STUDIOのブランディングを支えるもの
先日STUDIO代表の石井穣さんとコミュニティマネージャーのMaayaさんをお招きして福岡〜熊本〜宮崎の3箇所を巡る公式ワークショップ九州ツアーを開催しました。
福岡イムズ地下の「Garraway F」で代表石井さんの挨拶から九州ツアースタート!まずはSTUDIOを作ることになった経緯と簡単な機能紹介。
バトンタッチして講師は「gaz」の吉岡ヤスさん、撮影は三吉アキさん。
軽快にデモサイトが出来ていきます。
会場は超満員!皆さん真剣に聞き入ってます。
今回ツアーで回れなかった大分や当日来られないからと熊本からも参加される方がいたり注目度の高さを伺えました。
翌日熊本入りしたメンバーをピックアップ。
お二人は熊本初上陸なので空き時間で熊本城など案内、夜は石井さんたっての希望で湯らっくすのサウナと天外天の熊本ラーメンを楽しんでもらいました。
弊社プレオデザインが入る築100年近いビルもご案内。
バンドみ溢れる一枚 笑
そして熊本会場「RESTERS」も超満員。
弊社上西が講師を務め、その異常なまでに丁寧な解説で誰一人つまずくことなく粛々とワークが進んでいきます。
翌日宮崎入りして青島まで足を伸ばしムービー用の撮影。
宮崎の会場でお借りした「インタークロス」さん、天井が高く開放的でほんとに素敵な場所でした。こんなオフィス作りたい。
講師は風邪で喉がやられたMaayaさんに代わり再びgazの吉岡さん。
3日間このメンバー(+撮影の三吉さん)でどっぷり楽しんだのでしばらく九州ツアーロスで仕事が手に付かないという 笑
そしてこのツアーを通して石井さん始めSTUDIOのメンバーが大切にしているもの、それがSTUDIOのブランディングに大きく貢献していると感じることが沢山ありました。今回はその辺りも踏まえてSTUDIOのファンが増えている理由を分解していこうと思います。
ブランディングの公式
以前のこの記事でも紹介していますが、私はブランディングには公式があると思っています。それはこの3つの要素で成り立っています。
この3つはブランディングには欠かせない要素であり、それぞれ単体では効果を発揮しにくいものです。
こだわりが大事、そのこだわりがファンを生むとは最近よく目にしますが、こだわりが強いだけで顧客のインサイトに触れていないものはブランドにはなりにくい。例え両方が備わっていたとしてもCX(顧客体験価値)が低く全体のブランド価値を押し下げてる状態であればブランディングが出来ているとはいい難い。これらは3つ揃って初めてブランディング構築に寄与しだすのです。
ではSTUDIOがどのようにこの公式に当てはまっているか見ていきましょう。
STUDIOのこだわり
STUDIOのこだわり、沢山あると思いますが一言でいうと
「デザインに集中できる」
という点だと思います。
STUDIOを使っていて感じるのが本当にストレスフリーだということ。ユーザー目線で使い勝手にこだわったUIはデザインする上で無駄な障害が発生しません。実現したいイメージがあってもツールが使いづらく思い通りにならければデザインに集中することが出来ません。STUDIOはそのストレスがほとんどない。
この後のインサイトにも繋がるのですが、このデザインに集中できる環境というのは「コーディングなしでWebサイトが作れる」世界を実現するためには必須の要素だと思います。
STUDIOが捉えたインサイト
ではこのこだわりがどのように顧客のインサイトを捉えたのか。
ここでいう顧客とは「Webサイトをつくりたい」クリエイターを想定しています。そしてこのクリエイターは程度の差はあれ、おそらく今まで何かしらのツールを使ってWebサイトを作ってみた経験があると仮定します。そこで考えられるインサイトが
「デザインが思うようにいかないのは嫌だ」
というものです。
これまでにもコーディングが不要でWebサイトが作れるサービスは沢山ありました。それらに満足しているのであれば使い続けているだろうしSTUDIOに触れることさえなかったかもしれません。しかしSTUDIOを試している。それは今までのツールに満足していない証拠です。
「テンプレートからベースを選ばなくてはいけない」
「海外製なので日本語にすると微妙なデザインになる」
「無料だと広告が目立つ所に入ってしまう」
「UIが使いづらい」
