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【防災の日に考える】命を守るためのハザードマップの重要性

未来を守るために、
今すぐハザードマップを見直そう!
命を守る7つの行動

9月1日は防災の日。
近年の気候変動により、台風や豪雨の頻度と強度が増しています。

そんな中、私たちの命を守るためのハザードマップが、
果たして最新の情報に基づいているのでしょうか?

コロナの経験を経て、通学・通勤せずとも仕事も学びも止めずに人生の安全を確保しながら気候変動に対応するやり方も確立するうえで、どこが安全なのかは重要です。

古い情報に頼った避難行動は、命を危険にさらす可能性があります。

公的に避難所に指定されていた場所が、実際の災害時に安全でなかった事例


過去の学びから、いくつか報告されていることを振り返りましょう。

  1. 東日本大震災 (2011年):
    宮城県南三陸町の防災対策庁舎は、津波避難ビルに指定されていましたが、想定を超える津波により多くの犠牲者が出ました。庁舎の職員や避難してきた住民など、約40人が亡くなりました。

  2. 熊本地震 (2016年):
    熊本県益城町の避難所に指定されていた体育館が、地震の揺れにより天井が崩落し、避難者がけがをする事態が発生しました。

  3. 北海道胆振東部地震 (2018年):
    厚真町の避難所に指定されていた施設の一部が、土砂崩れにより被災しました。幸い人的被害はありませんでしたが、避難所としての機能を失いました。

これらの事例は、ハザードマップや避難所指定が必ずしも完全ではなく、想定外の事態が起こりうることを示しています。

このため、ハザードマップの定期的な見直しや、
避難所の安全性の再評価が重要です。

また、住民一人ひとりが災害時の状況を判断し、
より安全な行動をとることの重要性も示唆しています。

このNOTEでは、命を守るための具体的な行動と、
ハザードマップの重要性について考えます。

具体的な対策方法とマインドセット提案


1. 最新のハザードマップを確認する

自宅や職場周辺のハザードマップを確認し、
避難場所や経路を把握しましょう。

ハザードマップは、豪雨や台風の被害を予測するための重要なツールです。

2. 避難計画を立てる

家族や同僚と避難計画を話し合い、
緊急時の連絡方法や集合場所を決めておきましょう。

私は昔サラリーマンだったとき、職場が渋谷で帰宅先が多摩でした。
都内で働く人にとって、帰宅支援マップ/避難路マップは非常に重要なツールでした。

まず、避難路マップは、地震や火災などの災害時に、迅速かつ安全に避難するための情報を提供してくれます。オフィスビルから最寄りの避難場所への経路や、避難場所の収容能力などの情報が記載されているため、パニックになることなく冷静に行動することができます。

また、避難路マップには、災害時に注意すべきポイントも明記されています。例えば、がけ崩れの危険性がある場所や、浸水の可能性がある low land エリアなどを事前に把握しておくことで、より安全な避難経路を選択することができます。

さらに、避難路マップを参考に、
日頃から避難訓練を行うことで、いざという時に迅速に行動できる体制を整えておくことができます。

しかし、古い避難路マップを持ち続け、使い続けることは大変危険です。

例えば、古い避難路マップに記載されている避難場所が、実は耐震性に問題があり、崩壊の危険性があるかもしれません。また、新しい高層ビルが建設されたことで、避難経路が変更されている可能性もあります。

もし古い情報に基づいて避難しようとすると、
途中で通行できなくなったり、危険な場所に向かってしまったりする可能性があります。
最悪の場合、命を落とすことにもつながりかねません。

だからこそ、常に最新の避難路マップを入手し、
定期的に確認することが大切なのです。

会社や自治体から配布される最新の避難路マップを入手し、
避難経路や避難場所をしっかりと確認しましょう。

そして、実際に避難経路を歩いてみて、
問題がないかどうかを確かめておくことも重要です。

いざという時に、あなたの命を守ってくれるのは、
最新の避難路マップと日頃の備えです。

古い情報に頼ることなく、常に最新の情報を把握し、
万全の準備を整えておきましょう。


3. 防災グッズを準備する

食料、水、懐中電灯、携帯電話の充電器・モバイルバッテリーなど、
最低限の防災グッズを用意しておきましょう。
災害が起きると、街路灯が消えているエリアもあります。
モバイルの電波が拾えない状況もあります。
帰路で、どこにトイレや飲食の確保がどこでできるのか
無事に帰宅して、家族を守るために逆算でプランし
その達成のために、どのようなアイテムが必要になるのか
実は、販売している避難セットが必ずしても全員に必要というわけではありません。

