せをするのもいいと思います。
先約者の申込みが流れているケースも珍しくありません。
その際には不動産会社に事情を話し手付金を納めておく、、、そして融資決定を待って本契約をする。
これはよくあるケースですが、それでもどの位の間待ってくれるかは相手次第ですから心象も大事です、、😅

注意2 👉契約できなかった際には納めた手付金を返金してもらう事。
      そのように特約事項に記載してもらいましょう。

基本的に一般的な飲食店の場合、自己資金割合もクリアしている、諸々個人情報にもネガティブ要素がなければ、後は現実的な事業計画であれば満額かどうかはさておき融資はされると考えられます。
ということは、店舗探しの時点で融資申込みに必要な事業計画を整えておく必要があるということ。

自己資金、設備資金、運転資金、、。
業態、コンセプト、スタッフ、細かな日々の来店数や収支見込み、返済計画など
全体の収益モデルの大枠を作成しておく。
運転資金を含めた開業資金全体のボリューム感、事業運営全般をしっかり捉えた仮の事業計画を事前によく練っておく必要があります。。

ご自身だけで信用金庫(銀行)など金融機関に融資申込みをするのか、それとも会計士に相談をして融資に臨むのか、、、予め決めておけば慌てずに準備が進みます。

・店舗造作をお願いする業者に目処はついている?、、、。
・厨房機材はどれほどの準備が必要になるのか、購入かリースか、、、。
・スタッフの確保はできている?またはできるのか、その手段は?、、、。

これ、前項No-1の ①~⑤に含まれる事です。
何から先?ではなく“全部が先”に準備が必要、つまり順不同で必要なのです。
いざ融資の申込の時点では設備資金に含まれる例えば厨房機器全部の見積書やその他の見積りも添付が求められます。他にも必要とする備品類にどの程度の予算が必要なのか?全体的な予算立てをしておく必要があるという事です。

注意3👉 テナント契約の保証金だけで開業資金が逼迫する、、、

もう一つ気を付けておきたいのがテナントの保証金。
通常ですとテナント契約では家賃の6~10ヶ月分程度の保証金が必要になります。
つまり50万の家賃なら契約時の保証金だけで300万~500万円にもなる。

仮に15坪で家賃30万、6ヶ月の保証金だと180万。
全体予算2000万で考えていた場合、実質1800万程の予算となる。
内装工事が坪単価70万だと消費税こみで1200万。
残り600万でその他の厨房機器、備品、馬鹿にならない細かな雑費を賄う事になる。
もちろん運転資金もこれに含まれる事を考えると少し心細くなりそうな予算グリになります、、、🫤

決して脅すわけではありません、、がしかし電卓を弾けばこれが実際の予算感。
融資を受ける場合、特に全体予算のボリューム感をしっかりと把握しておかないとあっという間に資金ショートを招く事になりかねないのです。

融資は決まったけど減額された、そんなケースはよくある事。
考えていた通りの融資が得られない時にどうするか、、、その予算で進めることができるのか?
プランBが必要になってきます。

No1-3 👉開業資金は準備できている につづく

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