このような不満を抱き、いつしか使わなくなっていたのではないでしょうか?こういった経験を一度でもしているとそもそも苦手意識から入るので少しでも使いづらさを感じるとNGなのです。なのでUIには徹底的にこだわっているのではないかと思っています。
STUDIOはユーザーが熱望するCMS機能のリリースを控えています。今か今かと待ち望まれている機能ですが、これだけ望まれている機能のリリースにSTUDIO開発チームのリソースを集中させればもっと早く公開でき、ユーザーも早い段階で増加させることも可能なはずです。
しかしSTUDIOはこのような多くのユーザーが待ち望む機能と、地味でインパクトはないけれど確実にパフォーマンスが上がる機能の改善をバランス良くアップデートしています。これは多くのユーザーに待ち望まれる開発を優先させてトレードオフで操作性がおざなりになってしまうことが悪手であることをメンバーが共通認識として共有している現れなのではないかと思っています。
STUDIOが大事にするCX
CX(Customer Experience)とは顧客体験価値のことを指します。
このCXは物理的な商品・サービスではなく「心理的・感情的な価値」を提供することです。先程のこだわりやインサイトといったSTUDIOを構成している根幹になっている理念などがプロダクトに色濃く反映されていて、このCXを押し上げています。
使い勝手の良いUI、他のツールよりも圧倒的に優れたデザイン性、そしてユーザーに寄り添う丁寧なサポート体制。これらの体験がSTUDIOを使ってみたくなり、感動してシェアしたくなる要因になっています。使い勝手は良いけどダサいUIでは進んでシェアすることもないでしょう。サポートに不満を抱けばSNSでつぶやかれブランド価値も下がってしまうでしょう。STUDIOはそうならない為にやるべきことを愚直に実行しているのだと感じます。
特にサポートの面は設計も上手く内容も非常に丁寧。
チャットでのサポートやSlackコミュニティ内の質問コーナーなどはユーザー数5万人を超えるサービスに成長した今でも代表の石井さん自ら答えてくれることもあり、コミュニティマネージャーのMaayaさんや開発チームも1件ずつ丁寧に対応してくれます。
この「呼べば応えてくれる距離感」は大きな安心感を与えてくれます。これは他サービスで呼んでも応えてくれない経験をしたことがある人なら尚更。Web制作ツールに限らないならほぼ全ての人がこのような経験をしているのではないでしょうか。それだけにユーザーに響く部分です。こんなに格好いい次世代のサービスなのに他のどのサービスよりも人間味溢れるところがファンを虜にする要因かもしれませんね。
そしてこのユーザーに寄り添う姿勢は今回の九州ツアーそのものに表れていると思います。人も集まりづらい地方で代表自ら公式ワークショップを開催してくれる。STUDIOに興味をもってくれた人はしっかりサポートするという覚悟の表れでもあると思います。そんな想いに共感した私やgazの吉岡さんといった公式アンバサダーを中心に伝播していくのを今回のツアーで体感することが出来ました。
まとめ
このようにブランディングに成功している商品やサービスは必ずこの公式に当てはまります。そしてこの中には狙って出来ない、コントロールが難しいことも含まれます。
少し前ですが、熊本のクライアントを連れて渋谷ヒカリエで開催されたBASE主催の催事に出店したことがあります。ブランディングのお手伝いをしたプリンを私自身も売り子になって販売していました。その様子をSNSでアップしたらすぐに石井さんとMaayaさんが遊びに来てくれたのです。
まだTwitterのメッセージでしかやり取りしたことがなかった頃でした。ワークショップも熊本で一回だけ自主開催したくらいだったと思います。それでも忙しい中直接会いに来てくれたのが本当に嬉しかったです。このコミュニケーションを大事にされる石井さんの人柄はSTUDIOのサービスにも反映されていて、この部分は他社が真似できないブランドのパーソナリティに繋がっているのではないかなと思っています。
これから更に世界中に広がっていくであろうSTUDIOの強さを、ブランディング構築のロールモデルとして注目しながら、私自身も公式アンバサダーとしてもっと周りに広めていきたいと思います。
こんな私をサポートしてみようかなと思った心優しいあなた、よければその費用は能登地震の被災者の皆さまの為に使ってあげてください。