一方で ないと不便なアイテムもお忘れなく

4. 防災訓練に参加する

地域で行われる防災訓練に積極的に参加し、
実際の避難行動を体験しておくことが大切です。
私事で考えると、脚が弱い高齢者を守らなくていけない時に、
現在設定されている地区の避難計画通りに行動することが難しく、
また、避難したとしても、該当地区の備蓄・公的マンパワーが十分にない、
避難してくる層からして互助で乗り切ることが難しいなど
計画が破綻していることもあります。
そうしたことを見極める意味でも、
地域の防災訓練参加はした方が良いです。

また遠距離通学・通勤をしている場合は
足で家までどれくらいかかるか、「リアル帰れマンデー」を実験することも
大切です笑

日頃なんでもない道が、天災で形が変わります。
場所により、歩道が狭く、その歩道に面したブロック塀が平時でも崩れそうだったり、大木が根を張りすぎて、アスファルトを突き破り、平坦ではない場所もあります。もし、雨の中、雪道、暗闇での移動となった場合、舗装道路がめくれている・瓦礫が散乱する場所を通らないと帰れない、など悪い状況を想定すると当然武装すべきアイテムも変わります。杖・ウォーキングポール、ひどいときは長めのバールなどで崩落しそうな場所を確認したり、障害物を避けながら…シミュレートしてみてください。

5. 気象情報を常にチェックする

良い時代になりました。
スマホがあり、電波があり、充電されていればテレビやラジオから流れてくる情報よりはるかに高精度の気象情報をキャッチできる時代になりました。

とはいえ、局地的な情報まではカバーするのは限定的です。

現地の人が提供する気象情報の重要性

  • 局地的な現象の把握: 天気予報は広域を対象としているため、局地的な現象を完全に捉えきれない場合があります。現地の人は、その場所特有の気象パターンや微気候を経験的に知っていることが多いです。
    また、ウェザーニュースアプリのように、「空の写真」や「現在地の天気を報告する」といった機能から集約された情報を考慮して局地的な情報提供してくれるものもあります。これを活用しない手はありません。多くの人が情報を提供すればするほど、その精度は上がります。

  • リアルタイム性: 現地の人からの情報は、まさにその瞬間の状況を反映しています。天気予報が更新されるまでのタイムラグがありません。

  • 地形の影響: テレビラジオの転機予報では当然カバーされない話です。ここ伊豆・大室高原など、複雑な地形を持つ地域では、天気予報の精度が低下することがあります。現地の人は、地形が天気に与える影響を熟知していることが多いです。

  • 経験則の活用: 長年その地域に住む人々は、雲の様子や風の向きなどから天気の変化を予測する経験則を持っていることがあります。
    どこどこの方向から、この雲が出たら・・・
    あっちの空が暗くなり始めたら・・・
    天気予報が当たらない、裏切られたと嘆く前に
    彼ら先住民の声に耳を傾けてみませんか。
    実に参考になることが多いです。

結論

天気予報アプリは科学的根拠に基づいた予測を提供しますが、現地の人が持つ経験的知識と組み合わせることで、より正確な気象情報を得ることができます。両者を補完的に活用することが、最も信頼性の高い気象情報を得る方法だと言えるでしょう。

台風や豪雨が予想される際は、気象情報をこまめにチェックし、
早めの行動を心がけましょう。


6. SNSで情報を共有する

防災情報や避難所の情報をSNSで共有し、
周囲の人々と情報を共有しましょう。


7. ウェルビーイングを意識する

ストレスマネジメントやマインドフルネスを取り入れ、
心身の健康を保つことも防災の一環です。

~ご参考~

- ハザードマップの重要性とその更新の必要性については、国土交通省の資料を参考にしています。
「わかる・伝わる」ハザードマップ のあり方について ~あらゆる主体に向けたハザードマップの更なる普及に向けて~

気候変動に伴う災害の激甚化・頻発化

自然災害の「犠牲者ゼロ」 を目指すための総合プラン

ハザードマップポータルサイト

できることから始める「気候変動×防災」実践マニュアル


最新のハザードマップを確認し、命を守る行動を実行することが、
私たちの未来を守る第一歩です。

防災の日をきっかけに、ぜひ行動を始めましょう。

内閣府・国土交通省・気象庁・各自治体のみなさま
日頃おつかれさまです。
是非、ハザードマップのリバイスと
今に適合したガイドライン策定で
命が失われてからではなく、
国民の安心安全を守るアクションをお願いします。

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この防災の日に、私たち一人ひとりができることを考え、行動に移しましょう。命を守るための7つの行動を実践し、安心できる未来を築くために、今すぐ行動を始めましょう。



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